her/世界でひとつの彼女 ある意味、実験的な作品ではあるが…


【30 うち試写会1】今日少し早めに帰ってきた、湘南の波は久しぶりに少しだけ上がったけど、潮満ちたので間に合わなかった…だから七夕祭りやね。

 近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。次第にセオドアは声だけで実態のない彼女の魅力のとりこになり……。

 鬼才スパイク・ジョーンズが監督と脚本を手掛けたSFラブストーリーで、人工知能型OSの声に惹かれる主人公と、生身の女性よりも魅力的なシステムとの恋の顛末を描いている。
近未来も近未来、現在の進歩過程の延長線上である、ほんの数年後の未来という時代設定がよりリアルで、iPhone搭載されているSiriの延長線上ではこういう感情をも学習して形成していくようなAI(人工知能)が出現してもおかしくないように思えるので、よりリアリティが増す。
肉体的な恋愛、精神的な恋愛、抽象的な恋愛、恋愛にはいろいろな形があるだろうけど、普通はそれらが絡み合っていくのだけど、この映画では、いろんな恋愛の形がそれぞれが分断されて描かれているからややこしい。
抽象的な恋愛ってのは、「会えない時間が愛育てるのさ~、目を瞑れば君がいる~♪」(よろしく哀愁by郷ひろみ)だが、AIとの恋愛はまさに「目を瞑れば君がいる~♪」なのだ。


 自分は、この写真を見たせいで、この映画ってAIを持ったアンドロイド(セクサロイド?)と恋に落ちるのだと思い込んでいて、いつになったらこの人工知能は肉体を持つのだろうと思っていたという間抜けな状態だった。
人工知能型OSサマンサの声を担当したのはスカーレット・ヨハンソン、機械的な声ではなくてとても余韻ある魅力的なハスキーボイス、そんな声でそんな台詞を耳元に囁きかけられたら、「そら恋に落ちるわ~!」ってなのが主人公への感情移入をより促進させていたから始末に負えない。


 カラフルでポップな映像美、奇才スパイク・ジョーンズがこの映画のためにもっとも気を遣った世界観だったのだろう。
冷静に見たらきもいおっさんでしかないセオドア(ホアキン・フェニックス)のキモい映画なのだけど、エイミー・アダムスとルーニー・マーラがこの映画の奥行きを作っていた。
ルーニー・マーラってドラゴン・タトゥーの女やで、彼女が真ん中の写真の人やねんで!まったく気付かなかった。

 アカデミー脚本賞を獲得した映画だけあって(作品賞・歌曲賞・美術賞・作曲賞にもノミネートされていた)素敵なお話しだった。
ある意味、実験的な作品ではあるが、脚本がびしっとしていることで、見終わった後に、じわーっと感慨深かった。
挿入歌にもなっていて、エンドロールでフルコーラス聴ける、Karen Oの「The Moon Song」って楽曲がより映画に余韻を与えていた。


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