2023年4月に読んだ本
【🏃Run5-30 4.83km 31:45 ANAホリデイ・インリゾート宮崎~青島漁港】 4月の読書メーター 読んだ本の数:5 読んだページ数:2377 1日のページ数:77ページ
骨を追え ラストライン4 (文春文庫)
読了日:04月09日 著者:堂場 瞬一
ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。 ☆★★ 「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボってのがポイントながら、だから話しの軸が分散してしまってるのが残念だ。
永遠の出口 (集英社文庫(日本))
読了日:04月11日 著者:森 絵都
「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。 ☆☆★ 作者の自叙伝的エッセイかと思い読んでいたがフィクションなんだ!めっちゃ引き込まれた!中学時代の荒れっぷりがミソなんだな。
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
読了日:04月14日 著者:伊坂 幸太郎
ボブ・ディランはまだ鳴っているんだろうか?引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 清冽な余韻を残す傑作ミステリ。 ☆☆☆ 当然にとっくに読んでいたと思っていたが初めてだった。交差して淡々とストーリーが展開していくが、最後に的確に交差する。伊坂的トリックものと思い読んでいると肩透かしにあうかもしれないが、そこはそこ、これもちゃんと伊坂的。
風流太平記 (新潮文庫)
読了日:04月14日 著者:山本 周五郎
紀州徳川家がイスパニアから武器を密輸して幕府転覆をはかっているらしい――前代未聞の大陰謀を解明すべく奔走をはじめた兄たちによって花田万三郎は長崎から江戸に呼びもどされる。しかし、人間への思いやりにあふれ、彼を慕う二人の女性の間で翻弄される万三郎は、事件解明第一の兄たちに叱られてばかり。独特の人間観をにじませながら、波瀾万丈の剣劇をくりひろげる長編小説。 ☆★★ 子ども向け冒険時代活劇みたいで、紙芝居か~ってな時代物。
未来記の番人 (PHP文芸文庫)
読了日:04月27日 著者:築山 桂
天下を揺るがす書として封印されてきた、聖徳太子の予言の書『未来記』。その書が納められている大坂の古刹・四天王寺には、“番人”がいた。将軍・家光の影で暗躍する怪僧・天海から、幻の書を奪取せよとの密命を帯びた“千里眼”の異能を持つ忍び・千里丸は、不思議な能力を持つ少女と出逢い、自分の生き方に疑問を持ち始める。秘宝をめぐる、異能者たちに公儀隠密、南蛮絞りの秘術を操る豪商も絡んだ壮絶な闘い。そして、『未来記』の正体とは? ☆☆☆ 善人も悪人も、人物が生き生きと描かれていて、テンポ良くて心理描写がみずみずしくて、引き込まれた!若い人の作品かと思いきや作者は意外にも1969年生まれ。
読書メーター

読了日:04月09日 著者:堂場 瞬一
ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。 ☆★★ 「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボってのがポイントながら、だから話しの軸が分散してしまってるのが残念だ。

読了日:04月11日 著者:森 絵都
「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。 ☆☆★ 作者の自叙伝的エッセイかと思い読んでいたがフィクションなんだ!めっちゃ引き込まれた!中学時代の荒れっぷりがミソなんだな。

読了日:04月14日 著者:伊坂 幸太郎
ボブ・ディランはまだ鳴っているんだろうか?引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 清冽な余韻を残す傑作ミステリ。 ☆☆☆ 当然にとっくに読んでいたと思っていたが初めてだった。交差して淡々とストーリーが展開していくが、最後に的確に交差する。伊坂的トリックものと思い読んでいると肩透かしにあうかもしれないが、そこはそこ、これもちゃんと伊坂的。

読了日:04月14日 著者:山本 周五郎
紀州徳川家がイスパニアから武器を密輸して幕府転覆をはかっているらしい――前代未聞の大陰謀を解明すべく奔走をはじめた兄たちによって花田万三郎は長崎から江戸に呼びもどされる。しかし、人間への思いやりにあふれ、彼を慕う二人の女性の間で翻弄される万三郎は、事件解明第一の兄たちに叱られてばかり。独特の人間観をにじませながら、波瀾万丈の剣劇をくりひろげる長編小説。 ☆★★ 子ども向け冒険時代活劇みたいで、紙芝居か~ってな時代物。

読了日:04月27日 著者:築山 桂
天下を揺るがす書として封印されてきた、聖徳太子の予言の書『未来記』。その書が納められている大坂の古刹・四天王寺には、“番人”がいた。将軍・家光の影で暗躍する怪僧・天海から、幻の書を奪取せよとの密命を帯びた“千里眼”の異能を持つ忍び・千里丸は、不思議な能力を持つ少女と出逢い、自分の生き方に疑問を持ち始める。秘宝をめぐる、異能者たちに公儀隠密、南蛮絞りの秘術を操る豪商も絡んだ壮絶な闘い。そして、『未来記』の正体とは? ☆☆☆ 善人も悪人も、人物が生き生きと描かれていて、テンポ良くて心理描写がみずみずしくて、引き込まれた!若い人の作品かと思いきや作者は意外にも1969年生まれ。
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革命前夜 (文春文庫) クラシック音楽はよくわからないが、この小説に出てくる楽曲を、いちいち、いろいろな演奏で聞き込んでみた🎵

先日の出張中、手持ちの文庫本が、おそらく途中で読み終わってしまいそうで、急遽、伊丹空港の本屋で購入した。
帯に「文庫本担当者が今、一番読んで欲しい本」「不意に出会ってしまった傑作にしばらく他の本が手につかなくなるくらいの放心状態になりました。」「10万部突破❗」「歴史×音楽×青春 絶妙すぎるバランスで読者を物語の世界に引き込む圧倒的エンターティメント!!おもしろくないわがない!!」って書いてあって、めっちゃ興味津々で買った。
この国の人間関係は二つしかない。密告しないか、するか──。
第18回大藪春彦賞受賞作! ベルリンの壁崩壊直前の冷戦下の東ドイツを舞台に一人の音楽家の成長を描いた、革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメント。
バブル期の日本を離れ、ピアノに打ち込むために東ドイツのドレスデンに留学した眞山柊史。
留学先の音楽大学には、個性豊かな才能たちが溢れていた。
中でも学内の誰もが認める二人の天才が──
正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。
奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。
ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、気まぐれで激しい気性をもつ彼に引きずり回されながらも、彼の音に魅せられていく。
その一方で、自分の音を求めてあがく眞山は、ある日、教会で啓示のようなバッハに出会う。
演奏者は、美貌のオルガン奏者・クリスタ。
彼女は、国家保安省(シュタージ)の監視対象者だった……。
冷戦下の東ドイツで、眞山は音楽に真摯に向き合いながらも、クリスタの存在を通じて、革命に巻き込まれていく。
圧巻の音楽描写も大きな魅力!
本作を彩る音楽は……ラフマニノフ 絵画的練習曲『音の絵』バッハ『平均律クラヴィーア曲集』第1巻 『マタイ受難曲』リスト『前奏曲(レ・プレリュード)』
ラインベルガー オルガンソナタ11番第2楽章カンティレーナ ショパン スケルツォ3番 ブロッホ『バール・シェム』より第2番「ニーグン」 フォーレ『エレジー』 ……etc.
この小説の感想は、あえて書かない、日本人としては、同じ敗戦国として、とても考えさせられる内容ではあるが…。
で、話中、取り上げられている楽曲は以下のとおり。
ラフマニノフ 絵画的練習曲『音の絵』
バッハ『平均律クラヴィーア曲集』第1巻
バッハ 四番 嬰ハ短調 BWV849
バッハ 『神の時こそ、いと良き時』 BMV106 Lソナディーナ
バッハ『深く淵より、我、故に呼ばわる』 BMY686
バッハ 『ゴルドベルト変奏曲』 BMV988
バッハ『イギリス組曲』第二番 イ短調 BMV807
リスト『前奏曲(レ・プレリュード)』
ラインベルガー「オルガンソナタ11番」第2楽章カンティレーナ
ショパン「スケルツォ3番」
ブロッホ『バール・シェム』より第二番『ニーゲン』
フォーレ『エレジー』
ベートーヴェン『フィデリオ』
超絶技巧の曲ばっかのようで、情景や感情の表現、技法、などなど微に入り細を穿つかのように描写されている。
しかしいかんせんそれは文字であって、それぞれどんな曲だか聴いたことない者にとってはやはりそれはただの文章。
それで、youtubeで検索して聴いてみるものの…、やっぱわからんもんはわからんという結論が…とほほ😏
うちにも、次女が保育士・幼稚園の先生になるために、短大時代に購入した電子ピアノがあるが、卒業したらずっとほったらかしやし…次女は未だに公の行事の際には、オルガンもピアノも弾かせてもらえないのは言うまでもない…。
キャンディ・キャンディを通して全巻読んだんやけど

うちの職場女子がバグパイプを習っているそうで、そのことを聞いたときに「キャンディキャンディ💕」って言ったら、思いっきりのジェネレーションギャップ😱
丘の上の王子様やんか、ステアとアーチーとアンソニーも吹いていたしっ、って説明するが、「あたしもテレビで小さいときに見た気がしますけど覚えていません」…😫
と言いつつ、興味を持ったバグパイプ女子はキャンディ♡キャンディ全巻を入手し、回し読みしてん。
かなりの長編やったという印象やったが、全部で9巻。
テレビアニメが全115話と、2年以上かけて放映されていたそうなので、そのせいで長編という印象があったのかも。

ほら、バグパイプ出てきたやんっ!

もっとも重要な台詞もここで出てくるっ!⇒「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」
うちの職場女子が演奏するときには、「是非観に行きます、その際にはうちわ持って行きますっ💕」って言ってるんやけど、「うちわは不要です!それ、かなりセクハラ💢」って言われておりますが、なにか?
小学校4年生の頃に「なかよし」で連載されていて、話題作やったんで、どういうわけか読みたくて読みたくて仕方なかったが、いかんせん「なかよし」は買えん。
ちょうどその頃、大阪の下町の町工場のうちの町内ではありえへん、庭付き塀付き門付きガレージ付きの白亜の鉄筋コンクリートの新築に越してきた転校生が、「あたし単行本持ってるで」ってめっちゃ上から自慢していたので、ちょっと屈辱的に頭を下げて貸して貰って読んだ。
それ以来やから、45年ほどぶりに読んだが、こんな可愛くて健気なキャンディが、なんで次々に不幸で辛い目きつい目に遭いまくるねん、理不尽すぎる~って驚いて泣いた~っ😫
もうもう、涙なくしては読めないわ~っ😱
以下、あらすじを(Wikipediaからの引用やけど、そう言えば、波乗りに行ったときに大雨で車の外に出る気がせず、俺のIpodから主題歌が流れてきたせいで、このあらすじを読みながらキャンディキャンディ談義で盛り上がったことがあったな~(笑)⇒キャンディキャンディで盛りあがった高知西部2日目 2011-06-05)
キャンディは、ミシガン湖に近い孤児院「ポニーの家」で明るく元気に暮らす少女。おとなしくて優しいアニーは同い年の親友である。6歳のある日、アニーが富豪の養女として引き取られた。キャンディはしばらくアニーと文通していたが、出自が知られることを嫌ったアニーから文通を断られ、孤児院近くのポニーの丘で泣いていたところ、スコットランドの民族衣装をまとった見知らぬ少年に声を掛けられる。「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」キャンディは銀のバッジを落としていったその少年を「丘の上の王子さま」と名付け、彼と再会することが最大の願望のひとつとなった。
12歳になったキャンディは富豪ラガン家に引き取られる。しかし、養女ではなく、その家の娘イライザの話し相手としてであった。そこでキャンディはイライザとその兄ニールから手酷いいじめに遭う。ある日、2人の意地悪に耐え切れず、バラ園で泣き出してしまった。そこに、いつの間にか丘の上の王子様そっくりの少年が現れ、「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」と、かつてと同じ言葉を掛けられたが、その少年はすぐにいなくなってしまった。バラ園の門には銀のバッジと同じ紋章が刻まれていた。また、発明好きのアリステア(ステア)、おしゃれなアーチーボルト(アーチー)の兄弟とも出会い、親しくなる。
アードレー一族のパーティーにキャンディも出席し、スコットランドの民族衣装を着たステアとアーチーとともに丘の上の王子様に似たあの少年もいた。彼の名はアンソニー。バラの品種改良が趣味の心優しい少年であった。3人、とりわけアンソニーと親しくなったことで、ラガン家でのいじめはますます激しくなっていった。キャンディはアンソニーから誕生日を聞かれたが、自分の誕生日を知らない彼女に、アンソニーは次に自分と会った日が君の誕生日だと約束をした。後日キャンディはアンソニーと再会し、彼が品種改良して作った新種のバラをプレゼントされた。花の名前はスイートキャンディ。
キャンディはラガン家に来ていたアニーを見かけて喜ぶが、彼女を避けているアニーを気遣い、声を掛けることをためらう。ある日キャンディはニールとイライザが、アニーにいたずらをしてキャンディのせいにしようと企む話を聞き、ニールを殴って阻止したが、事情を知らないアンソニーから単にお転婆が過ぎるためと思われ、傷ついてしまう。落ち込んだキャンディは、ボートに乗って川を下っていけばポニーの家まで行けるかもしれないと思い、そのままうたた寝してしまった。そして気付いた時には、目の前に滝が迫っていた。
気が付くと、髭面でサングラスの男性がキャンディを介抱してくれていた。一見怖い印象だった彼はとても心優しく、いつも動物達と一緒に自由な放浪生活をしていた。その男性はアルバートといい、辛いことがあったらいつでも連絡するようにと励ましてくれた。アルバートと別れたキャンディはラガン家に戻った。
ラガン家でのいじめは相変わらずであった。当初は話し相手だったはずが、使用人見習いにされ、次に馬屋番として馬屋での寝泊りを強要され、挙句の果てに泥棒の濡れ衣を着せられてメキシコに追いやられることになった。
ここまでが超濃い【1巻】、導入部でキャンディの天真爛漫な明るさに虜にさせといて、なんなーん、その後の展開ではなんでこんなに酷い目にばっか合わされるの😱
イライザとニールが、そしてエルロイ大おばさまがとにかくキャンディを酷い目に合わすのだが、しかしステアとアーチーとアンソニー、そしてポニーの家の存在が救いであり、アルバートさんとの出会いがキャンディにとって心の支えになっていくのだ、がんばれキャンディ!
しかしメキシコへの出立の直後、3人の少年達がアードレー家の総長「ウィリアム大おじさま」へ送った直訴状によって、キャンディはアードレー家の正式な養女となった。エルロイ大おばさまはキャンディを疎んじるが、キャンディはとまどいつつもアードレー家の生活に馴染んでいった。
アンソニーはキャンディが身に付けている丘の上の王子様の銀のバッジを見付けた。そのバッジはアードレー家の男子が持つ物だと説明し、キャンディは丘の上の王子様のこと、そしてアンソニーにそっくりだということを話す。アンソニーはキャンディが自分を丘の上の王子様に重ねて見ているのではと危惧するが、キャンディは「アンソニーはアンソニーだから好きなの」と告白する。アンソニーは幼い時に亡くした母のことをキャンディに話す。キャンディのお披露目を兼ねてきつね狩りが開かれた。その朝、不吉にもスイートキャンディは枯れてしまっていた。アンソニーはキャンディをエスコートしてきつね狩りに参加するが、落馬事故によりキャンディの目の前で命を落とす。
アンソニーの死は皆を悲しませた。特にエルロイ大おばさまはキャンディに辛く当たる。失意のキャンディは再会したアルバートの言葉に元気を取り戻し、ポニーの家に帰った。
このあたりまでが【2巻】。
アードレー家の正式な養女となったになったってことで幸せになれるのかと思いきや、まさかアンソニーを殺すなんて、原作者酷いっ😫
ステアとアーチーも家を出ようとするが、ウィリアム大おじさまの使いのジョルジュに止められる。その頃、地主の意向でポニーの家が立ち退きを迫られていることを知ったキャンディは、地主の家に直談判しに行く。キャンディは地主への批判を本人とは知らずに言ってしまい、キャンディはお詫びにポニーの家のみんなでささやかなクリスマスの贈り物をする。無邪気で素直な子供達に心を動かされた地主はポニーの家の存続を決めた。そこにウィリアム大おじさまの命令で、ロンドンの聖ポール学院へ留学させるための迎えがやって来る。遠い海外へ行くことに不安を抱いたキャンディは拒絶するが、ステアやアーチー達もすでに渡英して彼女を待っていると伝えられたため、旅立ちを決心する。
イギリスへ向かう船上で、後姿がアンソニーに似た少年テリュース(テリィ)に出会う。キャンディは泣いていた彼の姿を見てしまい、そのことを伝えるが、「悲しそう? こいつは面白い、この俺が悲しそうなんて」と一笑される。テリィは先ほどとは別人のように彼女をからかい、キャンディはその豹変ぶりに驚き、戸惑う。
規則ずくめの学院生活で、気弱だが心優しい少女パトリシア(パティ)とキャンディは親しくなる。ある日、想いを寄せるアーチーを追ってアニーがアメリカから学院に転校してきた。幼馴染との再会を心の中で喜ぶキャンディだが、アニーは孤児院出身を必死に隠すあまり、またアーチーの心がキャンディにあるのではとの恐れがあるため、キャンディを避けていた。ある日アニーの素性がイライザ達に露見し、一時姿を隠したが、アーチーの言葉に励まされて昔の素直なアニーに戻った。それ以降キャンディ・アニー・パティの3人は固い友情で結ばれるようになった。
奇しくも同じ学院でキャンディはテリィと再会する。そしてキャンディは偶然テリィの出生の秘密を知ってしまう。彼は、独身で通っているブロードウェーの人気女優エレノア・ベーカーの息子であった。母親に会いにアメリカに渡ったものの、「愛してはいるがあなたは決して誰にも知られてはいけない存在、だからもうここへは来てはいけない」とエレノアは残酷にも彼に言った。傷つき、後悔して涙を流していたテリィとキャンディが初めて出会ったのがあのイギリスへ向かう船上だったのだ。イギリスへ戻っても、冷たい継母と貴族という体面を重んじるあまり彼を愛せない父に反発し、学院で不良を装っていたテリィ。キャンディはテリィとケンカを繰り返しつつもいつしか惹かれ、テリィもまたキャンディに心を寄せていく。
5月になり、灰色の学院生活の中で珍しく華やかな催しである五月祭(メイ・フェスティバル)が開催された。しかし開催直前にパティをかばって院長に暴言を吐いてしまったキャンディは参加禁止の上、反省室で過ごすことになる。
ここまでが【3巻】、前半はポニーの家の地主とのやりとりでキャンディらしく物語が進んでいくが、聖ポール学院へ留学のあたりからまた天国と地獄が錯綜する。
とはいえ、パティとの出会い、アニーとの再開、そしてなんと言っても、テリーとの運命的な引き合わせ、これで主立つすべての役者は揃った。
しかし窓から抜け出し、大おじさまからプレゼントされた衣装とかつらで変装したキャンディは思う存分パーティーを楽しむ。しかし、繁みで密かに着替えているところをテリィに見られてしまう。憤慨するキャンディにテリィは礼儀正しくダンスを申し込む。2人きりのダンス。キャンディはこれは初めてアンソニーと踊った曲だと打ち明けた。するとテリィは突然キャンディを抱きすくめ、唇を重ねた。「不良!」泣きながらキャンディはテリィを平手打ちして言った。アンソニーならこんな乱暴なことはしない…。テリィはキャンディの心の中からアンソニーを追い出すため、嫌がる彼女を馬に乗せて疾走した。落馬で命を落としたアンソニーの記憶が残るキャンディは馬を極度に恐れ、泣き叫んだ。しかし、テリィに促されて周りをよく見ると、緑が飛んでいき、景色が生き生きとして見え、次第にアンソニーの面影が薄れていき、すぐそばにいるテリィの存在が大きくなるのだった。
イライザもテリィに横恋慕していた。テリィとキャンディの仲にイライザは腹を立て、何とかテリィを振向かせようとキャンディの悪口を吹聴するが、逆にテリィにばかにされてしまう。怒ったイライザは卑劣な計略を立てた。2人を夜の馬小屋に呼び出して落ち合わさせ、そこにシスターたちを連れてきたのだ。
2人の言い分も聞き入れられず、学院長の命令によりキャンディは退学処分、テリィは自室での謹慎処分となる。同じ理由で謹慎と退学という不平等の処分にテリィは学院長へ抗議したが、決定は覆らなかった。そこで彼はキャンディの身代わりに自ら退学してアメリカに渡り、それを知ったキャンディもまた彼の後を追う。
これが【4巻】、テリーとの淡いが激しい恋の駆け引きにドキドキさせられるが、ここでまたイライザが、卑劣であり決定的な仕打ちをキャンディにもたらす💢
苦心の末アメリカへ戻ったキャンディは、懐かしいポニーの家に向かった。そこで直前までテリィが訪ねてきていたことを知るが、一歩違いで会えなかった。突然帰って来たキャンディに、先生達は驚いて訳を聞くと、看護婦になるために戻ってきたのだと彼女は説明した。春になり、ポニー先生の紹介で、キャンディは働きながら看護婦になれる病院に勤め始めた。
非常にあっさりしたあらすじではあるが、これ【5巻】、比較的平穏な日々…かな😅
程なくヨーロッパで戦争が始まる。戦争は拡大し、病院内でも従軍看護婦が派遣されるのではないかとの噂が囁かれる。そしてキャンディを含む5名の看護婦が、外科と内科が専門のシカゴの大病院へ派遣されることになった。
シカゴで働き始めたある日、キャンディはテリィがブロードウェーで役者の道を進んでいて、テリィの劇団がシカゴへ公演に来ることを知る。どうしても彼に会いたい気持ちを押さえきれずキャンディは夜勤を抜け出し、たった一回だけの公演を観に行く。なんとか会おうとするが既に彼は人気スターとなっており、大勢のファンに阻まれて近づくこともできなかった。馬車に乗り込む寸前、キャンディの必死の呼び声にテリィは一瞬振り返るが、彼女の姿を見つけることはできなかった。ファンの雑踏に揉まれるキャンディの脳裏に、イライザの言葉がよぎる。「テリィはあんたなんかとっくに忘れているわ。彼は美人女優のスザナと噂になっているのよ」。キャンディはテリィに直接会って確かめようと滞在先のホテルを訪れるが、スザナに嘘を伝えられて会うことができなかった。スザナもテリィに恋していたのだ。実はテリィも先ほどのキャンディの声が気になっており、公演後のパーティーでステアやアーチーからキャンディがこの公演を観に来ていたことを知ると、パーティを抜け出してキャンディの勤める病院で彼女の帰りを夜通し待っていたのだった。結局2人は会えず、キャンディはテリィが門番に託したメモから彼が病院で待っていたこと、そして昼の列車で出発することを知る。テリィの心が変わっていなかったことにキャンディは喜び、駅に向かって走る。プラットホームではテリィが出発ギリギリまで待っていたが、キャンディはとうとう現れず、発車後もデッキに残っていたところ、遠くから懸命に列車に駆け寄るキャンディを見つけた。「キャンディ!」「テリィ!」ほんの一瞬だったが、はっきりと2人はお互いを認める。
ある日、キャンディが勤める病院に、アルバートによく似た男性が搬送されてきた。顔色をなくし、髪の色は違うものの、アルバートにそっくりなこの男性は記憶を失っていた。身元不明のこの患者は病院では歓迎されず、正式な看護婦となったキャンディはこの男性を自分のアパートに引き取って看護する。
キャンディと文通で近況を報告し合っていたテリィは、もう帰さないつもりでキャンディをブロードウェーへ招待する準備を始めた。
これが【6巻】、テリーとのすれ違い、アルバートさんとの思いも掛けない再会、しかしもしかしたら、すべてが良い方に転がるのかと思いきや…💦
ある日スザナが偶然キャンディからの手紙を読んでしまう。スザナはテリィに思いを告白し、テリィはキャンディへの気持ちを打ち明けるが、それでもスザナはテリィを諦めることはできなかった。新しい演目の初日が近づいた舞台稽古中、テリィの頭上に落ちてくる照明器具からスザナが身を挺してテリィをかばう。この事故によりスザナは右足切断の重傷を負う。やっとニューヨークでキャンディと再会したテリィだったが、スザナのことが頭をよぎり、時折暗い表情を見せるのだった。事情を知ったキャンディはスザナに会いに行くが、彼女は書置きを残して死ぬつもりでいた。間一髪彼女を助けたキャンディは、彼女の足のことやテリィへの愛の深さを知り、身を引くことを決意した。テリィもスザナを見捨てることができず、最後にキャンディを抱擁して2人は別れた。テリィとの身を引き裂かれるような別れの傷心を抱き、キャンディはシカゴの病院へ戻っていく。
【7巻】、もうなんでやねんっ、キャンディもテリーも不幸すぎるっ😠
キャンディがニューヨークに行っている間に志願兵となって戦地へ赴いていたステアは戦死してしまう。敵軍のエースパイロットと一騎討ちするものの相手の機が不調だったのを見逃したところを別の敵機に撃ち落とされてしまったのだ。恋人のパティは嘆き悲しむが、キャンディ達に励まされる。アーチーは、アンソニーが死んで悲しすぎるとして、二度と吹かないとステアと約束したバグパイプを吹く。
ニールは、街でチンピラに絡まれているところを助けられて以来キャンディにしつこく付きまとい続けていたが、テリィの名を騙ってキャンディを呼び出すなど、そのやり方はどんどんエスカレートしていった。
あっさりしたあらすじながらこれが【8巻】
ステアの戦死は重いが、その他は細々とした出来事が紡がれていて、それはラストへの伏線へと繋がっていく…。
一方、「うさん臭い黒服の人物と会っているのを見た」とアルバートの身分を怪しむアパートの大家や住人たちがキャンディと揉めているのを知ったアルバートは、これ以上迷惑はかけられない、と静かにキャンディの前から姿を消してしまう。失意のキャンディの元に、アルバートから小包が届く。キャンディはアドレスを頼りにアルバートの滞在する街を訪れるが、そこにアルバートの姿はなく、その代わりに目にしたのは場末の芝居小屋で演じるテリィであった。かつての輝きは見る影も無く、自暴自棄となりすっかり精彩を欠いたテリィを、キャンディは客席から涙ながらに激励する。舞台上のテリィは客席に悲しげな表情のキャンディを半分幻のように捉え、キャンディもスザナも幸せにできなかった自分を悔い、もう一度役者の道を一からやり直すことを決意する。
ニールはキャンディに惚れて求婚するが、あっさり断られる。キャンディへの思いを更に募らせたニールは、「キャンディと結婚できなければ志願兵に行く」と心にもないことを言い出し、「ウィリアム大おじさま」の命令だとしてキャンディと婚約することになる。ニールとの婚約の取り消しを求めるべく、キャンディが、養父でありながら一度も会ったことのない「ウィリアム大おじさま」への直談判のために会いに行くと、そこにいたのはあのアルバートこと、ウィリアム・アルバート・アードレーだった。記憶を取り戻したアルバートは、一族の束縛を嫌い、身分を隠して放浪の旅を送っていたと語った。アルバートからアンソニーは甥だと聞かされ、キャンディのことを姉ローズマリーに似ているとも言った。婚約式当日、アーチー達に逃亡を勧められるが、キャンディはアードレー家一族の前で婚約の拒否を宣言、更にアルバートがアードレー家総長として初めて公の前に姿を現し、キャンディとニールの婚約はウィリアムの出現により解消された。
キャンディはポニーの家に帰る。それまでの事を思い出しながら思い出のポニーの丘に登ったキャンディ。自然と涙がこみ上げてきた。「おチビちゃん、きみは泣いている顔より笑った顔のほうがかわいいよ」後ろから声がして振り返ると、そこには大人になった丘の上の王子様が立っていた。幼いキャンディが出逢い、心の支えにしてきた「王子さま」は少年時代のアルバートだったのだ…。
で、これで最終巻の【9巻】。
めでたしめでたしだったのだろうか…、キャンディに科せられてきた試練や別れ、それらを天秤に掛けたとして、彼女のこれからの人生は、幸せが勝つのだろうか…
キャンディに幸あれ❗❗
ちなみに小学生の頃に飼っていたうちの犬、三代目テリーは、テリュース・G・グランチェスターってのがまたの名でした~ww🐕
マカロニほうれん荘 今、読んでも強烈炸裂っ!面白すぎる!

LINEのスタンプで「マカロニほうれん荘」を見つけたんで購入、トークでたまに使うが、「なんじゃこれ?」ってな反応ばっかでとっても悲しい。
それで、ずいぶん以前に購入していた文庫本版の「マカロニほうれん荘 (1) (秋田文庫)」を大阪の家から持ってきて再読。
そして、引き続き、マカロニほうれん荘 (2) (秋田文庫)、マカロニほうれん荘 (3) (秋田文庫)も購入してしまった。
この漫画は、「週刊少年チャンピオン」にて、1977年から1979年まで連載されていたスラップスティックギャグ漫画で、スピード感とリズム感を伴った、息もつかせぬギャグの応酬、巧緻なタッチと描写、そして垣間見える芸術性など、今見ても色あせない斬新さで、そこにミリタリー、音楽、古典ドラマなど広範囲に引用されるネタなどがとてもマニアック、従来にないスタイルで当時一世を風靡した作品だった。

主人公の沖田そうじは、都内の高校「ピーマン学園」に入学した1年生。その入学式の日、校庭で同学園のOBらしき2人組を目撃する。式が終了して教室に入ると、なぜかさっきの2人組が教室の中にいた。実は2人は同学園の究極の落ちこぼれ、落第生として学園内で知らない者はいない金藤日陽と膝方歳三であった。「あんな人たちと同じクラスだなんて…」と落ち込みながらも、そうじは学校終了後、下宿先となるアパート「菠薐荘」(ほうれん荘、設定上の所在地は「杉並区井草」方面)へと向かう。そこで管理人の娘である姫野かおりから、このアパートに住んでいる"変な2人"の存在を教えられ、「絶対に関わらないように」という注意を受ける。そして2人で部屋へと向かうと、その部屋の中に勝手に入っていたのは何とその"変な2人"だった。こうして、沖田そうじと落第生2人組による奇妙な同居及び学園生活は幕を開ける。


連載の毎回16ページはほとんどがギャグに費やされていて、ストーリーといえる部分は僅か、あとはテンポよいギャグの応酬で展開し、軽くオチがついておしまいになるというパターンばっかで特にお話になってない、(笑)
当時、英米で盛んになったポップアートの要素を、多分に含んだ画風が特徴であり、さらにはシュールレアリスムの要素をも含んだ画風で、スラップスティックなテンション高いギャグ漫画を描く。


怒濤のように押し寄せてくるギャグにはパロディが多く含まれているが、当時の1970年代のポップカルチャー・サブカルチャーがそのモチーフとされ、ハードロックやパンクロックなどの洋楽、当時たくさん放送されていた特撮作品、そしてミリタリーが特に数多く盛り込まれている。
クイーンのギタリスト、ブライアン・メイが、「ほうれん荘」の大家の娘・かおりが経営する喫茶店で、かおりにクイーンの『華麗なるレース』をリクエストするシーンは印象的だった。



きんどーちゃんやトシちゃんたちが怪獣や特撮ヒーローに変身して大暴れするシーンも多いが、それも結構マニアックなものがおおく、ガメラやキングギドラ、そしてアンギラスとか、電人ザボーガーとかもあったりで、楽しすぎる。
しかもこれはすべて、実際に着ぐるみを着用しているという設定のようで、たくさんの着ぐるみを虫干ししている場面が登場するエピソードもある(どこに隠しいるのだ、あのそうじの狭い下宿の部屋で…ww)

ミリタリーは航空機や戦車、銃器などがとっても巧妙にギャグに使われているが、珍しく物語がちゃんと展開する「第一次”暁”戦争」を筆頭に、ストーリーそのものがミリタリーパロディになることもある。
このミリタリーに関しては、史実や装備品のあつかわれ方などかなり正確なものだそうで、ミリタリーマニアにも一目が置かれていたとのこと。
自分の購入した文庫本版では、3巻で57話しか収録されていないが、全部で120数話以上あるそうで、連載が終わって40年以上経っても未だに重版されている単行本でさえ未収録作品があるそうだ。
自分が中三の時の受験の際に、「大同小異」と回答を求める問題があったが、実はその単語は中学の授業では習ってなくて、しかし「真理への挑戦!!」のなかにこの四文字熟語が出てきて、辞書を引いて覚えたってことがあって、受験にも役立つ漫画だった。
そして、時々散りばめられる「エロさ」にも中学生はドキドキさせられたが、しかも今読み返しても、やはりええ感じで適度にエロイ、すばらしいっ(笑)
しかしほんま今読んでもほんとうに強烈炸裂っ!面白すぎる!
作者の鴨川つばめさんは、これだけの作品をアシスタントを使わず一切の妥協をせずに書いていたため、心身共にぼろぼろになり、最後にはほとんど燃え尽きていたそうだ。
文字通り作者が命を削って残した不朽の傑作、当時には「早過ぎた」かもしれないが…。
続 四万十に行きたい!中村や土佐清水で波乗りしたい!でも今は行けない!😫 なんで「四万十食堂 おかわり!」
四万十食堂の続編は「四万十食堂 おかわり! (アクションコミックス)」
前作と同様、安倍夜郎さんは、書き下ろしであろう「春はイタドリ」と、深夜食堂の「第183夜 白菜と豚バラの一人鍋」、「第237夜 カツオのタタキ」の3篇と、対談でだけ絡んでいて、ほぼほぼ佐古文夫さんのコラム・挿絵、そしてこの本のテーマと関係あるような無いような漫画。




しかしこの「おかわり」ではお店の紹介がたくさんあって、しかもかなりマニアック。
「四万十町の名物丼」として、四万十ポークどんぶりのお店を16、「黒潮町のカツオが旨い飲み食い処」として、藁焼きカツオのたたきのお店を4、「中村の塩たたき」として10のお店を紹介。
四万十町中央ICのすぐそばにある洋食が美味い「洋食屋cafeケルン」、昔はよく行ったがそういえば最近行ってないがやはり名店である「味劇場ちか」、清水サバがとっても美味しいがなかなか予約の取れない「食酔亭元屋」、お寿司が無性に美味くてしかもCPがめっちゃ高い「季節料理たにぐち」などが紹介されている!

「居酒屋喜八」は、畠中さんご夫妻の迫力あるイラストで登場!(奥さんは大阪出身のこてこてながら、なんか可愛く描いて貰ってるわww)
ここは、清水港や以布利港で大将が毎朝自ら仕入れてくる鮮魚が安く美味しく食べられるお店。
塩タタキなら、ここが高知で一番美味しいのではないかと自分は信じている!(喜八より美味しい塩タタキは高知市内も含めて食べたことがない!)
酒の肴も豊富で、すべての料理に他店とは違う上品な一手間があって、目と舌で楽しめるお店、しかも安いよ!

そして我らが「居酒屋なかひら」も登場、しょうくんがちょっと彼の優しさが醸し出て無くて残念ながら佐古文夫さんのイラストで大将としょうんくが着ている今のスタッフTシャツ(たしか3代目のデザイン)の胸元の大将似替絵は、安倍夜郎さんが来店時に描いてくれたのだから笑ける!(やっぱ安倍夜郎さんの方が、大将の性格を良く表している)
なかひらのカツオは、大将命名「びりびりカツオ」で、夕方まで泳いでいて水揚げされて間もないカツオが食せるが、そこを「弾力のある食感がクセになる」と的確に紹介してくれている。
ま、なかひらでは、カツオは塩タタキでも普通のタタキでもなく、自分のお勧めはお刺身かカツオマヨやねんけどね(笑)
あ~っ、四万十に行きたい!中村や土佐清水で波乗りしたい!なかひらや喜八で飲みたい!でも今は行けない!😫
2020年4月に読んだ本
4月の読書メーター読んだ本の数:6 読んだページ数:2028
COVID-19で出張が全部なくなって、緊急事態宣言が出て、基本在宅勤務になり、外の会議も中止・延期・書面持ち回りとなって、ほとんど通勤の機会がなくなって、そうすると移動時間が少なくなり本があまり読めない。
5分で驚く! どんでん返しの物語 (宝島社文庫)
読了日:04月07日 著者:
大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズから、“最後の1ページ”“最後の1行”にこだわった、どんでん返しの物語を厳選!秘境にある幻の珍味「仙境の晩餐」、鬼と呼ばれる優秀な外科医の秘密を描く「断罪の雪」、飼い猫をめぐる隣人とのトラブル「隣の黒猫、僕の子猫」など、バラエティに富んだ25作品を収録。驚きの展開に…読めば必ず騙される! ☆★★ このシリーズはやはり紙数が中途半端で飽きが来たな。
生存確率: バイタルサインあり (新潮文庫)
読了日:04月15日 著者:久間 十義
学病院に医療事故の罪を着せられて放逐された麻酔医鶴見耀子は、米国に渡り最先端の心臓カテーテル術を身につけて七年後、帰国した。難手術を次々と成功させ、古巣の大学病院から教授招聘の声が掛かった。それと同時だった、幼い一人息子に対する脅迫電話があったのは…。大学病院の権力闘争に巻き込まれた女医の波瀾の運命を描く感動の傑作医療小説。 ☆★★ 医学問題と経済問題が絡んだおとぎ話ってとこか。なんか薄ぺらかったのが残念。
海上タクシー<ガル3号>備忘録 (創元推理文庫)
読了日:04月15日 著者:多島 斗志之
16ノットで1時間、これで尾道に着くことはできますか。瀬戸内で海上タクシーを営む寺田のもとに、殺人事件の容疑者が主張するアリバイを崩すべく、刑事が知恵を借りにきた。容疑者は熟練の同業者。寺田は物理的に不可能な壁を破れるか。驚愕のアリバイ崩し「見えないロープ」ほか、海上タクシー“ガル3号”船長の寺田と助手の弓が遭遇する7つの事件を収録。『二島縁起』姉妹編。 ☆☆☆ 海上タクシーを使った推理小説って斬新!7つの事件、すべてが良く出来てて引き込まれた!
四万十食堂 (アクションコミックス)
読了日:04月18日 著者:安倍 夜郎,左古 文男
累計400万部を誇る漫画『深夜食堂』作者の安倍夜郎と漫画家・ライターの左古文男。高知県四万十出身の2人が同県西南の幡多地方独自の郷土料理と旨い酒を紹介するイラストエッセー。高知の食を扱った同漫画の2作と書き下ろし『四万十食堂』を収録。大人気漫画の原点といえる究極グルメ・故郷の味を綴る『深夜食堂』副読本。☆☆★ これをここに並べていいのかどうか迷うところながら。読み物としていいが、あまり美味しくはなかった(笑)
仏果を得ず (双葉文庫)
読了日:04月21日 著者:三浦 しをん
高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。 ☆☆★ 浄瑠璃の世界ってあまり解らないが、しかし深くて面白いものなんだな!三浦しおんってこんなジャンルもありなのか。
戦国の女たち 司馬遼太郎・傑作短篇選 (PHP文庫)
読了日:04月29日 著者:司馬 遼太郎
戦国乱世の時代、戦場を駆けた男だけでなく、女たちもまたそれぞれに「闘いの日々」を送っていた。異例の出世を遂げた豊臣秀吉の妻・北ノ政所、夫の異常なまでの嫉妬にさらされ続けた細川忠興の妻・伽羅奢(ガラシャ)から、戦上手で変わり者の侍大将に思いを寄せる人妻の由紀、夫を徹底して働かせた遊び好きの小梅まで、有名無名六人の女性が戦乱の中で咲かせた「花」を描いた珠玉の短篇集。 ☆☆★ 戦国時代をこの切り口は興味深いし、まるで女達の戦国時代、闘っているんだ!
読書メーター
COVID-19で出張が全部なくなって、緊急事態宣言が出て、基本在宅勤務になり、外の会議も中止・延期・書面持ち回りとなって、ほとんど通勤の機会がなくなって、そうすると移動時間が少なくなり本があまり読めない。

読了日:04月07日 著者:
大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズから、“最後の1ページ”“最後の1行”にこだわった、どんでん返しの物語を厳選!秘境にある幻の珍味「仙境の晩餐」、鬼と呼ばれる優秀な外科医の秘密を描く「断罪の雪」、飼い猫をめぐる隣人とのトラブル「隣の黒猫、僕の子猫」など、バラエティに富んだ25作品を収録。驚きの展開に…読めば必ず騙される! ☆★★ このシリーズはやはり紙数が中途半端で飽きが来たな。

読了日:04月15日 著者:久間 十義
学病院に医療事故の罪を着せられて放逐された麻酔医鶴見耀子は、米国に渡り最先端の心臓カテーテル術を身につけて七年後、帰国した。難手術を次々と成功させ、古巣の大学病院から教授招聘の声が掛かった。それと同時だった、幼い一人息子に対する脅迫電話があったのは…。大学病院の権力闘争に巻き込まれた女医の波瀾の運命を描く感動の傑作医療小説。 ☆★★ 医学問題と経済問題が絡んだおとぎ話ってとこか。なんか薄ぺらかったのが残念。

読了日:04月15日 著者:多島 斗志之
16ノットで1時間、これで尾道に着くことはできますか。瀬戸内で海上タクシーを営む寺田のもとに、殺人事件の容疑者が主張するアリバイを崩すべく、刑事が知恵を借りにきた。容疑者は熟練の同業者。寺田は物理的に不可能な壁を破れるか。驚愕のアリバイ崩し「見えないロープ」ほか、海上タクシー“ガル3号”船長の寺田と助手の弓が遭遇する7つの事件を収録。『二島縁起』姉妹編。 ☆☆☆ 海上タクシーを使った推理小説って斬新!7つの事件、すべてが良く出来てて引き込まれた!

読了日:04月18日 著者:安倍 夜郎,左古 文男
累計400万部を誇る漫画『深夜食堂』作者の安倍夜郎と漫画家・ライターの左古文男。高知県四万十出身の2人が同県西南の幡多地方独自の郷土料理と旨い酒を紹介するイラストエッセー。高知の食を扱った同漫画の2作と書き下ろし『四万十食堂』を収録。大人気漫画の原点といえる究極グルメ・故郷の味を綴る『深夜食堂』副読本。☆☆★ これをここに並べていいのかどうか迷うところながら。読み物としていいが、あまり美味しくはなかった(笑)

読了日:04月21日 著者:三浦 しをん
高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。 ☆☆★ 浄瑠璃の世界ってあまり解らないが、しかし深くて面白いものなんだな!三浦しおんってこんなジャンルもありなのか。

読了日:04月29日 著者:司馬 遼太郎
戦国乱世の時代、戦場を駆けた男だけでなく、女たちもまたそれぞれに「闘いの日々」を送っていた。異例の出世を遂げた豊臣秀吉の妻・北ノ政所、夫の異常なまでの嫉妬にさらされ続けた細川忠興の妻・伽羅奢(ガラシャ)から、戦上手で変わり者の侍大将に思いを寄せる人妻の由紀、夫を徹底して働かせた遊び好きの小梅まで、有名無名六人の女性が戦乱の中で咲かせた「花」を描いた珠玉の短篇集。 ☆☆★ 戦国時代をこの切り口は興味深いし、まるで女達の戦国時代、闘っているんだ!
読書メーター
四万十に行きたい!中村や土佐清水で波乗りしたい!でも今は行けない!😫 なんで「四万十食堂」ってな本を読んで、ちょっとガス抜き…
【🏃Run11-28 5.29km 33:23 ビーチパーク】 ここ数年の恒例になっていてGW高知西部波乗りトリップは先輩の都合で中止。
でもメーデー中央集会はCOVID-19によって一般の人は参加しないことになったので、では大阪への帰省の前に独りでトリップ行こうかと企んだが、もうそれどころではない!
昨年の夏にも行けなかったし、悲しい!
風光明媚で波も良くて食い物も美味しくて心身深々とのんびり出来て大好きな土地なのだが…。
そして、「小松柚粋園の柚酢の粋」が、こっちの部屋、大阪の家、長女の家、次女の家、すべて在庫がなくなりそうなんよ…やばい!
居酒屋なかひらの美味しい、さっきまで泳いでいた鰹の刺身や(今なら初鰹やねん!)、旬の地元の食材を使った巧みな料理が、禁断症状やけんっ!
なかひらの大将とお母ちゃんに会いたい!
ぐーっ、流星ラーメンが食いたい!ほうばいのうどんが食いたい!喜八の酒盗が食いたい!民宿中村の女将の顔が見たい!とっしーさんの老衰ぶりを確認したい!!




そんな高知幡多郡禁断症状から、この本「四万十食堂 (アクションコミックス)」を買ってしまったのよ…とほほ😧
実は、深夜食堂の四万十バージョンでの漫画だと思っていたのやけど、違うかった。
どっちかと言うと、佐古文夫さんのコラム・挿絵が主体で、対談とか漫画・イラストでさくっと安倍夜郎さんが絡む感じな読み物やった。
あくまでも、観光スポットや、人気の飲食店やショップなどを取りあげる旅行ガイドとは違ってて、とにかく幡多郡愛が強い、地元民の地元自慢になりすぎない感じのガイドブックだ。
挿絵に味があってレイアウトが見ていて楽しいながら、フォントサイズが妙に小さいページが多くて、しかもイラストの色調に埋没してしまって、読みにくいのが難点。
そしてちょっと自分の幡多郡好きなこだわりとは、酒とか店でずれているってにも微妙。
って言いながら、取り上げられている食材はすべてにLOVEっ💖
次は引き続き、「四万十食堂 おかわり! (アクションコミックス)」を読むことは言うまでもない!!




昨日今日は、事務所で連勤、昨日の業務終了後、なぜか単身赴任者ばっかだったので、親分が作ったカレーと餃子を囲んで、そのまま3階食堂での飲み会がスタート🍻
久しぶりに仲間と飲んだ~、楽しい!
そして、自分は翌日も仕事なので、通勤での感染リスク1往復回避のために職場の宿泊部屋泊まった、枕カバー、今回は間違えなかった。






緊急事態宣言後、うちの職場も基本的に在宅勤務としたが、それでも何日かは(今日もだが)出勤しなくてはならない。
で、「たまごや」の給食弁当の配達はお断りしたし(人数が少なくて迷惑かけるので)、近所の飲食店に食べに行くのもどうかと思うので、出勤のたびに、平塚駅にあるおにぎり権米衛で買ってきて昼食としてきた~、FB上で定点観測的になってたが、それもGW前としては、昨日で終了。(今日のお昼は昨夜のカレーだったので)
GW開けてからはどんな状況になるんだろう(おそらくもっと酷くなっているのだろうな…😫
「おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」 孫1号の知ったかぶりがおもろいが、でも、あーだこーだが楽しいわ♪

![]() | おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典 |
今泉忠明,下間 文恵,徳永 明子,かわむらふゆみ | |
高橋書店 |
【「ざんねんないきもの」 って、なに?】
ざんねんないきものとは一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。
地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。
でも一方で、「紫外線をあびると光る」サソリや、「敵におそわれると死んだふりをする」オポッサムなど、思わず「どうしてそうなった! ?」 とつっこみたくなる“ざんねん"な生き物も存在するのです。
この本では、進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった生き物たちをご紹介します。
【進化のことが、楽しくわかる! 】
なぜ地球にはざんねんないきものが存在するのか……。じつは、その理由は 「進化」 にあります。
【どのページを読んでも、おもしろい! 】
くすっと笑えるものから、「へぇ~」とためになるものまで。1~2ページ完結ですので、どうぞ、お好みのページから読んでみてください。子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめます。
【情報たっぷりで、生き物にくわしくなれる! 】
すべてのページに入っている 「プロフィール」 欄を見れば生息地、大きさ、とくちょうが、ひと目でわかります。

図鑑好きな孫1号(5歳)なら絶対に喜ぶ!
保育園から持って帰る図書は、まずは恐竜の図鑑、その他も図鑑!
こないだ一緒に近所の公園に行ったら、2こ上のお兄ちゃんと土をほじっている、何をしているのかと見に行ったら、なんと土から出て蝉になる直前の幼虫を掘り起こしてるっ😭
たのむ、許したってくれ~っ❗❗💦
そんな孫1号、やから実は自分が気になっていて読んでみたかったので、ってこともあるが、こんな孫1号やから、一緒に読んだら楽しいかなと思って、こないだ本屋に行ったときに購入。
「残念な」って理由が、ちょっと著者の主観的すぎる気がしたし(残念と言うより「すごいやん!」って感じる点が多くあった)、解説に「雌へのアピール」「交尾」ってのが多くて、子供向きの本で(どの年代がターゲットなのかわからないが)読者にどこまで伝わっているのかって思ったりしたけど、いやいや、面白かった。
本文自体は文字が小さく感じも多いので、孫1号には朗読したらあかんが、孫1号には十分趣旨は伝わっている模様だった。
といいつつ、「それ知ってる~」って知ったかぶりばっかしている生意気な孫やが…こら~っ!💢
入手困難な「食道楽(下)」をなんとか読了 弦斎カレーパンのレシピを発見!
![]() | 食道楽 (下) (岩波文庫) |
村井弦斎 | |
岩波書店 |
食道楽 (下) (岩波文庫)、新品はなく、ネットで探しても中古本は高く(探した当時)入手が困難で、図書館も探したが在庫なし。
しかたないので、久しぶりに「青空文庫」を使って読了することが出来た。
この小説は、小説でありながら、その話しの中にのあちこちに600種以上の四季折々の料理や食材の話題が盛り込まれており、維新後30年余にして、世界中の様々な料理が日本で調理され、上流階級の人だけではなく庶民までも、知っていたり食べていたりしていたことにほんとうに驚く。

前にこのブログで書いた(平塚の弦斎カレーパンの所縁となった村井弦斎著の「食道楽(上)」)平塚の髙久製パン(株)で売られている「弦斎カレーパン」のレシピについては、秋の巻の第216に以下のように記載されていた。

第二百十六 ライスカレー
広海子爵「アハハ何でも食物へ引張り付ける。しかしながら食物が生存の大本であると思えば一日も等閑には出来ません。先刻のお話にライスカレーの事が出ましたが我輩は至ってライスカレーが好です。モシお登和さん、ライスカレーの拵え方を玉江に教えてやって下さいませんか」
お登和嬢「ライスカレーには英吉利風の澄んだのと印度風の濁ったのとその外色々の拵え方があります。宅では南京豆入のライスカレーを拵える事もありますが今日は一つ印度風のライスカレーをお話し申しましょう。それは骨も一緒に煮てあるので、先ず鳥の肉を骨ともに一寸位な大きさに切ってフライ鍋へバターを溶かして今の肉を強火でよく炒り付けます。それから肉を揚げて残った汁の中へまたバターを落して湯煮玉子を細かく截ってよくいためてその上へメリケン粉をいい加減に入れてまたいためて今度はチャツネーといって甘漬の菓物が色々入れてある壜詰の物と細かく切った胡蒜かあるいは玉葱とココナツの細かいのとを好い加減に入れてカレー粉を辛くも甘くも好き次第に入れて、その品々をよくいためて、それからスープを沢山入れて淡い汁にして三時間から四時間位強くない火で煮詰めますが、汁の上へアクが浮いて来ますから折々掬い取らなければなりません。そうして出来上った時鮮しいクリームなら上等ですし、なければ牛乳を好きほど加えて少し煮て火から卸たのがかけ汁になります」
玉江嬢「オヤオヤ随分面倒ですね」

いやはや、ほんとにずいぶん面倒だ(笑)
2018年2月に読んだ本
2月の読書メーター 読んだ本の数:10 読んだページ数:4262
デス・サイン 死神のいる教室 ほんとにあり得ない設定なのにあり得るかもと思わせる筆致に脱帽、空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫) この作品のモデルとなったリコール隠し会社に自分はついて未だに信用は出来ないし、街で走ってる車を眺めていてもこの会社の車はほとんど走っていない「ざまあみろ」しかし池井戸潤節すばらしい、火天の城 前代未聞の建築物が消失せずに現存していて欲しかったとほんとに思っているがしかしこのような物語があったなんて、マドンナ まさに自分も含まれる切ない中年の心理描写が鋭くて感情移入甚だしかった。
人買い (小学館文庫)読了日:02月01日 著者:竹内 大 政吉はやり手の公事師だが、お上の十手を預かる二足のわらじ。探索を命じられた古着屋伝蔵殺しの真相は――。 伝蔵やその仲間たちの悪事の数々は露見してくるものの依然として浮かんでこない犯人像。そのさなかに、今度は伝蔵の元女房で芸者の菊次の娘・ちりがかどわかされる。闇にひそむ人買い組織と闘う政吉だが、伝蔵殺しの下手人は意外なところに――。☆☆★
新装版 菜の花の沖 (2) (文春文庫)読了日:02月06日 著者:司馬 遼太郎 海産物の宝庫である蝦夷地からの商品の需要はかぎりなくあった。そこへは千石積の巨船が日本海の荒波を蹴立てて往き来している。海運の花形であるこの北前船には莫大な金がかかり、船頭にすぎぬ嘉兵衛の手の届くものではない。が、彼はようやく一艘の船を得た。永年の夢をとげるには、あまりに小さく、古船でありすぎたが……。☆☆★
翁面の刺客 (祥伝社文庫)読了日:02月08日 著者:小杉 健治 濡れ衣だった。北町同心・村山源之助の憎しみを買った直心影流の達人・隼新三郎は、町人殺しの科で鼠一匹這い出せないほどの大包囲網を江戸中に敷かれた。それは、敵と狙う老中水野忠成の差し金でもあった。絶体絶命の新三郎に今一人、翁の能面を被った謎の刺客が立ちはだかる!息を呑む撃剣シーンと、健気に生きる市井の人々の情愛を活写する傑作時代小説誕生。☆★★
ラスト・コード (中公文庫)読了日:02月13日 著者:堂場 瞬一 豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。渋谷中央署の刑事・筒井は、被害者の娘・美咲と署へ向かう道中、何者かに襲われる。だが、警察上層部から圧力がかかり、襲撃事件は揉み消されてしまう。孤立無援となった筒井は、探偵の小野寺冴とともに調査を始める。警察内部の「事情」、襲撃者の目的は―。 ☆★★
新装版 菜の花の沖 (3) (文春文庫)読了日:02月19日 著者:司馬 遼太郎 蝦夷地の主・松前藩は、アイヌの人びとを酷使して豊富な海産物を独占していたが、この内実を他に知られるのを恐れ、北辺にせまる大国ロシアの足音を聞きながら、それをも隠し続けた。漸くにして嘉兵衛が巨船を作り上げ、憧れのかの地を踏んだころから、情勢は意外な展開をみせ始めた。幕府が東蝦夷地の経営に乗り出したのだ。 ☆☆★
デス・サイン 死神のいる教室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)読了日:02月20日 著者:深津 十一 あいつは死神だ―。不登校の生徒・五十嵐拓也は、三日以内に死ぬ人間がわかってしまう不思議な力を持っていた。新しく赴任してきた教師の舟橋と転校生の桜木乙女が、五十嵐をふたたび学校に呼び戻したとき、彼らの周りに「死」があふれ始める!五十嵐の依頼により、舟橋は一人の少女を死の運命から救おうと奔走するが…。果たして、的中率百パーセントの予見をくつがえすことはできるのか。 ☆☆☆
卒業 (講談社文庫)読了日:02月21日 著者:東野 圭吾 7人の大学4年生が秋を迎え、就職、恋愛に忙しい季節。ある日、祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か、他殺か?
心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求する。しかし、第2の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!? ☆★★
空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)読了日:02月23日 著者:池井戸 潤 走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編! ☆☆☆
火天の城 (文春文庫)読了日:02月27日 著者:山本 兼一 松本清張賞リニューアル第一回受賞作。信長の野望は天下一の棟梁に託された。前代未聞の建築物、安土城を作った男達の葛藤と築城プロセスを描いた戦国版プロジェクトX。☆☆☆
マドンナ読了日:02月28日 著者:奥田 英朗 人事異動で新しい部下がやってきた。入社4年目の彼女は、素直で有能、その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった(表題作)ほか40代・課長達の毎日をユーモアとペーソス溢れる筆致で描く短編5編を収録。上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの1冊です。 ☆☆★
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デス・サイン 死神のいる教室 ほんとにあり得ない設定なのにあり得るかもと思わせる筆致に脱帽、空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫) この作品のモデルとなったリコール隠し会社に自分はついて未だに信用は出来ないし、街で走ってる車を眺めていてもこの会社の車はほとんど走っていない「ざまあみろ」しかし池井戸潤節すばらしい、火天の城 前代未聞の建築物が消失せずに現存していて欲しかったとほんとに思っているがしかしこのような物語があったなんて、マドンナ まさに自分も含まれる切ない中年の心理描写が鋭くて感情移入甚だしかった。







心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求する。しかし、第2の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!? ☆★★



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