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すばらしき世界 最初は皮肉としか思えなかったタイトルの意味を噛みしめつつの余韻がよかった


【🎦7】【5 💪部屋3-15 DShoulderPress15kg RearDertoidRaize6.25kg RearDertoidRaize7.5kg Plank】首都圏の緊急事態宣言が再延長されるようだ。
一方、「イソジン吉村」と呼ばれ、日本で一番ファクトチェックしてもらった方が良い知事だと思われている吉村知事の大阪などは2月末で緊急事態宣言を解除したが、大阪の新型コロナ“見張り番指標”が加除後、増加傾向になっていて、大阪府の担当者「警戒を強めないといけない」と危機感を募らせているという。
ガンバ大阪でもクラスターが発生しており、吉村知事らが前のめりで解除をしたことで、解除された府県では、リバウンドが起こり、第四派となってしまうのではないかと危惧をする。

 下町で暮らす短気な性格の三上(役所広司)は、強面の外見とは裏腹に、困っている人を放っておけない優しい一面も持っていた。過去に殺人を犯し、人生のほとんどを刑務所の中で過ごしてきた彼は、何とかまっとうに生きようともがき苦しむ。そんな三上に目をつけた、テレビマンの津乃田(仲野太賀)とプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)は、彼に取り入って彼をネタにしようと考えていた。

 西川美和が脚本と監督を手掛け、佐木隆三の小説「身分帳 (講談社文庫)」を原案に描く人間ドラマ、原案の舞台を約35年後の現代に設定し、13年の刑期を終えた元殺人犯の出所後の日々を描くという映画。

 服役囚の社会復帰をテーマにした映画は多いが(最近なら「ヤクザと家族」)、この映画はちょっと違う角度から描かれている。
「ヤクザと家族」と同様、暴力団対策法の影響で激変してしている社会への復帰。
これまでに何度も繰り返し臭い飯を食ってきた中年ヤクザが、今度こそは真っ当に生きようと地道に更生を目指す。
しかし、一度レールを外れてしまった人間のセカンド・チャンスを許さない日本の社会システムが立ちはだかり、そして排他的で偏見に満ちあふれた目は冷たく、心が狭く、意地悪で、それらがさらに立ち塞がる。


 役所広司が演じる三上は、純粋なガキ大将がそのままで、まともな社会経験をも経ずに、老年に差し掛かってしまったような男、キレたら誰も止めらない怪物キャラだ。
あまりお近づきにはなりたくないタイプの人間ながら、ブチキレる瞬間ってのは、実は妙な正義感の発露であって、それは本能的な優しさを感じさせ、そして意外にもとぼけた味わいまであって、そんな難しいキャラを、役所広司はすべて演技だけで表現していた。
そんな役所広司の怪演を、脚本、演出、カメラ、そして脇を固める役者、仲野太賀/橋爪功/梶芽衣子/六角精児/北村有起哉/長澤まさみ/安田成美などのこれまた名演によって、さらにさらに見事に盛り上げる。


 「生き辛さ」というテーマ的には、「ヤクザと家族」と相当被ってはいるが、こちらはかなり日常的。
ますます格差が広がり貧しくなる日本の中で、服役囚の社会復帰だけではなく、様々な事情でスタート地点にすら立てない人間を、「明日は我が身」として社会はどのように見守り支えるべきなのかを、観ている者に問いかける。
観終わった後、最初は皮肉としか思えなかったタイトルの意味を噛みしめつつの余韻がよかった。

 旭川刑務所を出所して主人公が乗り込んだ道北バスの車内には、うちの「公共交通利用促進運動」の宣伝ポスターが掲示されていた。
2018年版だったと思われる。


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