007 スペクター 「あり得ん」を見せつけられ続けて、正直、うんざりだった


【67 うち試写会14】今日は品川に出勤してから、東海道線にて平塚を通り越して、午後からは箱根登山線の箱根板橋にて仕事、うっかり平塚で降りてしまいそうになった。
熱海温泉や箱根の方が近いという平塚から、都内に通勤している自分って、単身赴任先の居所の選び方に、どうも勘違いがあるってことを認識する事例。

ボンド(ダニエル・クレイグ)は、少年時代の思い出が詰まった生家“スカイフォール”で焼け残った写真を受け取る。彼はM(レイフ・ファインズ)が止めるのも無視して、その写真の謎を解き明かすため単身メキシコとローマを訪れる。死んだ犯罪者の妻ルチア(モニカ・ベルッチ)と滞在先で巡り合ったボンドは、悪の組織スペクターの存在を確信する。

 ダニエル・クレイグ版ボンド4作目となるシリーズ第24弾、前作同様サム・メンデス監督がメガホンを取り、新たなる敵スペクターとボンドの死闘を描くという映画。
崩れ落ちるビルからの脱出劇や、大群衆の頭上を駆け巡るヘリコプター内での肉弾戦、メキシコを舞台にしたオープニングのシーンは007らしくど派手で絶好調、いきなり釘付けにされたのだけど…。
その後の展開が、どうも地味でわくわく感がなく、シリアス路線が前面に出すぎ、お話しの説得力もなかなか見えてこなくもたもた。


 場所移動が多くて、しかし展開していくわけでもなく、どうもストーリーや時間の繋がりがスムーズでない。
最強の敵だと言われても、どうも迫力もスケール感もリアリティもなくて、どうもせこい。
Q課が009のために300万ポンドの費用をかけ製造したということになっている007の駆るアストンマーチン・DB10と、Mr.ヒンクスが駆るジャガー・C-X75のカーチェイスは、車の迫力も相俟ってかなり手に汗握ったが、でも偶然性に頼りすぎて、「ありえねー」ってだんだん白けてきたし。
そして、様々場面で、ボンドが生きているのはたまたま偶然であって、ほんとなら何度も死んでるはずだし、何度も殺されてるはず、もうちょっとどうにかならんか、リアリティ。


 ボンドガールは、ルチア・スキアラを演じるモニカ・ベルッチと、マドレーヌ・スワンを演じるレア・セドゥ、ボンドにいとも簡単に口説き落とされるのだけど、そこもなんかリアリティがなさ過ぎて…。
148分もの長い尺のあいだ、ずっと、「あり得ん」を見せつけられ続けて、正直、うんざりだった。
ダニエル・クレイグ版ボンドで切り開いていたと思ってた新スタイル007、それがどうも中途半端に従来のスタイルを踏まえすぎてしまって、こうなってしまったのか…。
今のヘンテコになっている007シリーズやM.I.を揶揄するかのように、キングスマンやコードネーム U.N.C.L.E. が、古き良きスパイ映画の良さを徹底的にこだわっていい味を出している昨今、さてさて、この後は、どっちを目指すのかな~。

 オープニングテーマのサム・スミスが唄う「Writing's On The Wall」、けっきょくこれがこの映画の一番の魅力?
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