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クーリエ:最高機密の運び屋 緊張感たっぷりで、ずっとヒリヒリとした感覚が心地よい❗おそらく、今年観た映画の中では№1になるのだろうな。


【🎦32】 1962年10月。ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していることが明るみになり、対立状態にあったアメリカとソ連は衝突寸前に陥る。このキューバ危機を回避するために、アメリカ中央情報局CIAとイギリス情報局秘密情報部MI6はスパイの経験など皆無だったイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィンにある諜報(ちょうほう)活動を依頼する。それはモスクワに飛びソ連軍参謀本部情報総局GRUの高官と接触を重ね、彼から得た機密情報を西側に持ち帰るというものだった。


 ベネディクト・カンバーバッチ主演によるサスペンス、セールスマンだった男が諜報活動に携わることになり、アメリカとソ連が全面衝突寸前に陥った「キューバ危機」を回避しようとする…という映画。
東西冷戦下の’62年、深まる米ソの対立が核戦争を引き起こしかけた「キューバ危機」、その舞台裏で実際に行われた諜報戦を描く事実に基づいた物語だ。


 しかし、まったく予備知識を持たずに観てしまった自分は、主人公がベネディクト・カンバーバッチだっということはエンドロールでようやく気付いたし、「おーっこれってキューバ危機に関する映画なのか」って映画の中盤くらいでようやく知った次第。


 ソ連側の密告者から預かった重要機密を運び出すという危険な任務を託された英国人ビジネスマンが、素人ながらも当局(KGBなど)の目をかいくぐる巧妙な諜報作戦を繰り広げる、というか巻き込まれる。
ソ連軍参謀本部情報総局 大佐オレグ・ペンコフスキーに関わっていくうちに世界平和への気持ちが増していってしまう素人スパイグレヴィル・ウィンと、裏切りこそが愛するソ連と人民を救うと信じて危険な情報提供をおこなうペンコフスキー。
自分たちの命がけの行動で、もしかしたら戦争の多大な悲劇を防ぐことができるかも…と、次第に絆を深めていく2人の男の熱い友情こそが本作の核心だ。
1962年10月から11月にかけて、旧ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していることが発覚、アメリカ合衆国がカリブ海でキューバの海上封鎖を実施し、米ソ間の緊張が高まり、一触即発の危険な状態に陥って核戦争寸前までに達した「キューバ危機」。
それを阻止したのは、ケネディ大統領の手柄だったと思っていたが、その裏ではこんな事実があったとは。


 実話に基づく政治劇であり、王道のスパイ・サスペンスでありながら、その範疇におさまることなく、最終的にひとりの人間の生き方を描いている。
大規模な作戦であっても、あえて当事者二人に焦点を当てた脚本と、D・クック監督の丁寧な演出、役者陣の好演、時代感あふれる衣装や美術が相まって、アクションとは無縁の諜報活動は緊張感たっぷりで、ずっとヒリヒリとした感覚が心地よい。
バレエ「白鳥の湖」に主人公たちが感極まるシーンが、この映画の象徴だ。
おそらく、今年観た映画の中では№1になるのだろうな。

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