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空母いぶき 原作にはない設定とラストだったがそこが…


【16 試写会4】大阪に帰ります(仕事やで)、孫には会えないけど😢

 20XX年。日本最南端沖で国籍不明の漁船20隻が発砲を開始し、波留間群島の一部を占領して海上保安庁の隊員を捕らえる。日本政府は、航空機搭載護衛艦いぶきをメインにした艦隊を派遣。お互いをライバルとして意識してきた航空自衛隊出身のいぶきの艦長・秋津竜太(西島秀俊)と海上自衛隊出身の副長・新波歳也(佐々木蔵之介)は、この未曽有の事態を収束しようとする。

 「沈黙の艦隊」「ジパング」などのかわぐちかいじのコミック「空母いぶき(ビッグコミックス)」を原作にしたミリタリーサスペンス、波留間群島の一部占領を受け、現場に向かう航空機搭載護衛艦の乗組員の運命を多角的に映し出すという映画。
原作は未読ながら、ミリタリー系の専門知識の深さと人間関係の機微を描かせたらすばらしいかわぐちかいじさんは大好き。
日本に他国が侵攻してきたときに、憲法の下、日本は、自衛隊は、どう対応するのかということは、今の日本がおかれている周辺国との関係の中では、まさに目の前にある危機的な状況であり、フィクションだとは言い切れない設定。


 「これは戦争映画ではない、平和のための映画だ」、子どもたちの未来にいかに平和を引き継ぐか、そのことが物語の軸として描かれている。
そのために、日本の平和のために命を賭して戦う自衛隊員が描かれている。
これまで一人も戦死者を出していない自衛隊員(同時にこれまで一人も戦闘で人を殺していない自衛隊員)。
この戦闘で、自衛隊員の命を守るのか、自衛隊の犠牲があっても国民の命を守るのか、という葛藤があり、しかし報復や敵(かたき)をとる、やり返すという感情は徹底的に排除しなければならない、そうしないと戦争になる、とする姿勢が貫かれる。
だから戦術的に不利となっても戦闘による双方の犠牲者の人命を可能な限り守る。
この映画の政府も行政も、これは「戦争」「戦さ」ではなく、あくまでも自衛権行使であるという一線で踏みとどまることにこだわり、武力での解決に固執するのではなく、外交による解決の可能性を必死で模索する。


 ちなみに今の自衛隊は空母を持っていない。
しかし、防衛省は海上自衛隊最大の護衛艦である「いずも」型2隻を改修して、短距離離陸・垂直着陸戦闘機を搭載できるようにする事実上の「空母化」に向けた検討を本格化させているというのが現状だ。
これは「専守防衛からの逸脱」であるし、自衛隊の現場からも費用対効果を疑問視する声が上がる。
そして、将来の小型空母の取得に向けた布石という側面や米軍支援の拡大に備える政府の思惑も透けてみえるという見解もある。

 この映画で葛藤となったところ。

 戦争…主に国家による、軍事力を用い、他国ないし敵対勢力に対して組織的に行われる軍事活動や戦闘行為、および、それによって引き起こされる対立状態のこと。
戦闘…たたかうこと。特に、兵力を用いて敵に対し、攻撃・防御などの行動をとること。

 その上で、
防衛出動とは、日本に対する外部からの武力攻撃が発生した事態または武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態、もしくは、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態に際して、日本を防衛するため必要があると認める場合に、内閣総理大臣の命令により、自衛隊の一部または全部が出動すること。
自衛隊法第6章「自衛隊の行動」のうち第76条に規定されている。
一種の軍事行動と解される。
ただし、戦時国際法上の宣戦布告には該当せず、自衛権を行使することはできても、交戦権は認められない。

自衛権…外国からの違法な侵害に対して自国を防衛するために緊急の必要がある場合、それに反撃するために必要な限度で武力を行使する権利。
交戦権…国家が戦争を行う権利または戦争において交戦者として行使できる権利(敵の殺傷・海上捕獲の権利など)。日本国憲法九条二項は国の交戦権はこれを認めないとするが、憲法学上、自衛権の発動としての交戦権の行使の可否については意見が分かれている。


 まだ結論が出ていない原作だが、この映画はどうやって物語を終わらすのが、もっとも注目していたが、「あ~あ、そう来たか…、残念」。
それと、原作には登場しない、この映画オリジナルのキャラクター達がキーとなる、とのことだったが、「あ~あ、そこか…、残念」。
ネタバレしたらいけないし、あくまでも映画(フィクション)なんだから、これ以上、踏み込んでは書かないけれど…。
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