モヒカン故郷に帰る ほっこりムービーじゃけぇ


【13 うち試写会4】これっぽっちも興味がなかったが、せっかく試写会当たったし観るか~って感じの鑑賞だったのに、これはよかったぞ~!

 プロのバンドマンになるべく東京で活動していた永吉(松田龍平)は、付き合っている由佳が身ごもったことを報告するために数年ぶりに広島の島へ戻ってくる。頑固な父親・治(柄本明)は息子の永吉につっけんどんな口調で接するが、内心はうれしくてその夜、島民たちを誘って大宴会を開催。しかし、宴会の最中に治が倒れ、がんであることが発覚し、余命宣告を受ける。永吉は父親の喜ぶ顔が見たいと奮起するも、なかなかうまくいかず……。

 沖田修一が監督と脚本を担当し、数年ぶりに故郷に戻った売れないバンドマンが余命わずかの父親のために奮闘する姿を描くコメディードラマ。
いやいや、コメディやない、泣けるお話しのはず、しかし計算尽くされつつもわざとらしくないセンスよい笑いが随所に散りばめられ、勘所を押さえた役者さんたちの真面目な演技が笑いを誘い、そこに広島弁がぴったりマッチして、ほの辛いながら大笑いな家族映画ができてしまった、けぇ。


 キャストは、デスメタルバンドのボーカル田村栄吉を演じる松田龍平、矢沢永吉に心酔する父田村治を演じる柄本明、母田村春子を演じるもたいまさこ、弟田村浩二を演じる千葉雄大、そして栄吉の彼女由佳を演じる前田敦子、ほかにも役者さんいるけど、基本的にこの5人だけのドラマ。
この5人の演技が、いい具合にそれぞれ絡まって、すべての場面がしっかり意味あるものとなっていく。
数々の伏線があるのだけど、映画が終わる頃には、そのすべてがきちっと回収されて活かされていくし、そして笑いや涙の相乗効果を発揮していく。
千葉雄大がベテランにちっともひけを足らず、前田敦子も演技か地かわからんがいい味を出していた。
また、役者以上にこの映画を素敵な作品に引き上げたのは、ロケ地となった瀬戸内海に浮かぶ島の住人たちの素朴な演技、老若男女、みなさん、芸達者すぎる~。


 広島が生んだグレートヒーロー矢沢永吉Love、広島東洋カープLoveにあふれたこの映画、どんだけ広島やの~ん!
しかし監督は、愛知県生まれの千葉育ちらしく、まったく広島には縁がないというから、そこも妙。
エンディングロールで流れる細野晴臣さんの「MOHIKAN」も染みるんじゃけぇ~ん!
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