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運び屋 ほんとはイーストウッドが女とイチャつきたいがために作ったようにも見える(笑)


【13 試写会2】【Run24 6.13km 35:48 ビオルネ期日前投票所】期日前投票に行ってきた、打倒「維新」!
大阪の成長を止めているのは、維新や!😠

 90歳のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、家族を二の次にして仕事一筋に生きてきたが、商売に失敗した果てに自宅を差し押さえられそうになる。そのとき彼は、車で荷物を運ぶだけの仕事を持ち掛けられる。それを引き受け、何の疑いも抱かずに積み荷を受け取っては運搬するアールだったが、荷物の中身は麻薬だった。

 「The New York Times Magazine」に掲載された実話をベースにしたヒューマンドラマ、麻薬を運ぶ90歳の男に待ち受ける運命を描くという映画。
英題は「THE MULE」、知らない単語だったので調べてみると「頑固な[強情な]やつ 〈米俗〉〔麻薬・密輸品などの〕運び屋 」とあった,頑固と運び屋を掛けているのだしたら、深い!


 主人公であるアール・ストーンを演じるだけでなく監督・製作も務めるクリント・イーストウッド。
クリント・イーストウッドの映画出演は2012年の「人生の特等席」以来のことであり、自身の監督作品での出演は2008年の「グラン・トリノ」以来となる。
もう俳優はしないってなことを昔言ってた気がするが、前言撤回、ニューヨークタイムズに書かれた記事を原案とした、90歳にして麻薬の運び屋として巨額を手にしていた伝説の男、第二次世界大戦の退役軍人・レオ・シャープ、この前代未聞の実話の物語」に主演ってことで、これを描き演じられるのは自分しかいないと思ったのだ、きっと!
ほんまに実話を尊重して枯れた老人を円熟味豊かに演じていると感じつつ、しかしほんとはイーストウッドが女とイチャつきたいがために作ったようにも見えるところが愛嬌(笑)


 クライム・アクションが話しの軸ながら、時代から取り残される老人の悲哀や家族との軋轢といった普通の人々の生活をも紡ぐ。
そしてヘイトなど排他的な今の時代に対するメッセージも散りばめられていて、深い人間ドラマにもなっている。
気になったエピソードを取り上げてみるなら、運び屋として働く際、道中で車をパンクして立ち往生している黒人家族を手助けするが、本心から親切にしているのにアールから出た言葉は「ニグロ」、苦虫を潰すその家族からの「今はニグロとは言いません」という指摘に対しての彼の言葉。
監視役のメキシカン、リコとサルを連れて白人だらけのお店でバーガーサンドを食べるが、ヒスパニックとして他の客からの排他的な態度に居心地悪い際に、堂々としていればいいと諭すアール。
バイクの故障をあーでもないこーでもないとリペアしている巨漢の人たちに軽くアドバイスをすると、実は男ではなく女であることを知ったアールの態度。
そして、もっとも自分が印象に残っているのは、捜査官が、メキシコ人の車をハイウェイで停止させたシーン、彼は「路上でパトカーに止められて白人警官から尋問されるっていうのは人生で最も危険な5分間だ!」と恐れおののく場面。


 有色人種や出自に対する差別は、先日観た「グリーンブック」の時代という過去のことではなく、現在においても根深いという事を、描く。
いや、むしろむかし以上に、差別が根深く深刻で利己主義的で排他的な世の中になっているのかを、あくまでもさらっと、ユーモアを忘れずに、示唆されている事が重い。

 ユリ畑に始まり、ユリ畑に終わる物語。
描かれる事件がいかに特殊でシビアでも、どこまで心地よく、快い気持ちにさせるのだから、クリント・イーストウッドの、監督として、役者としてのすごさなんだ、さすがだ、としか言いようがない。
素晴らしすぎた!
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