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フェイブルマンズ 想像していた華々しい自伝的映画ではなかったが…さすがだ


【🎦8 2023/3/11鑑賞】 初めて訪れた映画館で映画に魅了された少年サミー・フェイブルマン(ガブリエル・ラベル)。その後彼は8ミリカメラを手に、家族の行事や旅行などを撮影したり、妹や友人たちが登場する作品を制作したりするなど、映画監督になる夢を膨らませていく。母親(ミシェル・ウィリアムズ)が応援してくれる一方で、父親(ポール・ダノ)は彼の夢を本気にしていなかった。サミーはそんな両親の間で葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを経て成長する。


 スティーヴン・スピルバーグ監督の自伝的作品、映画に心を奪われた少年がさまざまな人々との出会いを通じて成長し、映画監督になる夢を追い求めるという映画。
第95回アカデミー賞では、作品賞、監督賞(スティーヴン・スピルバーグ)、主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)、助演男優賞(ジャド・ハーシュ)、脚本賞(スティーヴン・スピルバーグ&トニー・クシュナー)、作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)、美術賞(リック・カーター)の計7部門でノミネーションされた作品。

 50年以上のキャリアを誇るスティーブン・スピルバーグ監督が、5歳の時に見た「地上最大のショウ」で映画の魔法に魅せられ、やがて映画監督を目指すようになるまでの成長譚であり、初めて自らの少年時代、両親、家族について綴ることにより、自身の家族に捧げた作品。
仕事(コンピューターエンジニア)と家族を愛していたが、映画を職業として認めなかった父親と、芸術とユーモアを愛したエンターテイナーで、自分の思うままに生きようとした母親。
そんな二人から影響を受け、二人の間で揺れる主人公の少年サミー。


 巨匠スピルバーグが、映画というものの何に魅了されたのか、何に今も魅せられているのか、さらに映画がそれを見る人に何をなしうるか、それを撮る人にどう作用するか、そういったことを一つ一つ発見していく過程を見せてくれている。
しかし、その内容はけっして肯定的なものだけではなく、むしろあまり見せたくないパーソナルな秘話だったのではなかろうか。


 ポール・ダノとミシェル・ウィリアムズが素晴らしのは言うまでもなく、そしてデヴィッド・リンチの使われ方がすごいんやだけど…。
しかし作品的にはなかなかとっつきにくく、ちょっと生半可の感じではわかりにくかったかもって点で、一般ウケでは厳しい評価になるかも。

 ところで、アカデミー賞の監督賞は、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を手がけた“ダニエルズ”のダニエル・クワンとダニエル・シャイナートに輝き、スティーヴン・スピルバーグは「シンドラーのリスト」(93)と「プライベート・ライアン」(98)に次いで、3度目のアカデミー監督賞受賞が期待されていたが、残念ながら受賞は叶わなかっただけでなく、結局は無冠だった。
そうなのか、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」もかなりマニアックやったから、普通に映画を楽しみたいって層には、この映画同様にかなりカオスやったし、自分的にはこっちの映画のほうがそれぞれのノミネートで評価高かってんけどなぁ。


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