インターステラー クリストファー・ノーラン版「2001年宇宙の旅」


【2 うち試写会0】 近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

 クリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ、食糧不足や環境の変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を見つめていくという映画。
むちゃくちゃハードなSFで、ある意味、ゼロ・グラビティ後のSF映画だと思う。
またはクリストファー・ノーラン版「2001年宇宙の旅」だと言っても大げさではなく、深遠なテーマをはらんだストーリーに加え、ハンス・ジマーのクラシカルなアプローチの音楽も相まって、最先端VFXで壮大かつリアルに創造された宇宙空間の映像にも圧倒された。
ワームホールの通過、ブラックホールへの突入、時空の特異点から見る光景、
アインシュタインの一般相対性理論に基づいて正確に描写されているという。


 「愛」、とりわけ「家族愛」というものも映画の大きな軸となっていて、親子の固い絆に焦点を定めたテーマは極めてシンプルで、かつアナログな触覚。
しかしその家族愛も甘ったるいものではなく、非常にエッジが利いていて、かなり挑戦的な描き方がなされている。
人類の英知をもってしても、到底太刀打ちできない宇宙の謎と神秘、その中にあって、唯一確かなものとは人間同士の愛情にほかならない…。


 2時間49分、ちょっと躊躇してしまいそうになる長尺ながら、中だるむこと無く、緊張感を持って最後まで見ることが出来た。
E=mc²…、物理学や化学、もちろん相対性理論なんてちっともわからんから、非常に難解な部分も多かったけど、そのへんはなんとかなるだろう。

 5フィートの四角形のデザインという「なんでこんあ無機質なデザインにしたのだろう、なんでもうちょっと擬人化しなかったのだろう」と感じたロボット、TARSとCASEの存在感がこの刺々しくなりそうなこの映画の雰囲気をソフト化していた、もっとも人間らしいと感じたのがTARSとCASEだというのがほんとうに不思議。
アン・ハサウェイが演じるアメリア・ブランド博士、沈着冷静で冷徹であると思っていたら、人類の未来を決める決断の際に、やはり愛を選ぼうとしていたという場面があった。
ノーラン版「2001年宇宙の旅」は、実に饒舌で愛に満ちあふれ「時間」や「未来」についての想像力を激しくかき立ててくれる。
映画館で見といてよかった、この映画は!
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