ムーンライト 様々な問題が絡み合いつつ描かれているが、淡々としていて、ちょっと気を抜くと睡魔が…


【16うち試写会1】早起きして出勤前サーフィンしようと思う朝は多いのだが、起きた瞬間にスマホで波情報を見るまではするんやけど、布団から出るまでには至らない…、春眠暁を覚えず(-_-)zzz

 マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。

 ブラッド・ピットが製作陣に名を連ね、さまざまな映画祭・映画賞で高評価を得たドラマ、マイアミの貧困地域に生きる少年が成長する姿を、三つの時代に分けて追うという映画。
第89回アカデミー賞では8部門でノミネートを受け、作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚色賞を受賞したという作品ということで、それ以外の予備知識は全くなく鑑賞。


 「1.リトル」(少年期、シャロンのあだ名「リトル」、キューバ人のクラック・コカイン売人であるフアン(演:マハーシャラ・アリ)が自分とガールフレンドのテレサ(演:ジャネール・モネイ)が暮らす家へ連れて行く…)、「2. シャロン」(思春期、ティーンエイジャーとなったシャロンはいじめられる毎日を送っている、母ポーラ(演:ナオミ・ハリス)は薬物依存に陥り、ヤク代に困って売春婦として働いている…)、「3. ブラック」(青年期、大人になったシャロンは、アトランタで薬物の売人として暮らしており、「ブラック」との通り名で知られている…)の3幕構成となっている。


 イジメ、家庭内暴力、ネグレクト、麻薬、貧困、人種問題、LGBT…、様々な問題が絡み合いつつ描かれているが、ストリー展開は淡々としていて、ちょっと気を抜くと睡魔が…。
なんせ、ここから盛り上げたり感動させたりするような場面でも、そこへ至る前にプッツリと次のシーンへ切り替わってしまうので。
その手法が、ある意味、主人公の疎外感をリアルに伝えているのかも知れないが、自分的には、難しすぎる映画だった…。
ナオミ・ハリス、「素晴らしきかな、人生」とは真逆の役柄、あんなお母さん、やだ!

ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ 余韻がとても心地良い


【15うち試写会1】今年初めて当選した試写会はこの映画、今年、なかなか試写会当選しないのよ(ToT)

 高校生の森川ココネは家でも学校でも常に眠気に襲われ、ついウトウトと居眠りばかりしていた。2020年、東京オリンピックが間近に迫った夏の日、彼女の家族は事件に見舞われる。実は両親にはココネも知らない秘密があり、その謎を解く鍵は彼女の夢の中にあった。

 神山健治監督が手掛けたアニメーション、岡山県倉敷市児島を舞台に、瀬戸大橋のたもとののどかな町で暮らす親子の絆を、夢と現実を結び付けつつ描写するという映画。
いきなり近未来なのか過去なのかわからない、微妙にジブリ的な世界観の舞台で物語が始まるが、自分的にはどん引きしてしまったが…。


 いやいや、そこは導入部だけで、その後は少しずつ、夢と現実と物語が、並行して描かれるのではなく、少しずつ入り混じっていくというこの映画の描き方に馴染んできて、ちゃんと気持ちがお話しにのめり込んでいった。
と同時に、夢なのか現実なのかだんだんわからなくなっていった。


 緻密に仕組んだ少女の夢と現実の交錯という新しい技法、あとで理解することになるが、交錯しているヒントは最初からあちらこちらに散りばめられていて、物語の仕上げの当たりで、それらはすべてしっかりと回収。
そして最後の最後まで残る、ちょっと腑に落ちないって所も、最後のエンドロールを見ればすっきり納得、余韻がとても心地良い。

ラ・ラ・ランド 好みは分かれる気がするが、さすがのオスカー14ノミネート・6部門受賞作品だと自分は思った!


【14】3日連続で映画ネタ投稿、労働関係で、書きたいネタはあるのやけど、忙しくてじっくり書いてられない、17春闘がんばろっ。

 何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。

 デイミアン・チャゼルが監督と脚本を務めたラブストーリー、女優の卵とジャズピアニストの恋のてん末を、華麗な音楽とダンスで表現するという映画。
第89回アカデミー賞では「タイタニック」(1997年)、「イヴの総て」(1950年)に並ぶ史上最多14ノミネート(13部門)を受け、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(「City of Stars」)、美術賞の6部門を受賞し、作品賞受賞作品のコールの際のトラブルも含めて、とにかく映画界の話題を全てかっさらっていた作品。
でも「ミュージカル苦手やからな~」って思いつつ、休みの日の空き時間と上映時間が上手くはまったので鑑賞してみたら、評判に違わずいい作品だった!


 「プロローグ・冬」「春」「夏」「秋」「エピローグ・5年後の冬」の5部構成になってはいるが、それは時間の流れであって、季節感とストーリーとは直接関係がない(と思う)。
物語は古典的なサクセスストーリーであり恋愛ドラマ、そしてハリウッドの裏ネタと音楽がお話しの要素、ということでベタベタな定番ネタな訳。
そしてそのストーリーの切り口も美術も撮影テクニックも、あえて斬新でもなく、奇をてらったりもせず、大風呂敷広げるでもなく、といたって淡々としたもの。


 ミュージカルと言っても、台詞が唄っちゃう度合いが高いわけでなく、音楽のシーンもさほど多いでもなく…。
なんなんやろう、でも総合評価では、やっぱミュージカルやし、ドラマチックやし、素晴らしい演出やし、なんと言っても脚本が素晴らしい!
そして見終わってから、美術や撮影も素晴らしかったと気付く、という不思議、オスカー14ノミネート・6部門受賞は納得。
総合力なんやろうか…、そういえば「君の名は」でもこの不思議な感じがあったが。
エマ・ストーン、最初はいけてるとは言えないファニーフェィスっぷりやったのに、いつの間にか見とれてしまってたって点もとっても不思議。
そして忘れてはならない、ジョン・レジェンド、彼の存在がけっこう重要だったな。

ダーティ・グランパ あまりにもくだらなくて、呆れ果てた末に、ついつい笑ってしまう、という面白さ


【13】 1週間後に挙式予定のカタブツ弁護士ジェイソン(ザック・エフロン)は、祖母の逝去の知らせを受けて葬儀に参列する。彼は一人残された祖父ディック(ロバート・デ・ニーロ)に半ば引きずられるように、祖父母の思い出の場所フロリダへと旅に出る。ところが、ディックは40年ぶりの独身生活をエンジョイし、朝から酒浸りで葉巻を吹かし、ナンパに明け暮れ……。


 名優ロバート・デ・ニーロと、ザック・エフロンの共演で放つ痛快バディムービー、真面目過ぎる孫と奔放過ぎる祖父が旅に出て、行く先々で大騒動を巻き起こす様子を生き生きと描写するという映画。
結婚式の前にはちゃめちゃになるって設定が同様のあの「ハング・オーバー」シリーズをも超える、お下劣酔っ払い暴走系コメディ、孫のジェイソンがじいさんちに迎えに行くシーンから暴走開始、映画史上まれに見るひどい導入部!(爆)
じいさんと孫が織りなす「ほろ」っとさせるロードムーヴィーってテーマはよくあるけど、この映画は、「ほろっ」となんて一切させることなく(ここ「ほろっ」ポイントかと思いきやそこは必ず裏切られる)、全編これシモネタ炸裂のお下劣なギャグが満載で、とにかくむっちゃくちゃ!


 2016年「TIME」誌ワーストテン映画(3位)に選出されたそうだが、うんうん、ある意味うなずける!
まさにリアルTED、デ・ニーロの役名が“Dick”という名もそれ自体が下ネタ、ほんまデ・ニーロの怪演に開いた口がふさがらない、さすがや~。
このウルトラエロエロデ・ニーロの演技を、筋肉裸芸を含めて、懇切丁寧に…まともに受けるザック・エフロンもかなりの好演( ̄∇ ̄)プププ
あまりにもくだらなくて、呆れ果てた末に、ついつい笑ってしまう、という面白さなのだってのが正しいかも。 


 レノーアを演じるオーブリー・プラザもキレッキレで凄いと思ったけど、シャディアを演じるゾーイ・ドゥイッチも意外にもコメディエンヌの才能を発揮しまくっていた。
悪ノリ具合がハンパないこの映画、最後の最後まで気を抜けない、自分も歳食ったらフロリダにぜひ遊びに行きたい(笑)

アサシン クリード 宗教間の対立やファシズムの台頭によって混迷する国際情勢の今が投影されているように感じるのは、考えすぎ?


【12】 記憶を失った死刑囚のカラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、謎の施設に送り込まれ、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験させられる。祖先は、スペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシン(暗殺者)であり、禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る人物だった。


 世界的なヒットを記録したゲーム「アサシン クリード」を、新たなキャラクターとストーリーで実写映画化したミステリーアクション、遺伝子操作によって、スペインでアサシンとして活躍した祖先の記憶を追体験させられる男が、歴史に隠された謎に挑む姿を描くという映画。


 異端審問の嵐が吹き荒れた中世スペインより脈々と続くテンプル騎士団(中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会、正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」とアサシン教団(暗殺教団、イスラム教・シーア派の分派イスマーイール派(特にその一派ニザール派のシリアでの活動)に対する幻想的イメージに彩られた中世ヨーロッパ史料および東洋学、文学での呼称。神秘主義的カルト教団が存在し、彼らがアッバース朝、セルジューク朝とその諸アターベク政権、十字軍の要人らを狂信的に暗殺していったという伝説が根幹となる)の戦いを軸としたストーリー、「脈々と続く」というとこがポイントなのかも。


 ルネッサンス期の街中で繰り広げるパルクールが斬新であり、それ以上に高さを生かしたアクションと情景描写が素晴らしい。
DNAに書き込まれている祖先の記憶にシンクロするという設定も面白い。
とは言いながら、アクションを演じる俳優に説得力がなく、さらに掘り下げないせいで不完全燃焼なストーリー展開はなんだかなあ~やけど、3部作の序章ということやから、続編の展開に乞うご期待ってことか、でも観るかな~。
ゲームを基にした映画だとはいえ、宗教間の対立やファシズムの台頭によって混迷する国際情勢の今が投影されているように感じるのは、考えすぎ?

素晴らしきかな、人生 う~ん、あんま素晴らしくなかったかな、この映画


【11】 広告代理店の代表として成功してきたハワード(ウィル・スミス)だったが、愛する人を失ったのを機に仕事も私生活もままならなくなってしまう。やがて会社の業績も悪化し、社員たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)も気が気ではない。そんな中、ハワードは舞台俳優たち(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン)との出会いによって、少しずつ変化していき……。


 デヴィッド・フランケル監督が手掛けたヒューマンドラマ、愛する者を失い仕事も私生活も行き詰まった男が、クセのある舞台俳優たちとの交流を経て人生を見つめ直すという映画。
英題は「COLLATERAL BEAUTY」、美しさの見返り?美しさの裏付け?、ぶっちゃけ邦題は映画の内容とはちょっと違う気がした。
そして予告編の作り方は、恐ろしいほど映画の内容とかけ離れていて、自分は、勝手な思い込みかもしれないが、予告編のせいでぜったいにファンタジー映画だと思っていた。


 これだけ芸達者なキャストを集めながら、これといった見せ場もなく、またそれぞのキャストに感情移入もしにくく、ストーリーもなんとなく繋がりも悪く感じて、恐ろしいほどムダ使いしているような…。
まずテーマありきで物語が構成されたような印象が強くて、観ている方のお腹にきちんと落ちるかどうかは二の次かのようだ。
物語の落ちも、そしてラストのシーンも、そりゃないやろ~っ!


 マデリーンを演じるナオミ・ハリスの脚が綺麗すぎる!

王様のためのホログラム ハートウォーミングな展開やったのに、なんでやろ、途中から…


【10】本日は、私鉄総連「第58回私鉄バスのうたごえ」~うたおう想いを込めて スクラム組んで 集おう青年女性~@浅草公会堂→浅草の観光バス乗車場、渋滞緩和のために2月から本格実施、10分間の待機時間を事前予約するシステムだが(有料)、さほどトラブルなどはなくスムーズに運用できてるとのこと視察@東武浅草駅前→日本バス協会にて「働き方改革」についての政策議論→奨学金制度の拡充を求める2.28院内集会~有利子から無利子へ 貸与から給付へ~@衆議院第一議員会館。

 大手自転車メーカーの取締役を解任され何もかも失ったアラン・クレイ(トム・ハンクス)は、何とかIT企業に再就職する。早速出張を言い渡された彼は、祖国から遠く離れたサウジアラビアのジッダにやって来る。アランはまな娘の大学の学費を稼ぐためにも、何とかして国王に最新鋭のテレビ会議システムである「3Dホログラム」を売り込もうとするが……。


 デイヴ・エガーズの著書「王様のためのホログラム」を映画化した人間ドラマ、がけっぷちの主人公が見知らぬ土地で奮闘するものの、異文化の中で次から次へと災難に見舞われる様子が、笑いを交えて描かれるという映画。


 最初はイスラム文化に戸惑いばかりってのを軸にしたハートウォーミングな展開やったのに、なんでやろ、途中から、何を語りたいのかさっぱりわからなくなった。
映像的にも、脚本的にも、お話しの根っこ的にも、役者も、けっして駄目ではないのに、なんでこんな仕上がりになったのか…、ものすごく残念。
なんで、終盤、気持ちの悪さげなラブストーリーにしたんやろ、ってことで、いや、それはそれとしていいんやけど、トータル的にどん引きや。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 多様化を許さない気配が日々濃厚になるアメリカに対するティム・バートン流の…?


【9】働き方改革実現会議で、長時間労働是正のための新制度案が議論されているが、自動車運転者の労務改善基準告示の取り扱いがどうなるのか気になるところだが…、今、連合内の車偏組織でも、政策がバラバラ(汗)

 少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こるが……。

 ランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」を実写化したファンタジー。奇妙な子供たちが暮らす屋敷を訪れた少年が、彼らに迫りつつある危険と自身の秘めた宿命を知るという映画。
英題は、MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN、ティム・バートンらしいシュールでファニーなダーク・ファンタジーで、バートンらしさ全開!


アルマ・ルフェイ・ペレグリン(エヴァ・グリーン)、屋敷の女主人として、厳しくもあたたかく「奇妙なこどもたち」を養う。「インブリン」と呼ばれる特殊能力を持った女性で、ハヤブサ(英語名:ペレグリン・ファルコン)に変身し、時間を操る能力を持つ。
エマ・ブルーム(エラ・パーネル)、空気より軽く宙に浮くことができるが、飛んでいってしまわないよう、足かせ代わりの鉛の靴を履いている。風を操る能力を持ち、また水中で呼吸したり泡を作ったりできる。
イーノック・オコナー(フィンレイ・マクミラン)、降霊術を行い、無生物へ一時的に生命を吹き込む能力を持つ。
オリーヴ・アブロホロス・エレファンタ(ローレン・マクロスティ)指から火を放つ能力を持ち、イーノックと仲がいい。触れた物を焼き払ってしまわないよう、肘まである手袋を着けている。
ミラード・ナリングス(キャメロン・キング)、透明人間の男の子。服を着ていないときは喋らない限りどこにいるか全くわからない。
ブロンウィン・ブラントリー(ピクシー・デイヴィーズ)、最年少で、怪力の持ち主。
フィオナ・フラウエンフェルト(ジョージア・ペンバートン)、植物を操り、育てる能力を持つ少女。
ヒュー・アピストン(マイロ・パーカー)、お腹の中にハチを飼っている少年。
クレア・デンスモア(ラフィエラ・チャップマン)、頭の後ろにも口があり、食事の時には鋭い歯を持つこの口を使う。
ホレース・ソムナッソン(ヘイデン・キーラー=ストーン)、片眼から自分の夢(予言となることもある)を投影することができる。紳士の装いをしている。
双子(ジョゼフ & トーマス・オドウェル)、常に仮面を被った双子の男の子。能力は意外なところで明らかとなる。


 映像も美しく、物語のテンポも快活で、闇を愛したバートンにしては妙に明るいのが気になるが、ちょっと怖くて奇妙なのに、とってもキュートで、登場人物のキャラ設定、そしてキャスティングが素晴らしすぎる映画で、余韻でしばし呆然となった。
多様化を許さない気配が日々濃厚になるアメリカに対するティム・バートン流の「NO」なのかもしれないのかと思うのはうがち過ぎ?

沈黙−サイレンス− 映画の最後の音響演出が余韻を残す、静寂に満ちた162分


【7】予告編を初めて観た瞬間に、この映画は絶対に劇場で鑑賞しなくてはいけないと思ったこの映画。

 江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の協力で日本に潜入する。その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い……。

 遠藤周作の小説「沈黙」を、マーティン・スコセッシが映画化した歴史ドラマ、17世紀、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期の日本を舞台に、来日した宣教師の衝撃の体験を描き出すという映画。


 当時の幕府(今で言うなら政府)の、切支丹への弾圧のすさまじさに目を背けたくなる。
不寛容な「沼地」は、何も江戸初期の日本ばかりではなく、いや、今、日本が、世界が、この不寛容な沼地にどっぷりと浸食されている。
そのことを考えると、これは過去の宗教弾圧・切支丹弾圧を描いただけものではなく、まさに現代に対しての警鐘的な作品であり、製作側の都合があったらしく、大幅に完成が遅れたそうだが、しかし、だから今、この映画が完成し上映されていることは、誰の導きなのか。


 さらに、キリスト教が真であり正義だという価値観については、とやかく言うつもりがないが、神(先祖・自然)を崇め、仏に教えを請い、キリストにすがるという(大雑把すぎる表現ではあるが)、世界的にも希有な、「日本人が信心しているのは日本教」とも言える日本人の宗教観について、宣教師の苦悩を通して触れられていたという、タブー的な示唆もあったことに驚き。


 映画の最後の音響演出が余韻を残す、静寂に満ちた162分だ。

ドクター・ストレンジ 先端科学よりも魔法的でかなり東洋的なってことで、ちょっとマーベルらしくなくて、興味深いパターン


【8】水曜からの広島出張から、大阪に戻り孫と金曜から日曜まで3日間過ごし(金曜は休暇)、本日は京都と滋賀での仕事。
それを終えて小田原まで帰ってきたら、強風で東海道線が動いとらん!
運転再開の見通しと言うことで、ベンチに座って本を読みながら30分ほど小田原駅まで待つ、ベンチに座れない人はアナウンスを信じて6番線で電車を待ってはったら、入線直前で「5番線になりました」とのことでホームは大混乱。
そして入線してきたら、15両編成ではなく、まさかの10両編成で、11~15両の乗車位置で並んでいた人たちは、さらに大パニック…、大混乱や~、ま、平塚に帰って来れて良かったよ。

 ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。


 ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えたヒーローアクション、事故で両手が思うように動かせなくなった天才外科医の姿を描き出すという映画。
とにかく映像の面白さに驚愕、都会の街並みが変形し、重力が変化する、「インセプション」ばりの歪みスペクタクルに圧倒される。
まるでエッシャーのだまし絵、メビウスの輪、この世界観を描くには、今の、最先端のCG技術を待たなければ、表現出来なかったのかもと思う、ほんま映像がすごい。


 「わたし失敗しないのです」ってな医者、天才的やのにかなり鼻持ちならんやつ、そんなすごいのにちょっとどっか欠陥ある的な人間がヒーローになるのはマーベルのお約束。
しかし、そのヒーローになる課程が、先端科学よりも魔法的でかなり東洋的なってことで、ちょっとマーベルらしくなくて、興味深いパターン。
鍛錬は少林寺拳法ちっくやし、宇宙観は仏教的やし、技はハリポタ的で、細かいコンセプトは藤子不二雄の世界、どこでもドア~っ、あり??(笑)


 善をなすにはちょっとくらい悪も必要という柔軟な考え方に対し、ヒステリックに善を追求する側、さてどっちがアホに見えるってな図式が、鍵のようだ。
これがさらに続編に続くようだ、アベンジャーズとの絡み方が楽しみであれ、不安でもあるが、とにかく、まだまだあるで!
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