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リチャード・ジュエル 「事実は小説より奇なり」ながら、イーストウッドの手に掛かると、いとも簡単に感動大作になってしまう不思議


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 1996年、アトランタで開催されたオリンピックで爆破テロ事件が発生する。警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が爆弾の入ったバッグを発見したことで、多くの人々の命が救われた。だがFBIは、爆弾の第一発見者だということを理由に彼を容疑者として逮捕。リチャードを担当する弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)が捜査に異議を唱える中、女性記者のキャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)の記事をきっかけに容疑の報道は熱を帯びていく。

 アトランタオリンピックで起こった爆破テロを題材にした実録ドラマ、容疑者とされた爆弾の第一発見者と真実を求める弁護士の闘いを描くという映画。
この映画は、1997年に雑誌『ヴァニティ・フェア』に寄稿した記事「The Ballad of Richard Jewell」を原作としている。
巨匠クリント・イーストウッド監督の映画は、1992 許されざる者、1986 ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場、1995 マディソン郡の橋、2003 ミスティック・リバー、2006 父親たちの星条旗 硫黄島からの手紙、2008 チェンジリング グラン・トリノ、2009 インビクタス/負けざる者たち、2010 ヒア アフター、2011 J・エドガー、2014 ジャージー・ボーイズ アメリカン・スナイパー、2016 ハドソン川の奇跡、2017 15時17分パリ行き、2018 運び屋、と映画館で観てきたが、2006年以降、彼は、グラン・トリノとヒア アフター以外、実話の映画化ばっかやっていて、これもそうだ。


 「事実は小説より奇なり」、確かにそうなのだろうけど、映画化となると、切り取り方とか脚色のさじ加減とかがとても難しいと思うが、イーストウッドの手に掛かると、いとも簡単に感動大作になってしまう不思議。
そんな彼も今年で90歳、グラントリノの時に、俳優業最後の仕事と位置づけていながら、運び屋でまた主演していたが、監督業はまだまだ続く!


 襲い掛かるFBIとメディアリンチの嵐、国家権力やマスコミとの闘いは、社会派映画のはずなのに、この映画は、そもそものリチャード・ジュエルという人物と、彼を演じるポール・ウォルター・ハウザーの演技のせいで、「コメディか!」と言いたくなるほどとっても楽しいエンタメ作品になっている不思議、笑いどころがたっぷり。
最初、すごい嫌なやつに見えた、サム・ロックウェル演じるワトソン・ブライアント弁護士との掛け合いもとても楽しく、奇妙なバディムービーとしても魅力的。


 鑑賞前に、この事件に関して予備知識を持っていたし、予告編も観ていたので、この映画のテーマは、「冤罪」であり「メディアリンチ」だと知っていたが、役者陣の演技と脚本のせいで、リチャード・ジュエルが真の犯人で、けっきょく逃げ切っただけでは無いのか、って思わせるところがやばい。
しかも脇役を固めている役者陣がすごいし、で、「ミザリー」でアカデミー主演女優賞を受賞したキャシー・ベイツが今年のオスカーで助演女優賞にノミネートされており、しかも最有力であることはほんと納得の演技。
弁護士ワトソン・ブライアントを演じたサム・ロックウェルも素晴らしいし、めっちゃ憎まれ役のFBI捜査官トム・ショー:を演じたジョン・ハム、そもそもおまえが悪いんやんな記者キャシー・スクラッグスを演じたオリヴィア・ワイルドも巧み。
でも自分的な助演女優賞はナディヤを演じたニナ・アリアンダやねんけどな~!
しかしな…、あの記者を徹底的に悪者にしなかったのは、クリント・イーストウッド監督の思いなのだろうか…。
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