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グラン・プリ 1966年のF1映画だが、めっちゃ迫力ある映像に驚きっ!


 F!を題材にした映画と言えば、最近ではジェームス・ハントとニキ・ラウダの逸話を描いた「ラッシュ/プライドと友情」や、34歳の若さでこの世を去った天才F1ドライバー、アイルトン・セナの真実に迫ったドキュメンタリー映画である「アイルトン・セナ~音速の彼方へ」などがあるが、テレビで撮り貯めていた映画の中に1966年に公開された「グラン・プリ」(Grand Prix)っていうのがあった。


 アメリカ人F1レーサーのピートはモナコで開催されたグランプリ・レースでライバルのサルティに敗退。イギリス人選手のスコットも大怪我を負う。各国を転戦するレーサーたちは常に危険と隣り合わせで、その結婚生活にも支障が生じていた。一方、ピートは敗退が原因でチームを追われることに。やがて彼は日本人・矢村のチームに加わり、勝ち進んでいくが……。

 モータースポーツのトップカテゴリであるF1グランプリを舞台に、ドライバーズチャンピオンの栄光をかけて戦う4人のF1ドライバーの運命を追ったフィクションである。
サブプロットとして、そのような危険なライフスタイルを持つ男達と共に生きようとする女性達に焦点が当てられる。
原作はロバート・デイリー(Robert Daley)が1963年に発表したノンフィクション『The Cruel Sport』。
撮影は65mmフィルムで行われ、シネラマの大画面で公開された。タイトルデザインをソール・バスが担当している。
公開当時F1に参戦していたホンダをモデルにした「ヤムラ(矢村)」チームが登場し、本田宗一郎を思わせるチームオーナー役を三船敏郎が演じている。
すでに国際的評価を得ていた「世界のミフネ」がハリウッド映画に初めて出演した作品であった。



 179分の超大作、おそらくジム・クラーク、ジョン・サーティース、グラハム・ヒルの3人で激しく争われた1964年のF1世界選手権を元にして描かれたのだと思われる。
この年は1964年5月10日にモナコで開幕し、10月25日にメキシコで開催される最終戦まで全10戦で争われ、ホンダがF1に初参戦したシーズンだ。
サーティースはヒルに1ポイント差でタイトルを獲得したが、デビューしたホンダは3, 6, 8-9戦に出たもののコンストラクターズポイントはゼロだった。
しかしながら物語は、1966年を舞台としていて、ホンダをモデルにした「ヤムラ(矢村)」チームは過去2年間で一勝もしていないとされている。
映画の中では、第1戦モナコグランプリ(モンテカルロ市街地コース)、第2戦フランスグランプリ(クレルモン=フェラン)、第3戦ベルギーグランプリ(スパ・フランコルシャン)、第5戦オランダグランプリ(ザンドフォールト)、第8戦イギリスグランプリ(ブランズハッチ)、第9戦イタリアグランプリ(モンツァ)でレースシーンが撮影されている。(実際の1966年のF1グランプリは開催国・サーキットは同じだが開催順が異なっている、モンツァサーキットでは、1961年に観客を巻きこむ死傷事故が起きて以来高速のオーバルトラック区間は使用していない。)

 もちろんこの時代にCGなどはないのだが、迫力のある映像にとにかく驚く!
主役は、ジェームズ・ガーナー演じるジョーダン・BRMチーム所属のアメリカ人レーサー「ピート・アロン」。
彼は自分が引き起こしたクラッシュで、チームメイトのスコット・ストッダードが重傷を負った責任を負わされチームから解雇、その後、日本のヤムラチームと第3ドライバー契約を結び、期待に応えてワールドチャンピオン争いに加わる活躍をみせるた。
アロンと競い合う有力ドライバーは3人。
イヴ・モンタン演じるマネッタ・フェラーリチームのエースであり、2度のワールドチャンピオン経験を持つ大ベテランフランス人の「ジャン=ピエール・サルティ」。
アントニオ・サバト演じる、サルティのチームメイトであるイタリア人の「アントニオ・ニーノ・バルリーニ」は、二輪グランプリの元王者であり、将来を嘱望されている。
そして、開幕戦の負傷からカムバックしたイギリス人のブライアン・ベッドフォード演じる「スコット・ストッダード」は、レーサーとして成功した亡き兄を目標としている。



 命懸けのレースの合間の、F1サーカスらしい男と女のドラマもちゃんと描かれていて、ジェシカ・ウォルター演じるストッダードの妻パットは夫を捨ててアロンに接近したり、エヴァ・マリー・セイント演じるファッション雑誌編集者のルイーズは、妻との仲が冷え切ったサルティとパーティで知り合ってそのまま恋に落ちちゃうし、フランソワーズ・アルディ演じるリーザはニーノにディスコでナンパされてそのまま一緒に転戦して行ってしまう。

 通常、部外者には門戸を開かないフェラーリのファクトリーでの撮影も特別に許可されたそうで、当時の雰囲気を知ることのできる貴重な映像が盛り込まれている。
レースの走行映像はフォード・GT40を改造したカメラカーで撮影、NASAと共同で耐震カメラ台を開発しフォーミュラカーのフロント部分にカメラを搭載しての撮影もされた。
また、マシンがコースから飛び出すシーンでは、人形を乗せたマシンを大砲で射出したそうだ!
様々な人間ドラマが織りなされていて、それが微妙に絡み合っていき、リアルで迫力あるレースシーンと相まって、3時間の超尺ながら中だるみもなく、集中して最後まで鑑賞、いや、ほんまに面白かった!

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