ヴィンセントが教えてくれたこと 絶対に隣人にしたくないクソじじいなんだけどね~


【46 うち試写会10】 アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセント(ビル・マーレイ)は、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバー(ジェイデン・リーベラー)の世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。

 人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。
原題は「ST. VINCENT」、St.(Saint=聖人)がこの映画のクライマックスなんだけど、邦題ではあえてそこは隠している。
言ってみればストーリーはよくある世代間友情ものの年の差バディムービーなのだが、この映画はひと味違う。


 冒頭ではヴィンセントが、いかに嫌なやつかってことが、さくっと描かれるて、一瞬にして絶対に隣人にしたくないクソじじいだってことがわかりすぎるくらい伝わる。
そんな懲りないひねくれ不良オヤジを演じさせたら天下一品のビル・マーレイ、型にはまらない不良老人の美学、さすがだ~。


 ヴィンセントの妻のこと、オリバー (ジェイデン・リーバーハー)の転校先でのこと、妊娠しているコールガールダカ(ナオミ・ワッツ)の出産、隣人マギー(メリッサ・マッカーシー)の親権離婚訴訟など、淡々としたエピソードの積み重ねで無駄なく描かれてく。
ヴィンセントもいろいろなことを抱えているし、彼を取り巻く人々にもいろいろなことを抱えている。
見終わってみると、オリバーと同じ視点で、ヴィンセントという一人の人間の奥深さや複雑さに魅了されてしまい、このクソじじいが、どういうわけかチャーミングに見えてくる不思議な映画。
しかしナオミ・ワッツってダイアナ妃から売春婦まで、なんでもやるね~。
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