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流浪の月 どこまでも不穏な描写、そして鑑賞後いつまでも心がざわつく…素晴らしい作品ながらとんでもなく問題作だ…


【🎦18 2022/06/04鑑賞】【🏃Run2-41 5.76km 34:43 生コン】 雨の公園で、10歳の少女・家内更紗がびしょ濡れになっているのを目にした19歳の大学生・佐伯文。更紗に傘を差し出した文は、引き取られている伯母の家に帰りたくないという彼女の気持ちを知り、自分の部屋に入れる。そのまま更紗は文のもとで2か月を過ごし、そのことで文は誘拐犯として逮捕されてしまう。被害女児、加害者というらく印を押された更紗と文は、15年後に思わぬ再会を果たす。


 「2020年本屋大賞」で大賞を受賞した凪良ゆうの小説「流浪の月 (創元文芸文庫)」を原作にしたドラマ、10歳の少女を自分の部屋に入れたために誘拐罪で逮捕された男が、15年後に成長した彼女と再会するという映画。


 家に帰れない事情を抱えた少女を自宅に住まわせた大学生が誘拐犯として逮捕され、それから15年後に彼らは再会を果たす。
緩やかなリズムながら、李監督の妥協なき演出と、光と影のバランス、雨のやるせなさ、風を感じさせるなど映像も美しく、そして、これ以上でもこれ以下でもない完成度高い脚本。
丁寧な作りがほんとにほんとに際立っており、150分と長尺ながら、長さをけっして感じさせない。


 ロリコン青年とメンヘル少女の関係と、スキャンダラスな内容であるはずが、松坂桃李の徹底した「淡い」演技と、広瀬すずの強さと儚さの両方を醸し出す達観した演技が、リアリティとなって、観る者を引きつけて放さない。
決して小児性愛を肯定しているわけではないことはもちろんだが、ただ、その微妙なラインが不穏さを増長する。
けっきょく、純愛映画として着地したと思っていいのか…鑑賞後もいつまでも心がざわつく。



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