WAKITA PEAK 年頃の子どもを持つ男親の悲哀…とほほ…、父ちゃん、辛いっ(T_T)


【19 うち試写会4】 世界屈指のサーフポイント、ハワイ・ノースショアの中でも別格の波であるパイプラインに挑み続ける日本人サーファーの脇田貴之。将来への不安を抱えながらも自分の信じた道をまい進する姿と、プロサーファーの息子・泰地と娘・紗良、そして妻の小百合を含め一家全員がサーファーという脇田家の日常が映し出される。

 サーフィンが盛んなハワイ・ノースショアの危険な波、パイプラインに挑む日本人サーファーの脇田貴之を追ったドキュメンタリー、波待ちする場所が「WAKITA PEAK」と呼ばれるようになった彼の生き方を映し出すという映画。
地元平塚のオリンピックのシネプレックスで土曜の夜に鑑賞したが、色の黒い人が多数、たまにいる白い人は彼氏に強制的に連れてこられた感じ、そして極めてビーサン率が高い(笑)


 ハワイ・オアフ島のノースショア、奇跡の7マイルと呼ばれるそのエリアには、世界屈指の波が無数に存在するが、その中でも別格なのが、パイプライン。
その波に世界で唯一自分の名前を刻んだ日本人サーファー、脇田貴之プロ。
ハワイアンにとって海は生活のすべてであり、神聖な場所、脇田はそんなハワイアンたちを尊重し、ローカルである彼らが波待ちする位置より、危険な奥で波を待つようになった。
そして、いつしかローカルはその場所を「WAKITA PEAK」と呼ぶようになった。


 脇田ピークと呼ばれるピークがあることは知っていたが、脇田貴之プロがパイプを滑っている映像や写真を見てもその意味がわからなかった。
しかし、その意味が、この映画によって、ようやく理解できた!
ということは、どれほど危険なピークなんだってことで、脇田孝之プロの偉大さを数倍増しでわからされてしまった!

 しかし、年頃の子どもを持つ男親の悲哀…、長男も長女もコンペサーファーやねんし、お父さんの偉大さはわかるはずやのに、それとこれとは別なんやな…、お母ちゃんももうちょっと優しくしてあげてよ、とほほ…、父ちゃん、辛いっ(T_T)

   

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万引き家族 ネタバレしないように感想を書くのにこんなに苦労する映画はないっ!!


【18 うち試写会4】 治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。

 是枝裕和監督による人間ドラマ、親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得たという映画。
第71回カンヌ国際映画祭で、日本人21年ぶりに最高賞パルムドールを獲得したことでたいへんな話題になっていた。

 祖母は年金を受給している、父は日雇いながら働いている、妻もクリーニング屋でフルタイム、妻の妹は風俗で働き、家も古くて狭いが持ち家のようだ。
しかし、なぜか息子は学校に行かず、親子で万引きして生活用品を調達している、という家庭環境に「なんで?そこまでせんでも生きられるやろ?」。
その「なんで?」がなかなか解消されないし、前評判で聞いてた「社会問題を浮き彫りにする映画」という意味がどうしても引っかかったままに、迷走状態で物語が進んでいく。


 貧困や格差の連鎖を描いているのだろうか、そうとも感じたが、しかし何かが違う…。
家族愛がテーマなのかな、とも思ったが、いや、なんかおかしい…。
そういった疑問は、最後には全て解決するのだが。


 生活臭を徹底的に追求していて、特徴のあるカメラワークと相まって、外の世界から隔絶された理想郷のささやかな幸福感が醸し出されている。
そこにこの映画のテーマがあったのかと、見終わってからやっと感じた、と思う。

 すべての役者が素晴らしい、是枝監督の脚本と演出によって、それぞれの役者が実力以上の演技力を引き出されたのだろうな、とも見終わってからやっと思う。(安藤サクラがいきなり大女優になっちゃった!?)

 「家族」を描いているようで、ちっとも描かずに、巧みにずらしていながらに、あの結末で、そういえば「家族って何?」ってのを考えさせるってのはずるい、しかしこれが是枝節か。
そして父になる」とか、「海街Diary」とか、などなど、すべていい映画で、そして是枝監督の「家族」の描き方はこれまでも考えさせらてきたが、その都度、ちゃんと納得出来る感想があった。
しかしこの作品は、いい映画だったのだけど、どこが良かったのか、何を考えなきゃいけないのか、自分に対して説明が付かない、感想がわからない、そんな映画だったのが素晴らしいのかも。

    

ランペイジ 巨獣大乱闘 試写会で鑑賞、絶対に試写会でなかったら観なかったと思うが、いやいや、でっかいスクリーンで観るべき作品やったわ!


【17 うち試写会4】昨日は連合推薦の社会保険審査会参与と連合本部との意見交換会だった(年に一回)。
自分は去年は日程が合わず参加出来なかったが、今年は参加出来た!
連合への我々の意見が、政策的な提言として生かしてくれるかは心許ないが、しかし参与同士の議論では、大いに学び、たくさんの課題を受け止め、だから、さらに請求人のために研鑽を積まなくてはならないと腹をくくった。
そのために、連合推薦の社会保険審査会参与のブラッシュアップのために、連合をこき使ってやると決意した!

 ある遺伝子実験の失敗からゴリラやオオカミなどの動物が巨大化し、所構わず暴れだす。動物たちは、破壊活動を続けながら北米大陸を横断し、高層ビルが林立する街で大乱闘を繰り広げる。人々が逃げ惑う中、軍隊が出動し銃やミサイルで攻撃するが巨獣たちの暴走を抑えることはできず……。

 1986年に発売されたアーケードゲームを実写映画化したパニックアクション、巨大化した動物たちが、大都会で暴れ回り街を破壊していくさまを描くという映画。

 サメの成長が止まらない遺伝子や、シロナガスクジラの成長率、カブトムシの強靭さ、チーターのスピード、トゲマウスの細胞修復能力など、ありとあらゆる異なる遺伝子を混ぜ合わせた、ハイブリッド遺伝子操作で巨大化した動物軍団が大暴れして街を破壊する!
仕組みはよく分からないけどね、とにかく滋養満点、予測不能の特殊生物たちだ。

 最弱となった人類側の代表は、「ロック様」ことドウェイン・ジョンソン(元WWE世界王者8度制覇の最強プロレスラー)演じる霊長類学者デイビス、強うそうだけど、しかしどうみても勝てる気がしない、この戦いにどう挑むのか?(いや、ふつう無理やろ!)


 実に清々しいほど単純明快な巨大怪獣パニック、全編これ大味な力技の連続、軍隊が役立たずで事態をさらに悪化させ、バカな悪人姉弟は狙ったかのようにあほみたく次々と墓穴を掘る、ってアホ丸出しな展開、お金をかけた超弩級B級娯楽映画のお手本!
縦横無尽に捉える怪獣の雄姿にはこだわりを感じるし、ゴリラと主人公が並ぶ姿はまるで兄弟でありそんな彼らの友情ドラマの一面も、強引な設定であっても違和感をおぼえるヒマもない。
冒頭の宇宙空間での描写からして、「ありえなさ」に力技で説得力をもたせるアプローチが効果的。
試写会で鑑賞、絶対に試写会でなかったら観なかったと思うが、いやいや、でっかいスクリーンで観るべき作品やったわ!
ところでナオミ・ハリス演じるケイト・コールドウェル博士、暴れ回る巨獣たちのまっただなかで逃げ回っていたのに、シャツも顔もまったく汚れていないのはさすがっ!

   

いぬやしき 原作を知らない観客にもわかる作り方をして欲しかった、惜しい!


【16 うち試写会3】今日も福岡へ出張、二週連続、去年も一昨年も一度もなかったのに。

 定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎(木梨憲武)は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤健)は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え……。

 突然の事故をきっかけに、超人的な能力を得た初老のサラリーマンと高校生が、それぞれの目的で強大な力を行使するさまを描くという映画。
GANTZ」の原作・監督コンビふたたびってことで、予告編も面白かったから、ものすごく期待して観に行ったんだけど…。


 原作を読んでないから、なぜ機械化されたのか、という根本の部分が全く腑に落ちないまま…。
佐藤健の高校生役ってのに違和感強すぎるし、彼の性能の習得ぶりが、犬屋敷に比して、とんでもなさすぎて…。
そして、「バーンっ」が標的のロックオン、仕組み、効果などなど全てにおいて突飛すぎて、納得が出来なくて…。


 VFXは、日本的ながらなかなかのものやっただけに、もうちょっとストーリーを丁寧に作り込んでくれたらよかったのにな。
木梨憲武、自身と同世代となる犬屋敷役はハマリ役すぎて、とっても名演やった!

    

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 もし彼が折れていたら世界はどうなっていたのかと想像すると怖いが…


【15 うち試写会3】今朝、5月7日に結成された、国民民主党の大塚耕平共同代表がうちの組織に挨拶にみえられた。
もりかけ問題が出てきて以来、一昨年の疑惑隠し解散総選挙を経て、未だに国会が空転している。
あまりに虚偽答弁や改ざん、偽装工作などが多すぎるため、政府とはそもそもそんなもんって国民がこれに慣れてしまったとしたら、この国に未来はないわな…。
国会に近いところで仕事をしている自分でさえ、やもんな。
安倍政権は、頭の上を通り過ぎるのをじっと待っていたら、どうせ国民は忘れるやろうと高を括ってるけど、それは許してはならない。
なんせ、どさくさに紛れて、成果に応じて高報酬を払うというのは嘘で死ぬまでこき使っても企業に賃金支払い義務も罰則もない「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)やら、これまで様々な命に関わる問題を修正するために培ってきた高度な日本の安全性でさえ政府の意向でないがしろに出来る「規制のサンドボックス制度」やら、ほんまに国民の命に関わる重要法案が目白押し。
どさくさに紛らすわけにはいかんねん、今国会、立憲民主党、そして国民民主党にも期待している!

 第2次世界大戦勃発後、ナチスドイツの勢いはとどまることを知らず、フランスの陥落も近いとうわさされる中、英国にもドイツ軍侵攻の危機が迫っていた。ダンケルクで連合軍が苦戦を強いられている最中に、英国首相に着任したばかりのウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)がヨーロッパの命運を握ることになる。彼はヒトラーとの和平か徹底抗戦かという難問を突き付けられ……。

 ジョー・ライト監督と、ゲイリー・オールドマンが組んだ歴史ドラマ、第2次世界大戦下のヨーロッパを舞台に、苦渋の選択を迫られるウィンストン・チャーチルの英国首相就任からダンケルクの戦いまでの4週間を映し出すという映画。


 「ダンケルク」が助けを待つ兵士たちの数日間を 体験する映画だった。
対し、こちらは海の向こうの母国イギリスで何が起こっていたのかを知らされる映画、「ダンケルク」を観ておいてよかった、今作の良さが数倍増しになったと思う。
ナチス・ドイツが欧州各国を制圧する中、イギリス首相に就任したチャーチルが、対話によるドイツとの和平交渉か、それとも国民の犠牲を覚悟した強硬路線か、苦渋の決断を迫られる。


 絶望の淵に立ち判断に苦悩し、彼は街へ出て地下鉄で民衆の声に耳を傾ける、世論の後押しがあったと確信して、勇ましい言葉で大衆を鼓舞して戦いを宣言するチャーチル。
ゲイリー・オールドマンの見事な熱演のおかげもあって、人間としても政治家としても欠点の多いチャーチルが、苦悩と葛藤の末に徹底抗戦を決断するまでが感動的に描かれる、チャーチル首相の素顔が垣間見える重厚な実話ドラマになっている。


 原題は「Darkest Hour」(もっとも暗い時間」)だが、国会議事堂も英国王の部屋も暗さの中に沈み、微かな光だけが差し込んでいるという光の様相が、物語の進行につれて変化していくという光の演出が秀逸で、見終わってから原題の意味を知る。
監督は、彼の素顔を愛すべき変人として徹底的に描くが、そんな愛すべき変わり者だったチャーチルが、ヒトラーの脅威に怯む者の多い状況下、貫いた信念の描き込みが圧倒的。


 「最後まで戦い抜く」という彼の姿勢に、当時の日本政府の歩んだ道と照らし合えば、複雑な思いがあるが、彼が決断した道は、当時の日本とは違う。
もし彼が折れていたら世界はどうなっていたのかと想像すると、怖い。


 発する言葉が軽く人間性に疑念を抱かれる為政者が跋扈する今(安倍総理大臣・麻生副総理の顔が浮かぶが…、あ、ついでにトランプ)、この映画では、暗澹たる時代のリーダーシップのあり方を示してるのかも。
新任秘書エリザベスと国王ジョージ6世の立ち位置が、この映画の肝だった。

    

妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII とっても昭和な家族像で、違和感あるわな~


【14 うち試写会3】今朝、ちゃんと早起きしたが波はあるもののオンショアでぐっちゃぐちゃやし、もうええか~ってことで二度寝してしまった。

 平田家に泥棒が入り、長男・幸之助(西村まさ彦)の嫁・史枝(夏川結衣)がひそかに貯めていたへそくりが盗まれる。自分の身を心配せずにへそくりをしていたことに怒る幸之助に対し、史枝は不満を爆発させ家を出ていってしまう。家事を担当していた彼女がいなくなり、母親の富子(吉行和子)も体の具合が良くないことから、父親の周造(橋爪功)が掃除、洗濯、炊事をやることになる。しかし、慣れない家事に四苦八苦するばかりで……。

 山田洋次によるコメディードラマのシリーズ第3弾、両親と同居する長男の嫁が家出したことから、平田一家に思わぬ騒動が起こるという映画。
1作目は試写会当選したものの行けずだったが、友達に勧められてうっかり鑑賞し、でもシリーズ2作目はまったく興味なくスルー、で、このシリーズ3作目は、試写会にての鑑賞だ。


 平成が終わろうとしている今なのだけど、この映画はどこまでも昭和的、昭和な家族観、昭和な亭主関白、昭和な専業主婦、昭和な構成・演出・音楽…。
とてもとてもレトロな映画に感じてしまうが、いやいや、舞台は現在だ…、と、とてつもなく精神的ギャップに苦しむこの映画。
悪くはないけどなあ、しかしなぁ…。

    

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 行政を歪めまくって、政治を腐敗させている根っこが日本と同じだ!


【13 うち試写会2】昨日の波は少しサイズダウンするけど、綺麗に整って、Fun Surfになることが明らかな今朝、スマホをマナーモードのままにしてて、目覚ましが鳴らなかった…(T^T)サイアク

 ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と部下のベン

 メリル・ストリープとトム・ハンクスが共演し、スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取った社会派ドラマ、実在の人物をモデルに、都合の悪い真実をひた隠しする政府に対して一歩も引かない姿勢で挑んだジャーナリストたちの命懸けの戦いを描写するという映画。

 ペンタゴン・ペーパーズ (Pentagon Papers) とは、国際安全保障問題担当国防次官補のジョン・セオドア・マクノートン(海軍長官就任直前に死亡)が命じて、レスリー・ハワード・ゲルブ(後に国務省軍政局長)が中心になってまとめ、ポール・C・ウォンキ国防次官補に提出された、ベトナム戦争とトンキン湾事件に関する非公開の政府報告書。
正式名称は "History of U.S. Decision-Making Process on Viet Nam Policy, 1945-1968" 「ベトナムにおける政策決定の歴史、1945年-1968年」。
ベトナム戦争からの撤退を公約して大統領に選出されたリチャード・ニクソン政権下の1971年に作成されたこの報告書は、47巻構成(資料を含め約100万語)で、フランクリン・ルーズベルト大統領時代つまりフランス植民地時代にはじまり、フランスの撤退以降にベトナム戦争を拡大させたジョン・F・ケネディとリンドン・B・ジョンソンの両大統領政権下のアメリカ合衆国のインドシナへの政策と「トンキン湾事件」などの当時の政府による秘密工作を網羅しているのだそうだ。

 英題は「THE POST」、ワシントン・ポスト紙のポスト、森友・加計問題もほんとワシントン・ポスト紙にまかせたくなる。
ただの歴史の検証映画ではなく、ジャーナリズムを軽んじるトランプ政権に向け、横暴な権力が敗れた過去を通して繰り出す鋭いカウンター映画だ。


 国民を欺いてきたベトナム戦争の真実、その文書を入手したメディア、報道の自由を盾に絶対権力に立ち向かった新聞記者の姿に胸が熱くなる。
また、メリル・ストリープの経営者の一挙一動に意外なほど長く時間が割かれ、政府高官との友情と正義の狭間で揺れる彼女の葛藤を的確に観る者に伝える。
鋭い社会的メッセージを込めた物語を演出しつつも、人間ドラマとしてきっちりまとめているところがさすがのスピルバーグ。

 スピルバーグは、これは2017年に公開されないならば意味がないと思い、たいへんなスピードで製作したそうだ。
2016年7月に各党の大統領候補が決定、11月の一般有権者による大統領選挙の少し前の10月に、スピルバーグは脚本の映画化権を取得。
製作準備中だった他作品を中断して本作の製作に取り掛かり、2017年2月にメリル・ストリープとトム・ハンクスが契約書にサイン、5月頭に撮影開始、7月末に撮影完了、11月にファイナルカットが完成したんだそうだ。
2017年が終わるギリギリ12月に米限定公開、1月に全米公開、映画化権入手から公開まで、なんと1年2ヶ月程しか要していない。


 スピルバーグ自身、「今すぐ伝えなくてはならないと思った」と発言、この迅速さに、監督はじめスタッフ、キャストの、そして今のアメリカの切迫感がみなぎっている。
改竄や廃棄の体質から糺さねばならない国の民主主義への危機感が募る、どんなに小さな力でも歴史を変えられるという、スピルバーグの意志が強く感じられ、激しく心が震える。
最後の最後のシーンで示唆されるが、彼らはウオーターゲート事件を暴くことになるのだ…。

 日本でも、政府や防衛省が、南スーダン・イラクでの海外派遣時の活動日報を隠蔽し、自衛隊員の命を危険にさらし、さらに海外での武力行使を容認する違憲である安保法改正をおこなった。
森友学園・加計学園の問題でも、様々な隠蔽・改竄・欺瞞・虚偽答弁があり、それが明らかにされていることで、いかに行政が歪められてきたのが証明されている。
朝日新聞や東京新聞などが、安倍政府からの圧力に屈せず、必死でスクープしているので、国民は真実を知ることが出来る。(政府広報であるNHKも日経新聞も、政府に遠慮して知らんふりしてきたがようやく取り上げるようになった)
また、東京労働局長の「報道への威圧発言」や財務省事務次官のセクハラなども報道によって我々は知った。
安倍さん、あなたの関与は明らかだ、そして国民を欺いてきたことも明らかだ、総理も国会議員も、宣言したとおり、早く辞めなさい。
そうしてくれないと、安倍総理のせいで、この国の行政と政治が、民主主義が、取り返しが付かないくらいにまで崩壊してしまう。

    

リズと青い鳥 試写会でないと絶対に観なかったが、いい映画だった


【12 うち試写会2】今日から金曜まで,岩手県花巻でお仕事~( ̄。 ̄;)

 北宇治高等学校吹奏楽部所属の鎧塚みぞれと傘木希美は、それぞれオーボエとフルートを担当する親友同士。高校3年生の二人にとって最後の出場となるコンクールで選ばれた自由曲「リズと青い鳥」には、オーボエとフルート掛け合いのソロパートがあった。希美はその曲が自分たちのようだと無邪気に話していたが……。


『映画 「聲の形」』などの山田尚子が監督を務め、武田綾乃の青春小説「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏学部、波乱の第二楽章」をアニメーション化、高校最後の年を迎えた2人の少女が過ごす日々を映し出すという映画。
試写会にて鑑賞、まったく予備知識なく、そして展開の遅さと何を描こうとしているのかまったく理解不能で、実は、途中で席を立とうかと思ったほどだったが、見終わった後の感想としては「いい映画を観た」ということだった。


 童話「リズと青い鳥」の話に重ねて、希美とみぞれ二人の岐路を切なさと儚げさな雰囲気で描きつつ前向きな気持ちにさせてくれる展開。
とても丁寧な描写、物語性はないが、仲の良い友達とずっと一緒にいたいという気持ちが、ほんとにきめ細かく描かれていた。
試写会でないと絶対に観なかったが、いい映画だった。

    

 ボス・ベイビー しかしほんまに憎らしいガキやねん…


【11 うち試写会1】今朝は絶対に波が良かったのに、アラームセットし忘れて寝坊…(゜◇゜)ガーン

 両親に愛され、幸せな毎日を送っていた7歳の男の子ティム。ある日突然、彼のもとに弟だという赤ちゃんがやってくるが、黒いスーツとサングラス姿で手にはブリーフケースを持っていた。困惑するティムを尻目に、両親は赤ちゃんに絵本を読んだり、ハグをしたりと言いなりだった。やがてティムは、弟がベイビー株式会社の社員で、世界の愛情の比率が赤ちゃんより子犬に傾く中、発表される予定の新種の子犬の正体をつかむよう命じられていることを知る。


 「怪盗グルー」シリーズなどのユニバーサルスタジオと、「シュレック」シリーズなどのドリームワークスアニメーションが組んだコメディー、大人並みの知能を誇る赤ちゃんが巻き起こす騒動を描くというアニメ映画。
一見、荒唐無稽な設定に見えるが、弟ができた兄の成長物語という普遍的な設定。
両親の愛をひとりじめしてきた少年ティムは、自分の下に生まれた赤ちゃんに嫉妬を感じている、と書けば、よくある話しになるのだけど、その弟が一筋縄ではいかないボス・ベイビー。


 「愛はシェアできない、愛は全部にいきわたるほどない」と語るボス・ベイビー。
お兄ちゃん・お姉ちゃんは、弟や妹が産まれると、今まで独り占めしていた親や周囲の愛の方向の変化に敏感で、時には赤ちゃん返りも起こす。
うちの長女の方の孫1号も、昨年末に次女が産んだ孫2号が実家にやってきた際、「何かがおかしい…」と感じ入ったようで、明らかに従妹にヤキモチを焼いていたが(笑)
ボス・ベイビーのミッションは、赤ちゃんが永遠に世界で一番かわいい存在で、誰よりも愛を受けられるよう、 永遠に子犬のままでいる新種の犬を破壊することなのだ!
 

 「子供にしか見えない世界が真実」というシニカルなテーマ
映画もティムの視点と、彼が描く想像の冒険世界とで描かれるが、その映像表現の自由さ奔放さは、子供の想像力のまんま。
その映像が、子供時代の自由な感覚を思い出させてくれる。
しかしほんまに憎らしいガキやねん、ボス・ベイビー、しかし時々見せる赤ちゃんらしい愛くるしさが、ずるすぎる!(-.-#)
孫1号(4歳)が観たがっていたが、彼は観に行けたのかな、そして観たとすれば4歳児にも物語は理解できたのかな。

    

レッド・スパロー 「#MeToo」の時代に、体を武器にすることを強いられるこの話は、タイムリーなのかな


【10 うち試写会1】しばらく観たい映画があんまりなかったのに、ここんとこ目白押しで、たいへんや!

 事故によってバレリーナの道を諦めたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)。母親をめぐるやむを得ない事情から、彼女はロシア政府直属の諜報(ちょうほう)機関の一員になる。美貌を生かした誘惑や心理操作で情報を入手する「スパロー」と呼ばれるスパイとして育成された彼女は、瞬く間に才能を発揮する。そして新たなミッションとして、ロシアの機密事項を探るCIA捜査官ナッシュ(ジョエル・エドガートン)への接近を命じられるが……。

 元CIAエージェントの作家、ジェイソン・マシューズの小説が原作のスパイアクション、バレリーナからスパイになった美女が、CIA捜査官への接近を命じられたのを機に思わぬ事態に陥るという映画。
モデルとなったのはソ連時代に実在した国家諜報機関で、元CIA捜査官が原作を書いているだけに、かなりリアルかつハードで骨太な物語だ。


 「スパロー」と呼ばれるスパイ、その武器はずばりセックス、いわゆるハニートラップで、そんなスパイが存在したということにびっくりだが、さらに驚くのは女だけではなく男も存在するとのこと。
とはいえ、お色気だけの映画ではなく、誰が誰を騙そうとしているのか。そのためにどんな手を使うのか、諜報戦の駆け引きが緻密に描かれており、そうしたスパイ・サスペンスならではの面白さがあふれる。
アクションシーンは皆無だが、しかし過激さは全編に貫かれており、緊張感凄まじい。


 「世界にひとつのプレイブック」で第85回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスの堂々たる芝居は圧巻で、ヌードも辞さず、まさに、文字通り、ほんま「体当たり演技」!
「#MeToo」の時代に、体を武器にすることを強いられるこの話は、タイムリーなのかな。

    

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