アメリカン・スナイパー クリント・イーストウッド監督が描く反戦映画


【10 うち試写会1】Yシャツ12枚アイロン掛け完了、向こう2週間+αはこれで大丈夫。
出勤時に出して、退勤時に引き取れるクリーニング屋さんが、部屋から駅までの通勤ルート近辺になくて、週末は週末で仕事や帰省や出張や波乗り遊びのコラボとかで、うまく引き取りが出来るかどうかわからんことが多い状況で、やむなく自分でアイロン掛け、 単身赴任者って、みんな、Yシャツ、どうしてるんやろう?

 イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。

 アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであった彼が、イラク戦争で数々の戦果を挙げながらも心に傷を負っていくさまを見つめるという作品。


 スリリングな冒頭に続くフラッシュバック場面で、「Legend」カイルの背景や人間性を確立するという入り方から、「あれ?そう来るの?」と不安に思ったが、そこからは徹底的に客観性を重視した、さすがクリント・イーストウッド監督の巧みな演出、やばい。

 「ダーティハリー」の落とし前が「グラン・トリノ」、というふうに彼の作品を見つめてみると、この作品は「父親たちの星条旗」の落とし前か。
そういった意味で、愛国精神も生かしつつ、きちんと反戦映画に仕上げている
のだ。


 クリスカイルの妻タヤを演じるシエナ・ミラーが、見た目と違ってしっかりとした演技をしていたのが印象的で、そしてもっとも心が打ちひしがされたのがこの場面だった…。

 まさに戦場にヒーローなどいないのだ。
「愛する者を守るため」という大義名分の末路に戦慄が走るということでは、「ハート・ロッカー」と被るところもあるが、しかし、幅広い解釈を生むだろうと思うけれど、自分としては、絶望感ということでは、この映画はやばい。
観るものの思想や信条に問いかける…。
エンドロールで聴く「音」が、観る者の、この映画の答えなんだろうな、ほんまやばすぎた映画だった。

 2月27日、政府は、過激派組織「イスラム国」の日本人人質事件で国民の危機感を煽りながら、安全保障法制整備に関する与党協議会で、海外でテロなどに遭遇した邦人を自衛隊が救出することを可能にする法改正を提示したが、自衛隊の能力や、相手国との関係で実現性は乏しいことは明白だ。
安倍首相の頭の中って、映画よりよっぽど映画的すぎて、この映画を観て、そっちの意味でも、俺は日本のリーダーのそのそら恐ろしさに、戦慄が走る。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

hisapsurfrider

Author:hisapsurfrider

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
かうんたー
検索フォーム
QRコード
QR