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ベイビー・ブローカー 是枝監督が追い求めたテーマとしては、ある意味、万引き家族とは対をなしているのか…


【🎦21 2022/07/17鑑賞】  クリーニング店を営む借金まみれのサンヒョン(ソン・ガンホ)と、「赤ちゃんポスト」がある施設に勤務するドンス(カン・ドンウォン)の裏の顔はベイビー・ブローカーだった。ある晩、二人は若い女性ソヨン(イ・ジウン)が赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をひそかに連れ去る。翌日考え直して戻って来たソヨンが赤ん坊がいないことに気づき警察に届けようとしたため、サンヒョンとドンスは自分たちのことを彼女に告白する。

 是枝裕和が監督などを務め、韓国の製作陣や俳優らと長年構想を練ってきたオリジナル企画を映画化したヒューマンドラマ、「赤ちゃんポスト」に預けられた赤ん坊と周囲の人々のエピソードが描かれるという映画。


 「万引き家族」のような疑似家族な展開ってことならば、日本映画として撮ってもよかったやろ、って頭の中で「?」が満載の是枝裕和監督作だ。
この映画のあらすじを書けば「赤ちゃんポストに預けられた子供を、金儲け目的で横流ししている男性コンビが、ひょんなことから赤ん坊の母親と養父母探しをすることなり、その過程で疑似家族のような絆が生まれていく。」ってことなんやけど、いやいや、ちょっと待ってくれ、どうもずいぶん違っているぞ。


 「ひょん」でもないし、「金儲け目的」でもないし、そのあたりはネタバレになるので書けないが、そうは是枝は許さない。
是枝監督らしく、現代社会における家族の意味や形を問い、社会の片隅で暮らす弱者の声なき声を拾いあげ、罪を犯さねばならぬ事情を抱えた人々に慈しみの目を向ける、ってな問題意識を、ことさら問題らしくもせずにしれっと散りばめる。
是枝監督が追い求めたテーマとしては、ある意味、万引き家族とは対をなしているのか…


 いいやつか、悪いやつかの中間にいるような人たちばっかが登場して、何とも言えないやるせなさ。
一方で、いい感じのロードムービーにもなっていて、パラサイトとは違う是枝監督らしいラストシーンの描き方も相まって、重いテーマのはずが、鑑賞後はなんかいい♨に浸かったかのような気分になってしまった。
まんまと、是枝マジックにはまってしまっているんやろな…🤣


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