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女王陛下のお気に入り そろってアカデミー賞候補となった女優陣3人の演技がおそろしく壮絶


【10 試写会2】 18世紀初頭のイングランドの人々は、パイナップルを食べることとアヒルレースに夢中になっていた。体の弱いアン女王(オリヴィア・コールマン)の身の回りの世話をする幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が、権力を掌握していた。ある日、宮中に新入りの召使いアビゲイル(エマ・ストーン)がやって来る。

 18世紀初頭のイングランドを舞台にした宮廷ドラマ、病気がちな女王と幼なじみ、新入りの召使いの思惑が絡み合うという映画。
英題は「THE FAVOURITE」、第91回アカデミー賞では「ROMA/ローマ」と並び最多9部門10ノミネート、アン女王を演じたオリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞した。


 舞台は18世紀初頭のイングランド、孤独で不機嫌でいじけた足腰の弱いアン女王の寵愛を巡って、宮廷で絶大な影響力を誇る狡猾な策略家サラ・チャーチル公爵夫人と、その座を虎視眈々と狙う没落貴族の娘アビゲイルが激しく火花を散らせる。
女王を巡る女性の野心と愛憎が、政治や戦争をも振り回していく様はシニカルであって、辛辣なブラックユーモアに満ちており、また王室の描き方は、ほとんど悪趣味なコメディ。
しかし台詞の切れ味がすごすぎて、そして独特な映像表現が相まって、とっても奥深い作品になっている!
しかも、そろってアカデミー賞候補となった女優陣3人の演技がおそろしく壮絶で、物語として、そして役者として、がちんこにぶつかりあうんやから、スリル三倍増し。


 史実では、アビゲイル・メイシャムが宮廷に上がったのが1702年頃であり、1709年のマルプラケの戦いでの損害から、1710年にマールバラ公爵ジョンとサラ夫妻が女王の信頼を損ね、ゴドルフィン首相が更迭されるまで8年余りを要しているとのこと。
でもこの作品では、その辺の実際の出来事の時間軸は、きっぱりと無視している模様。
それにしても、国のリーダーがそれほど有能でなくても、何とかなってしまうってのは、現在の日本と比較しても、つくづく納得。
これは監督の現代社会へのシニカルな視線が込められているのだろうか。
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