マンデラ 自由への長い道 暴力で平和は訪れないのだ

【24】我々が最も恐れるもの、それは我々が無力だということではありません。
我々が最も恐れるもの、それは我々には計り知れない力があるということです。
我々を最も驚かせるもの、それは我々の光であって、闇ではありません。
我々は、自分自身に問いかけます。
自分ごときが、優秀で、華麗で、才能にあふれた素晴らしい人物であろうはずがないではないかと。
だが、そうであってはなぜいけないのでしょうか。
あなたは、神の子です。
あなたが、取るに足らない者であるふりをしても、世界のためにはなりません。
あなたが、周囲の人々に不安を感じさせないために縮こまることは、決して賢明ではないのです。
我々は、我々自身の内にある神の栄光を表すために生まれてきました。
それは、限られた人々のものではなく、すべての人の中にあるものなのです。
我々が自分自身の光を輝かせれば、ひとりでに他の人々も同じく輝かせることができます。我々が自分自身の恐れから解放されるとき、その影響は他の人々をも解放することになるのです。 
ーネルソン・マンデラ 1994年 大統領就任演説ー


 人種隔離政策アパルトヘイトによって、白人たちが優位に立ち、黒人たちが迫害されていた、南アフリカ共和国。弁護士として働いていたネルソン・マンデラ(イドリス・エルバ)は、そんな差別や偏見が当然のように存在している状況に疑問と怒りを感じられずにはいられなかった。その思いを強くするあまり、彼は反アパルトヘイトを訴えた政治活動に身を投じていくが、それと同時に当局から目を付けられるように。活動は熱を帯び、ついには国家反逆罪で逮捕され、終身刑という重い判決を下されてしまう。

 2013年12月5日に逝去した元南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラの「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝」を実写化した伝記ドラマ。人種隔離政策アパルトヘイトに挑む闘士から大統領となった彼が歩んだ波瀾万丈の人生を、重厚なタッチで映し出していく。
そして、長く重い闘いのなかで命を失った名のなき人達の生き様も淡々と描いている。


 原作がネルソン・マンデラ本人の書いた自伝だそうで、掘り下げかたが半端なくて、通り一辺倒の伝記映画にはなっていない(事実を美化しないことが映画化許可の条件だったそうだ)

「生まれたときから、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできる。愛は、憎しみに比べ、より自然に人間の心にとどく。」


 27年間の投獄生活で、彼はウィニー夫人と決別したという事実は悲しかった。
それぞれがそれぞれの立場で戦ってきた結果であり必然であったとしたら、時の流れは残酷だ。


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 U2のOrdinary Love。
実際にマンデラと親交の深かったU2のボノが作品のために書き下ろした主題歌なんだそうだ、素晴らしい楽曲だ。

 日本には憲法があって、憲法9条がある、マンデラが希求した理想が日本にはあるのに。
暴力で平和は訪れない、憎しみは憎しみを呼び、さらなる暴力の連鎖を産み出すだけだ、報復の応酬が生み出すのは、絶望の泥沼でしかない。
そのためにマンデラは戦ったのに。
日本のリーダーがこの映画を観たらどう感じるのだろうか。
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