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非常宣言 ヤマ場満載過ぎて疲労困憊ながら大満足💦いやはや、またまた韓国映画からとんでもない傑作が出てきたぞ。


【🎦3 2023/1/8鑑賞】 娘とハワイに向かう飛行機恐怖症のジェイ・ヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で自分たちにつきまとっていた若い男性(イム・シワン)が、同じ便に乗っていることに不安を覚える。飛行機が離陸して間もなく乗客の男性が死亡したことをきっかけに、乗客たちが次々と命を落としていく。一方、妻とのハワイ旅行をキャンセルした刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)は、妻が乗った飛行機がバイオテロの標的になったことを知る。

 2人の男性が大切な人を守るために奮闘する姿を描くパニックドラマ、妻が乗った便がバイオテロの攻撃を受けたことを知った刑事と、その便に乗り合わせた乗客が、テロを何とか食い止めようとするという映画。
英題は「EMERGENCY DECLARATION」、韓国語の原題は「비상선언(非常宣言)」。
いやはや、またまた韓国映画からとんでもない傑作が出てきたぞ。


 バイオテロに襲われた旅客機がまるで「『空飛ぶ』ダイヤモンド・プリンセス号」と化すという、まさにコロナ禍以降だから説得力があるパニック映画。
冒頭の、不審者が空港にチェックインする際の不穏さを皮切りに、サスペンスとスペクタクルの見せ場をしっかりと押さえつつ、進んでいくストーリーは緊張感満載で最後の最後まで息つく暇もなく一気に突き進む。


 無差別テロを企てるマッドサイエンティスト、怪しいバイオ技術開発、未知のウィルス、これらのめっちゃ今時のやばい要素を、あろうことか究極の密室である飛行中の航空機内に持ち込んでしまうという設定から恐怖。
逃げ場のない閉鎖空間、燃料が切れるかパイロットが死ぬかで、機体が落下したら終わりという極限状態の密室恐怖やねんから、そらドキドキってなる!
複雑でいったいぜんたいこの話はどう進展していくのかまったく読めないので、141分間、一時も目が離せない。


 そんなクライムサスペンスに、時間進行がやばいリアルタイムパニックが加味されて、それだけでもたいへんやのに、国家間のポリティカルサスペンスの要素まで絡んで残燃料問題が深刻に忍び寄る。
同時進行で、地上での捜査の進展、政治家・行政・企業の政治的思惑と保身、マスコミの煽動的な報道に対しヒステリックに反応する大衆という様々な思惑についてきめ細かく描写されるが、そこで天秤に掛けられているのは機内の乗客・乗員の人命。
さらにさらに容赦ないことに、それらの報道や情報がネットを通じて機内にダダ漏れで、それが乗客・乗員の心理や言動、さらには互いの関係にも影響するもんだから、心理的ヒューマンサスペンス的な要素まで絡まっていく…。


 ソン・ガンホ演じるク・イノ刑事、イ・ビョンホン演じるジェイ・ヒョクが家族のために身体を張って奮闘する姿があって、根底というか物語の軸は家族愛で、そこをこってりと描いているから抜け目なく、ジェイ・ヒョクとキム・ナムギル演じるヒョンス副操縦士との背景が重い伏線で、この伏線回収も間違いない。
キム・ソジン演じるチーフパーサーのヒジン、チョン・ドヨン演じるキム・スッキ国土交通省大臣の言動が、それを着実に補完していく…。
だからこそ、綺麗ごとになりがちな理想論をドラスティックに排しながら普遍的なヒューマニズムを徹底的に追求しようとし、極限状態で露呈する人間の醜さと崇高さを、ことさらに淡々と描こうとした脚本・演出は見事としかいいようがない。


 日本の自衛隊などなど、突っ込みどころがないわけではないが、そこに拘っていたら次の展開に付いていけないので、そんなことは些細なこととしてとにかくどうでも良いから、最後まで最後まで集中して観るべきだ。
鑑賞後に漏れた一言目はため息と共に「疲れた…💦」だったが、FBにはすかさず「やばい!すごい!泣けた!ドキドキした!すばらしい!すてき!この映画、完璧なんちゃうか!ヤマ場満載過ぎて、疲労困憊ながら大満足やねん。言葉がないわ。」って書き込んでしまった。


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