永遠の0 2Hドラマ(中身60分)で良かったかな。

【今年1本目】 妻と約束していたので今年最初の映画はこれになった、ファーストディで109シネマズ湘南。
元旦のテラスモール湘南はすっごい大賑わい、孫への買い物をしたり、あらと&うっちーとこの王子への出産祝いをむちゃくちゃ思い入れ込めて(妻には「それでええのん?」っと言われながら)購入し、などなど次世代育成モードな我が夫婦は、この映画を観た。
(ちなみに、この映画が「よかった、感動した!」って方とは、きっと違う見方をした感想になってますので、この先は読まないで下さい)
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。
原作「永遠の0 (講談社文庫)」は未読、国のために命を捧げるのが当然だったと言われる戦時下の日本、そんな時代の中で、命を大切にするという道徳的思考により積極的に空戦に参加しない事も相まって「臆病者」と呼ばれていた零戦乗りにスポットをあてて、新しい切り口で当時を描く作品だ。
岡田准一の迫力ある演技が素晴らしくて、彼の存在によって、この作品はなんとか映画らしくなったが、無理に映画にしないで、終戦記念日か真珠湾攻撃の開戦の日あたりのテレビ特別企画ドラマで良かったかも知れないというのが自分の感想だった。

孫の健太郎と慶子を使って過去を掘り下げるという手法、別に悪くはないけど「泣かしたるねん」ってことがあからさまで、この狂言回しに感情移入出来るか出来ないかでこの映画の評価が決まってしまうと自分は思った。
原作の構成に忠実とは言え、尺が限られている中で、映画化するのにあえてこんな、下手すりゃ陳腐になるややこしい手法を使ったのか、監督の意図を推し量らなくてはいけないのだけど。
ましてやそもそも、凄腕のゼロ戦乗りでありながら、卑怯者と誹られても、「娘に会うまでは死なない」と松乃との約束を守り続けていた宮部は、なぜ特攻に志願したのか?
「海軍航空隊一の臆病者」「何よりも命を惜しむ男だった」と罵られ続けられてきたのに、なぜ敗戦濃厚な終戦間近のあのときに、なぜ特攻に。
ここをどう解釈したらいいのか、この点についても、上手く咀嚼しないといけない。

学徒出陣で予備仕官となった教え子たち、彼らを戦地に送りたくなくて、特攻要員にしたくなくて、教官であった宮部は及第させない。
しかし宮部の意に反して、やがて彼らは零戦搭乗員となり彼の部隊に配置され、特攻隊員に志願していくが、宮部は彼らを守ることも出来ず、若しくは特攻を成功させてやることも出来すに、むざむざと犬死・無駄死させてしまう。
そしてかつて命懸けで自分を助けようとした井崎が再び前線に還って来、そして特攻に志願してしまう…
松乃と清子の元に帰ることを宮部はなぜ今更断念したのか、景浦(新井浩文)と井崎(濱田岳)がここの所を語っているのだけど、しかし言葉足らずの描写足らず、これでは宮部の気持ちの変化がすとんとお腹に落ちない。
さらに宮部の心理を捕らえるのにややこしくさせるのが、宮部はそもそも妻と娘を託すのはなぜ井崎だったのか、なぜ井崎という他人に二人を託して幸せにして貰うという不確かな手段を選んだのか、そしてその手段は調子が悪い機体に井崎を搭乗させることであり、その機が思惑通り不時着して井崎は帰還しそして無事に復員する、そして井崎は残された松乃と清子のところへ行き、いつのまにかまんまとちょこんと収まってしまう…。
様々な偶然が重なって、エンディングとなってしまう、もちょっと確固たるものが無ければ、ちょっと困る。。

零戦、零戦などの空戦や海戦の戦闘シーン、艦隊や戦闘機、そしてラバウルなど当時の戦場や基地、CGやVFXが素晴らしく、そしてこれまでの数々の映画とは比較にならないほど、究極の出来だったゼロ戦のリモデリング。
これらを徹底的に活かして、自分としては、映画としての尺の範囲内でこの原作を映画化するのなら、徹底的に当時の映像だけでリアリティを追求して描き切ればいいのではないかと思った。
孫たちや生き残った零戦搭乗員たちに、蛇足的な演出で空々しく語らせるまでもなく、だ。
主題歌であるサザンオールスターズの「蛍」は、映画の内容とはリンクさせてもさせなくても素晴らしい楽曲だった。
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永遠の0
命を生む零。
永遠の0/岡田准一、三浦春馬
百田尚樹さんの同名ベストセラー小説を岡田准一さんの主演で『ALWAYS』シリーズなど手がけてきた日本のVFXの名手・山崎貴監督が映画化した作品です。今夏に零戦開発者の堀越二郎さん ...
永遠の0
百田尚樹の同名小説の映画化。
監督は山崎貴
主演は岡田准一。
この小説の主人公、
宮部久蔵を演じます。
孫の健太郎には三浦春馬。
井上真央、染谷将太、新井浩文、濱田岳等が共演。
健太郎(三浦春馬)が血のつながった
祖父である宮部久蔵(岡田准一)が、
な...
永遠の0
永遠の0@イイノホール
『永遠の0』
□作品オフィシャルサイト 「永遠の0」□監督 山崎 貴□脚本 山崎 貴、林 民夫□原作 百田尚樹 □キャスト 岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田 岳、新井浩文、染谷将太、 三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中 泯、山本 學、風吹ジュン、 ...
生きねば!『永遠の0』
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを実写版映画化した作品です。
永遠の0
2013/12/21公開(2013/12/10試写) 日本 144分監督:山崎貴出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、風吹ジュン、平幹二朗、橋爪功、夏八木勲
[Story]祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父...
『永遠の0』 2013年12月7日 東宝試写室
『永遠の0』 を試写会で鑑賞しました。
面白い映画でした
戦争ってなんだろうと考えてしまいますね。
【ストーリー】
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ち...
「永遠の0」みた。
年末にふさわしい大作映画だった。『男たちの大和』あたりからか、日本の戦争映画もずいぶんと趣きを変えてきているように感じていたが、この作品も、この時代に精いっぱい生きた歴史的には名もなき兵士の生き様と彼
劇場鑑賞「永遠の0」
心に、生き続ける…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201312210001/
【送料無料】永遠の0 [ 百田尚樹 ]価格:920円(税込、送料込)
【送料無料】【コミック・書籍全巻セット】【3倍】永遠の0(コミック版) 1-5巻セット [ 須本壮...価格:3,240円(税込...
映画『永遠の0』観たよ〜ウゥッ・・・(´;ω;`)
わはは。
公式HPで自分の名前入りのポスター画像が作れるっていうんでやってみた♪
ま、そういうことです。
原作で
さんざん泣いたので、
まともに作っていれば絶対泣いちゃうってわかっていたので、
映画が始まる前からハンカチ用意してました。
隣の人もズルズルと泣いてましたよ。
いい作品に仕上がってました。
VFXで評価の高い山崎監督ですものね。
迫力のある...
映画 永遠の0
JUGEMテーマ:映画館で観た映画 
 
ゼロ戦が旋回する姿や航空母艦が水上を走っている姿は
 
美しかった。そして宮部久蔵の人物像を追って行って判った事実は悲しいものでした。そして、祖母松乃と清子を支えた賢一郎や景浦が
 
宮部久蔵の遺志を継いで?行ったことは、感動しました。...
永遠の0
これは戦争ものじゃなくて、ヒューマンドラマでしょうね。
司法試験に落ちて進路に迷う健太郎は、祖母の葬儀の日に驚くべき事実を知らされる。実は祖母にはなくなった夫がいて再婚だったというのだ。 本当の祖父の名前は、宮部久蔵。60年前の太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻攻撃により帰らぬ人となっていた。やがて宮部の事を調べていくに連れて、彼の生き様と真実に直面する事になるのだが…。...
映画「永遠の0」を観ました!!(2013-20)
映画「永遠の0」を観ました!!息が出来ません!!
永遠の0〜脱力低空飛行
太平洋戦争版黒田官兵衛?
公式サイト。百田尚樹原作、山崎貴監督。岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、 ...
永遠の0
先に観に行った甥っ子(小学六年生)が絶賛していた『永遠の0』を観てきました。
★★★★★
戦争を知らない世代の日本人に命の尊さと戦争の愚かさを改めて訴え掛ける、とても大切なメッセージのこもった映画です。
こんな命の礎の上に戦後反映した国家の総理大臣が、散って...
ショートレビュー「永遠の0・・・・・評価額1650円」
60年後に、届いた想い。
実に見応えのある、堂々たる力作である。
百田尚樹の原作はだいぶ前に読んだが、なんと文庫本のベストセラー歴代1位を更新する大ヒット作となったらしい。
長大な原作の映像化がどうあるべきか、おそらく既読者は色々言いたい事も多いだろうが、私としては一本の映画として脚色のバランスも良く、山崎貴監督の作品としてはベストと言って良い仕上がりだと思う。
現代と過去を行き...
永遠の0
評価:★★★★☆【4,5点】(P)(10)
映画のラストで冒頭の葬儀シーンの重さを知ることに。
永遠の0
130万部の同名の大ヒット小説の映画化。本日二本目。そして、今年(2013年)最後の作品です。
実は(と言うか、当然に)原作も読んでいて、今回の映画鑑賞のために再読してみました。泣きました(苦笑)。
その原作の感動がどこまで、映画で描かれていたtかというか、う〜...
永遠の0
最後の所は蛇足かな。
『永遠の0』
生かされている命。それは永遠に続く。
宮部久蔵少尉の物語だけが特別ではない。日本の未来を憂い、信じた成果も挙げられずに散っていった多くの英霊たち全員にこのような語り継 ...
永遠の0 監督/山崎 貴
【出演】
岡田 准一
三浦 春馬
井上 真央
【ストーリー】
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵の存在を聞いた佐伯健太郎。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛...
『永遠の0』 (2013)
語り継ぐべき特攻隊員の遺志!
歴史を語り継ぐ意義、その中から浮かび上がる「生きろ!」というメッセージが心に届く良品であった。
本作は、いまや売れっ子作家となった百田尚樹のデビュー作となる同名ベストセラー小説の映画化。何度か別稿でも記したが、百田氏は『...
「永遠の0」祖父の生きた足跡を知った先にみた生き抜く努力の先に本当に守るべき者たちの姿がある事を残された人たちに継承していた
「永遠の0」は2004年に祖母を亡くした孫の娘と息子がかつて祖母の夫であった祖父の太平洋戦争での足跡調べていく事でかつて祖父がどんな人物であり、何を託して行ったのかを知 ...
『永遠の0』を新宿バルト9シアター9で観て、イビツだとしても好きよふじき★★★★(ネタバレあり)
五つ星評価で【★★★★おそらくイビツな映画】
ラストについてのネタバレがあります。
原作未読。
これには泣かされる。
でも、私はひねくれ者だから、
映画としては変な作 ...
永遠の0 (試写会)
臆病者の戦闘機乗り公式サイト http://www.eienno-zero.jp12月21日公開原作: 永遠の0 (百田尚樹著/講談社文庫)監督: 山崎貴 「リターナー」 「ALWAYS 三丁目の夕
永遠の0 ★★★★★
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『ALWAYS』シリーズなどの監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と呼ばれたパイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。主人公の特攻隊員役に...
『永遠の0』
映画館で泣いちゃった。
でも邦画にありがちな重い病気か人死にで泣かせるタイプじゃなかった。
そもそも特攻隊っていうあざとく狙っていけば幾らでも涙を搾り取れる題材なのに結 ...
「永遠の0」☆青い空に泳ぐゼロ戦
今年の本屋大賞で話題の百田尚樹原作のベストセラー小説「永遠の0」だから、気になっていたのだ。
とはいえ、ジャニーズアイドルとイケメン若手俳優の起用では、期待も薄いなぁーと思っていたのも正直なところ。
ところがっ!!こんなにいい映画だったとはっ!
[映画まとめ語り 『ハンガーゲーム2』『プレーンズ』『永遠の0』(時間無くマジ寸評)]
☆・・・『ハンガーゲーム2』
面白かった。
独裁国家が、自国の統治を畏怖の念で盤石にするために、1年に一回、選ばれた国民の殺し合いのゲームを行う中での、それに選ばれたヒロインの物語・・・、の前作で勝ち抜いてからのその後の続編。
前半は、なかなか肝...
永遠の0
司法浪人の佐伯健太郎(三浦春馬)は、祖母松乃の葬儀で、賢一郎(夏八木勲)が実の祖父ではないことを知る。
本当の祖父は、太平洋戦争で特攻により戦死した宮部久蔵(岡田准一)であると教えられた健太郎は、姉の慶子(吹石一恵)に、宮部について調べてみようと誘われ、かつての戦友たちを訪ねることになる。
百田尚樹のベストセラー「永遠の0」を映画化。
国のため死ぬことが当たり前になっていた...
期待していたんだけどなあ…(ソードアート・オンラインとか魔女っこ姉妹のヨヨとネネとか)
明けましておめでとうございます! 今年も宜しくお願いします。本年もアニメ、映画(あと、今年は大河を見る予定)などの感想を書いていくつもりです。相変わらず更新はダラダラ ...
永遠の0
試写会で観ました。原作未読、サザンの曲が流れる予告でもうお腹いっぱいで、映画はそこまで感動しないんだろうなとちょっと冷めた状態だったんですが・・・すごく良かったです!感動しました。ウルウルなりっぱなしでした。祖母・松乃の葬儀で実の祖父の存在を知った健太...
「永遠の0」 戦争を語り、戦争を聞く
太平洋戦争が終結し、すでにもう65年以上の月日が経っています。 あの戦争を経験し
永遠の0
2013年12月26日(木) 20:40~ 109シネマズ川崎1 料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認 木村ヤマト以来の汚名返上 『永遠の0』公式サイト JAZZ WITH KAZZの小林和仁氏が、決して認めない山崎貴。ドラえもん最終話(素人作)の盗作疑惑もある(主張者は俺)「ジュヴナイル」の頃から、俺は買っているのだが、ヤマトでへくり、三丁目の夕日の3作目もい...
『永遠の0』('13初鑑賞106・劇場)
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
12月21日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 12:45の回を鑑賞。
【永遠の0】語り継ぐ物語
永遠の0 監督: 山崎貴 出演: 岡田准一、三浦春馬、夏八木勲、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、風吹ジュン、平幹二朗、橋爪功 公開: 2013年12月21日 2013年12月25日。劇場観賞。 原作は百田尚…
コメント
うーん…
私は原作読んだけど、ひさぴの映画への感想と同じ感想でしたわ…
この題材で泣かせようとするのがイヤですわ。
せっかくの岡田君なのに~(T_T)
この題材で泣かせようとするのがイヤですわ。
せっかくの岡田君なのに~(T_T)
No title
こんちは。
この設定はなさそうだな、とは思いながら岡田くんの演技の巧みさに泣きましたね。
宮部が井崎を選んだのは、あくまで理屈の話ですが自分が他者を死に差し出しているのに、井崎は他者(宮部)を救った経験があるという点だと思ってます。罪の呵責でボロボロになっていた宮部は多くの同胞を血で染めてきた自分の手で子供を育てるよりも、未来に向けて、いい事をやりたいと明言できる汚れてない井崎に次を託したかったのではないかなどと思います。
この設定はなさそうだな、とは思いながら岡田くんの演技の巧みさに泣きましたね。
宮部が井崎を選んだのは、あくまで理屈の話ですが自分が他者を死に差し出しているのに、井崎は他者(宮部)を救った経験があるという点だと思ってます。罪の呵責でボロボロになっていた宮部は多くの同胞を血で染めてきた自分の手で子供を育てるよりも、未来に向けて、いい事をやりたいと明言できる汚れてない井崎に次を託したかったのではないかなどと思います。
なぜ久蔵は死んだのか
こんにちわ、相木悟のTRから来ました。ほぼ同感です。私の映画評は1/8に書きましたが、最近50億の大ヒットと聞き、原作が本当に酷いものと知り日本人の劣化ぶりに悲しく思っています。大事な点は、主人公久蔵が死んだ理由は映画でも不明だという事だと思います、であれば感動したり泣く理由もないはずののです。観客が泣くのは「映画で感動したい」「他の人が泣いたそうだからそうに違いない」という観客が自発的に自分自身をだます行為でしょう。(だって誰でも1800円払ってツマラナイでは嫌ですから)
映画製作側は意図的にそれを使って特攻を美しく感動的に見せたという事でしょう。なぜなら論理的にはこの映画は特攻を褒めていない、しかし情緒的には絶賛だから(私の1/16参照)です。もし映画が台詞で言うように特攻をけなすなら、命を大事にする主人公がいかに特攻をやめさせようと努力する話になるでしょう、それがまるで逆です。これを特攻の美化と言わずしてなんというのか?これがまったく理解されないのが情緒の恐ろしさですね。
映画製作側は意図的にそれを使って特攻を美しく感動的に見せたという事でしょう。なぜなら論理的にはこの映画は特攻を褒めていない、しかし情緒的には絶賛だから(私の1/16参照)です。もし映画が台詞で言うように特攻をけなすなら、命を大事にする主人公がいかに特攻をやめさせようと努力する話になるでしょう、それがまるで逆です。これを特攻の美化と言わずしてなんというのか?これがまったく理解されないのが情緒の恐ろしさですね。