プリズナーズ 予習しておいたら2倍面白くなる映画


【23】観たい映画が行動範囲で上映しておらず、いや、観たい映画もあんまりなくて、なんかものすごく久しぶりに映画鑑賞をしたみたいな気がする。
そういえば、この間、試写会は何本か当選していたが、それはスケジュールが空いてなくて鑑賞できずばかり(T-T)
今年になって試写会はたしか6~7本当選しているのに一度も行けてない。

 家族と過ごす感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪する。手掛かりは微々たるもので、警察(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は難航。父親(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者(ポール・ダノ)の証言に犯人であると確信し、自らがわが子を救出するためにある策を考えつくが……。

 愛する娘を誘拐され、自力で犯人を捕まえようと行動を起こす父親を演じるクライムサスペンス、正義の名の下に許される行為はどこまでか。
幼い子供が被害者になる犯罪はほんとうに許せない、だからといって被害者の家族は犯人に復讐をしてもいいのか、というところが軸になる映画。


 prisonerとは、囚人・被告人、(戦争などの)捕虜、捕らえられた[自由を奪われた]ものという意味で、この映画の場合、捕らえられた者と、何かに心を奪われた者とを掛けているのだろう。
ヒューマンドラマがメインテーマとなって話しが進むが、幼児誘拐を巡る推理的ストーリーにも手が込んでいて、にアメリカ的な倫理観や宗教観やカルチャーも複雑に絡んでいて、さらにサイコ的な要素もふんだんで、と、ずいぶん、深い映画となっている。


 伏線の張り方が緻密で、その回収もお見事。
しかし前述の通り、アメリカ的な倫理観や宗教観やカルチャーの知識がないとこの映画の深い意味がわからないかもだけど。
preppers(「備える人」の意、大災害や経済の崩壊、戦争などに備えて、食料を備蓄したり核シェルターを作ったりする用心深い人)に引っかけるために、主人公の名前は地下室の意味であるcellarに近いKellerにしてあるのかもとか、キリスト教と蛇の関係、敬虔なクリスチャンである主人公とフリーメイソンであろう担当刑事(直角定規とコンパスが描かれたフリーメイソンの指輪をはめている)の関係、このあたりが予備知識としてあれば完璧かも。(この映画のキーとなる迷路もメイソンとは密接な関係があるらしく、映画のポスターにはフリーメイソンリーが用いるシンボルの一つ「プロビデンスの目」が描かれている)。
あ、いや、でも、自分はフリーメーソンってのがなんなのかはよくわからんのだが…「世界を裏で操る秘密結社」説って正しいの?

 ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホールなど主要なキャスト陣の演技も切れ切れで、ポール・ダノはじめ脇役皆さんも個性的でキャラ立ちしていて、2時間33分と長尺ながら、集中力はまったく切れず!
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