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焼肉ドラゴン コメディだと思っていたらとっても人情話(T-T)


【22 うち試写会4】宮崎にて、昨日は第5回の中央委員会と私鉄ハイタク第41回定期委員会(総会)、そして今日から明日まで、第85回定期大会、暑いです。

 日本万国博覧会が開催された高度経済成長期の1970年、関西地方で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉(キム・サンホ)と妻・英順(イ・ジョンウン)は、娘3人と息子と共に暮らしていた。戦争で故郷と左腕を奪われながらも、前向きで人情味あふれる龍吉の周りには常に人が集まってくる。

 脚本家としても知られる鄭義信が、数々の演劇賞に輝いた自身の舞台を映画化、1970年を舞台に、関西で小さな焼肉店を営む一家が、たくましく生きる姿を描くという映画。

 高度経済成長期の1970年頃、時代の荒波にもまれながらも町の片隅でたくましく生きた在日コリアンの戦後を描いている。
本作は50~70年代に焦点を当てた3部作の一つで、大阪(伊丹)空港近くの中村地区をモデルに設定し、国有地で焼き肉店を営む在日コリアン夫婦と4人の子どもたちの哀歓をリアルに描く。
鄭さんが脚本と演出を手がけ2008年に発表され、数々の演劇賞を総なめした舞台の映画化。


 舞台となった、中村地区は戦前、軍用化へ向け飛行場を拡張する工事で、千人の労働者が朝鮮半島から集められ、むしろ敷きの簡易宿舎に住み、猪名川の砂利をトロッコやもっこで運ぶという、過酷な生活や作業を強いられた土地。
戦後は、残った人に加え、住む場所や仕事を求める人々が移ってき大きな部落が出来たが、住民の八割が在日韓国・朝鮮人だった。
しかし、三ヘクタール余りの地区の大半は国有の空港用地などで、国はここを「不法占拠」とみなして、長年立ち退きを迫ってきた。
「不法」のため下水道は今も未整備のまま、ただ人道上の理由で、ガスと上水道は整備したそうで(ちょうどこの映画の頃だそうだ)、もちろん騒音対策の対象にもならなかったという場所だ。

 ほとんどが焼き肉屋の店内外で物語は進むというワン・シチュエーション・ムービー。
完成された舞台が元なので、脚本・演出など完成されていて、そこに映画ならではの役者の演技とカメラワーク、美術が相まって、さらにいい作品にしていってるようだ。
人種、貧困、身体的ハンデなど、差別や偏見の的になりえる人々が必死に生きている、そんな風景が、見ていて自然と自分の中にしみこんでくる。
ヘイトの問題が何かと取りざたされる今、この映画の存在は大きな意味を持つと思う。
率直に、「いい映画」を見せてもらったと感じた。


 ツッコミどころはなくもなかった、でもそれもとっても舞台的、もっとも大きなツッコミどころは、お父さん、お母さんと、3人姉妹と弟がまったく似ても似つかないってとこかも(笑)
それと、お店にはいつも常連さんしかおらず、しかもみんな「ツケ」なようで…、やっていけてたんやろうか、焼肉ドラゴン。
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