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七つの会議 「悪いものは悪い、命より大切なものはない」


【7 試写会2】【D3-11 ChestPress75kg ShoulderPress45.40.35kg LatPullDown60kg SitUp】 都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた。営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される。そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。

 池井戸潤の小説「七つの会議」を原作にしたミステリードラマ、部下によるパワハラ告発を機に起こる波乱をスリリングに映し出すという映画。
原作は、会議の中で役職や職種の違う平凡な社員たちの不作為が作り上げていく不祥事を、社員たちは立場の違いから異なる方法でそれに対峙し、不祥事の全容が明らかになっていくという構成になっている。
原作の7つの会議というのは、①定例会議、②ネジ六との取引を検討する会議、③環境会議、④計数会議、⑤編集会議、⑥取締役会、⑦御前会議、なんだが、映画では①③⑤⑥⑦が取り上げられている。
映画の尺(今作は119分)で描くのは絶対に無理やろ、空飛ぶタイヤみたいになるやろって思っていたが、いやいや、いやいや、ドラマティックにまとまっていた!


 主役の八角民夫演じる野村萬斎をはじめ、香川照之、及川光博、片岡愛之助…、ってほんま書き切れないくらいに濃過ぎるキャスト、誰か一人でも充分やのに。
そんな濃厚役者らを、歌舞伎を意識した演出だけにとどまらず、顔芸ともいえる過剰な芝居をさせ、そしてドラマ性を煽りまくるってのはもはや確信犯!
日曜劇場での、半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、陸王で池井戸潤に馴染んだ人たちは、拍手喝采やろうな!(笑)


 119分の作品にまとめながら、きちっと話を仕上げるために、原作とは違う点は多々あるが、それはそれで問題なしで、原作読んでいる人も、読んでいない人もちゃんと納得出来る作品になっているので安心してください!


 自分的には、原作の中では、第2話「ネジ六奮戦記」と第3話「コトブキ退社」の物語が好きだったのだが、そこは割愛されていたのはしかたない。(スピンオフでこの配役で描いて欲しいな~って思うねん)
ラストの、「なぜ不正が起こるか」と問われた主人公の長口舌を、安倍晋三総理大臣、麻生副総理はじめ政府、官僚にぜひ聞いていただきたい!
「悪いものは悪い、命より大切なものはない」、せめてそのことを皆が言い続ければ、この日本から少しでも不正(改竄・隠蔽・欺瞞なども含めて)は減るのかも知れない。
コンプライアンスって言葉は、「法令遵守」ってことではなくて、「倫理に背かない」ってことやと思うねんけど。

   
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