LION/ライオン ~25年目のただいま~ 幼少期のサルーを演じたサニー・パワーが素晴らしすぎ


【19うち試写会1】予定が変わって、明日のメーデー中央集会は出ずに、今夜、大阪に戻ります。

 オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー(デヴ・パテル)には、隠された驚愕の過去があった。彼はインドで生まれ、5歳のとき迷子になり、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子に出されたのだ。成人し幸せな生活を送れば送るほど、インドの母と兄への想いは募る。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そしてあの日言えなかった“ただいま”を伝えるため、サルーは家を探し出すことを決意する。おぼろげな記憶とGoogle Earthを手がかりに、1歩ずつ近づくことに記憶のカケラが少しずつ蘇り、次第にこれまで見えなかった真実が浮かび上がってくる……。

 イアン・カニングが製作に名を連ねた実録ドラマ、幼少時にインドで迷子になり、オーストラリアで育った青年が Google Earth を頼りに自分の家を捜す姿を追うという映画。
原題はシンプルに「LION」、この邦題は、ダサすぎるしネタバレしすぎで最悪だ。
なお、LIONの意味についてはエンドロールのあたりで、さらっと説明される。


 こういう映画って、過去と現代をシンクロさせていきながらストーリーが進むというのが多いが、この作品では、前半は幼少期の、母と兄妹との暮らしぶり、兄とはぐれてしまいノンストップで回送列車で遙か遠くのカルカッタまで運ばれてしまうシーン、孤児となって都会を流離うシーン、引き取られた施設での生活、そしてオーストラリアでの生活までのシーンが、淡々と描かれている。
そして後半に入っての何不自由ないオーストラリアの生活から、突然に、彼がインドの母と兄への想いを馳せるきっかけとなるシーンがあって、そこからは彼の葛藤とふるさとの地を特定させるための苦労がさらっと描かれて(いや、ちょっとぐだぐだかも)、そして最後のほんの少しの時間を使ってのクライマックス。


 幼少期のサルーを演じたサニー・パワーが素晴らしすぎて、物語は絶対にはずさない感動ものだが、その感動度合いを数段上げてしまったのは彼の演技で間違いなし。
逆に青年期を演じたデヴ・パテルが、せっかく上がった感動度合いを何段か下げたかもってのは皮肉。
第89回アカデミー賞では、作品賞、助演男優賞(パテル)、助演女優賞(キッドマン)、脚色賞、撮影賞、作曲賞の6部門にノミネートされたが、受賞は逃している。(作品賞ならムーンライトよりこっちの映画の方がいいけどな~)
デヴ・パテルが助演男優賞ノミネートなのに、主演男優賞にサニー・パワーがノミネートされていないのが不思議かも。
サルーの恋人であるルーシーの葛藤を演じるルーニー・マーラ、サルーの養母スーのぶれない心を演じるニコール・キッドマン、さすがだ!
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