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THE GUILTY/ギルティ 究極のワンシチュエーションムービー、すごい映画を観てしまった!


【15 試写会3】 警察官のアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件を機に現場を離れ、緊急通報司令室のオペレーターとして勤務していた。交通事故の緊急搬送手配などをこなす毎日を送っていたある日、誘拐されている最中の女性から通報を受ける。

 主人公が電話の声と音を通して誘拐事件の解決を図ろうとする異色サスペンス、本作が長編初監督作となるグスタフ・モーラーが、緊急ダイヤルの通話を頼りに誘拐事件と向き合うオペレーターの奮闘を描くという映画。
デンマークの作品、舞台は終始、緊急通報電話を受け付ける警察の部屋、そこで電話を受ける主人公のみを写し出すという究極のワンシチュエーションムービーだ。
通話の内容によりサスペンスが進行する、誘拐、暴力、さらには殺人といった電話の向こう側で起きている状況が、電話での会話だけであぶり出される。


 あまりに情報量がなく、観る者(聴く者)の想像力が試される展開、出来事はスクリーンには一切見せず、観客もまた主人公と同じく音から得られる情報だけを手掛かりに想像を張り巡らさねばならない。
細かな音響がさらに想像力をかき立てる。


 気付かないうちに気持ちはすっかり主人公と同化、「なんとかしなくちゃっ」と身悶えていたら、畳みかけるように、主人公が抱える問題も伏線となっていき、物語が複雑になっていく、もう助けてっ!
人間が持つ先入観や思い込みの危うさ、現代社会の闇、主人公の揺れ動く心、予期せぬ展開の連続にただただ息を呑むことになるのだが、巧妙に計算しつくされたプロットは完璧で、そして見終わって初めて、この映画タイトルの意味を知る…。
すごい映画を観てしまった!
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