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人間失格 太宰治と3人の女たち 実話からインスパイアされたフィクション作品だが、実話以上にリアル!


【30 試写会6】 ベストセラーを連発する人気作家の太宰治(小栗旬)は、妻子がいながら作家志望の弟子・太田静子(沢尻エリカ)、夫を亡くした山崎富栄(二階堂ふみ)とも関係を持ち、さらに自殺未遂を繰り返すという型破りな生活を送っていた。そして太宰は、二人の愛人から子供がほしいと迫られる中、夫の才能を信じる妻・美知子(宮沢りえ)に支えられ、「人間に失格した男」をめぐる新作の執筆に取り掛かる。

 作家・太宰治の「人間失格」誕生に迫るドラマ、蜷川実花がメガホンを取り、酒と女に溺れながらも圧倒的な魅力を持つ男の生涯と、太宰をめぐる正妻と2人の愛人との恋模様を描くという映画。
太宰治というと、小学校6年生の時に「走れメロス」を読んだがそれが太宰作品とは知らず、しかし映画「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」を観て自分第一次太宰ブームになり読みあさって、次はテレビドラマ「グッド・バイ」を見たのと同じ頃に映画「ビブリア古書堂の事件手帖 」で「グッド・バイ 」のことを触れていたのもあって、それ以来、ちょうど自分第二次太宰ブーム中。

 小説「人間失格」を原作としたものではなく、鎌倉・腰越の海での田部シメ子との入水自殺未遂の場面から始まり、妻美知子、「斜陽」のモデルとなった太田静子、後に玉川上水で心中した美容師の山崎富栄の3人の女性と太宰治との関係における実話からインスパイアされたフィクション作品となっている。
当時、日本中を騒然とさせた文学史上最大のスキャンダルの真相に迫りながら、太宰がいかにして、この不世出の傑作を完成させるに至ったのかを描いている!


 蜷川実花らしい、ケバケバしい極彩色に彩られた鮮やかなビジュアル表現により、昭和レトロ感漂うがあくまでも異世界を舞台としているようで、そこでの美男美女の艶めくような愛の戯れが描かされている。
カメラワークも毒であり斬新、まさにファンタジー的な仕上がりになっており、ある意味、なんとなくリアリティがない演出によって、なんかよりリアルになっている。
史実を踏まえて理論武装されていながらもエンタテインメント性を損なわぬ脚本も素晴らしく、人間失格も斜陽も読んだが、この二作品のバックボーンがこうなのか~ってとても興味深かった。


「人間は恋と革命のために生まれて来た」
「愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい」
宮沢りえ演じる津島美知子、沢尻エリカ演じる太田静子、二階堂ふみ演じる山崎富栄、それぞれのキャラも演技も際立っており存在感が半端ない、そしてそれぞれがたくましい。
太宰を取り巻く重要な3人の女たちなのだが、役者が、女性の持つ恐ろしさを嬉々とした面持ちで体現していて、見ていて変な汗が流れ薄ら寒い思いを感じてしまうのは、自業自得?(二階堂ふみってめちゃくちゃエロイ!)
そしてやはり小栗旬、こんな凄い役者やったのか~!!
ちらっと出てきた、高良健吾演じる三島由紀夫、次は彼の物語を観てみたい!

   
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