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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 関西ネタがコテコテすぎてみんなわかるん⁉


【🎦35 2023/11/25鑑賞】 かつて東京都民から迫害されていた埼玉県民は自由を求めて立ち上がり、麻実麗(GACKT)や壇ノ浦百美(二階堂ふみ)をはじめとする埼玉解放戦線の奮闘によって通行手形制度が廃止される。こうして埼玉は平和な日常を手に入れたはずだったが、さらなる自由と平和を求め、そして再び埼玉の心を一つにするため、埼玉解放戦線は次なる野望を実現させようとしていた。やがて関西にも及んだこの事態は日本を東西に分かち、全国を巻き込む大騒動へと発展する。

 魔夜峰央の漫画翔んで埼玉を実写映画化した『翔んで埼玉』の続編、東京から虐げられている埼玉の自由を求めて立ち上がった埼玉解放戦線のさらなる戦いが、日本を分割する東西対決へと発展するという映画。


 まさかの続編、鑑賞の前の日に、たまたま、埼玉県人に実効支配されている池袋から東武東上線に乗って川越で仕事やったってこともあって、武蔵野線とJR埼京線・JR京浜東北線・西武新宿線・西武池袋線・東武東上線・東武伊勢崎線との関係や、埼玉らしさを肌で感じていたこともあって、予習は十分。
埼玉県民の一家がカーラジオで聞いている都市伝説のビジュアル化というフォーマットは前作と同様ながら、今作は、タイトルとは裏腹に関西が舞台。
大阪を中心とする都会勢(兵庫ではなくて神戸、洛内に限定される京都)に迫害される滋賀・奈良・和歌山のマイナー県による解放のための戦いとなり、百美が残る埼玉パートの武蔵野線をめぐる話は脇に追いやられ、本筋とのからみも弱くなっている。




 大阪人としては細々とした大阪・関西圏のエピソードは十分に笑えるのやけど、これって関西人以外に伝わるのかな~とちょっと不安になるやん。
なんせ関西人にとってもほとんどが失笑程度の笑いながら、大阪・京都・神戸の熾烈な三都物語に、大阪でも大和川を挟んだ関係、神戸と神戸以外の兵庫、尼崎、京都においても洛内と過酷な洛外との関係に加え、さらにそれ以外の京都…。
ここだけでもかなりハイレベルなのに、さらに和歌山・奈良・滋賀が絡んできて、近畿地方でありながら中部圏に行ってしまっている三重県…ケンミンショーレベルの知識ではなかなか伝わらないはずなんだが。
そして和歌山の白浜⇒甲子園⇒粉もんのこの方程式は秀逸すぎて、シュールすぎてめっちゃ苦笑、お見事。
関西人にとってはおなじみの滋賀県人のキラーワード「琵琶湖の水、止めたろか💢」は、まさか、それは滋賀県人にとっては命を賭けた最終兵器やったのかと、そこは目から鱗!

 もともと1作目の序盤の時点で原作を使い切っていたそうで、今回は完全オリジナルとのこと。
スケールがデカそうで実は小さい…。
その辺のバカバカしさが振れきっていて十分に面白かったし、一方で滋賀を守った「とび太」のせいで、なんか泣けてきてしまった切なさ…知らんけど。


 コロナ死者数日本一、交通事故死者数全国一、経済の成長率は全国平均以下と、大阪の成長を止めまくっていながら、「大阪府市民の実を切る改革」により利権で私腹を肥やしていて、パワハラ・セクハラ・汚職・選挙違反・刑事事件から民事事件まで不祥事のオンパレードの「維新の会」を、かなりディスってくれていて、そこもなかなか痛快!(痛快ではあかんねんけど…、大阪初の維新による公害を他所様を巻き込んではいけないし、ええ加減大阪府市民にも目を覚ませて欲しいし)
なんせ、「維新」って、「大阪では学校無償化しました・万博では空とぶ車が自転車みたいに飛びまくるしすごい経済効果をもたらします・大阪の財政を改善しました」などなど、大阪以外の地でそんなアピールして選挙しているんやけど、それって全部「嘘」なので、みなさん、欺されないでください。
されについて、この映画、絶対に揶揄している🤣


リアリティ FBIの尋問の、82分間の公式音声記録のみで、これだけの映画が出来てしまったのは奇跡!


【🎦34 2023/11/23鑑賞】 2017年、アメリカ。買い物から帰宅したリアリティ・ウィナーは、見知らぬ二人の男性に声をかけられる。彼らはFBI捜査官だと名乗り、ある事件の捜査をしていることを彼女に告げる。気さくで穏やかな口調のまま、二人は何げない質問をリアリティに投げかけていたが、やがて会話はある驚がくの事実に迫り始める。

 2017年、アメリカ国家安全保障局(NSA)の契約社員だった25歳のリアリティ・ウィナーが、ドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領の誕生は、ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選への介入によるものだったとする報告書をメディアにリークしたとして、国家機密の漏洩で逮捕され、個人の情報漏洩罪として史上最長となる懲役5年の刑を言い渡された事件。
「第2のスノーデン」として注目された、25歳の彼女に対するFBI捜査官の尋問記録を忠実に再現した心理ドラマ。
FBI捜査官の尋問音声記録をそのまま使って台詞にし、俳優はその音声記録の台詞に合わせて演技をしている。


 FBIの尋問の、82分間の公式音声記録のみで、サスペンス映画一本分のセリフが成立してしまうというのはまさに奇跡というべき。
だからこの映画、最初から最後までとてつもなくリアルなのは当然だ。


 自宅の前に、突然、FBI捜査官の身分証明証を見せる男たちが現れ、彼女を尋問する。
突然やって来たふたり組みの捜査官は決して威嚇的ではないが、彼らとカジュアルな会話をしている間にも別の捜査員が複数やってきて家宅捜査を始める。
当局の要請には協力的に応じるが、一方で、何が罪に問われたのか不安を覚える。
しかし、ここで起きていることから逃れられないのだと気づいていく彼女の心理を、表情で見せていくシドニー・スウィーニーの演技はほんとうに見事。
時々挟み込まれる実際の音声と、本人のインスタグラムや電話の声も効果的で、そこに彼女の演技があって、観ている方は当事者として巻き込まれてしまい、謎解きサスペンスの緊迫感をたっぷり味わされてしまう。
ひとりの民間人が逮捕されるまでの過程をとらえながらも、それが客観的な視点ゆえに、彼女の行動が過ちであったと断じていないのも妙味。


火の鳥 エデンの花 原作とはずいぶん違うと思いつつ、原作自体もどの時点が完成品か不明やから…時空を超える火の鳥の飛翔が美しい。


【🎦33 2023/11/5鑑賞】 ロミと恋人のジョージは、ある理由から地球を離れて惑星エデンに降り立つ。二人は荒涼としたエデンの開拓を進めるが、ジョージが井戸掘りの最中に事故で亡くなり、ロミは一人息子のカインとAIロボットと共に過酷な生活を送る。ロミはカインのために自分の命を伸ばそうとコールドスリープを行うが、機械の故障で1300年も眠ってしまう。目覚めたロミは、睡眠中に新人類が築いた都市エデン17の女王として祭り上げられる。帰郷の思いに駆られるロミは、宮殿で出会った少年コムと地球を目指す。


 手塚治虫のコミック「火の鳥」の一編「望郷編」をアニメ化、辺境の惑星で1300年も眠りについていた女性が、故郷である地球へ帰ろうとするという作品。
手塚治虫の「火の鳥」とは、手塚治虫が漫画家として活動を始めた初期のころから晩年まで手がけられており、手塚治虫がライフワークと位置付けた漫画作品だ。
古代からはるか未来までの壮大な時間、地球や宇宙が舞台にという広大な空間のなか、生命の本質・人間の業について、それをずっと見続けている火の鳥という存在を軸として、手塚治虫自身の独特な思想を根底にたいへんなスケールで描かれているという作品だ。
調べてみると、最初に連載されたのは1954年(昭和29年)の「黎明編」で、1956年に「エジプト編」「ギリシャ編」「ローマ編」、1967年に「黎明編」「未来編」「ヤマト編」「宇宙編」「鳳凰編」「復活編」「羽衣編」「望郷編」「乱世編」、1976年に「望郷編」(本作の原作)「乱世編」「生命編」「異形編」、1986年に「太陽編」が発表された。


 火の鳥は、「人智を超えた存在である超生命体。炎をまとった鳥の姿をしている。100年に一度自らを火で焼いて再生(幼体化)することで永遠に生き続ける。他者との会話はテレパシーで行ない、未来を見通す。火の鳥の血を飲めば永遠の命を得ることができるため、多くの人間がその生き血を求める。」という存在。
呼称は鳳凰・火焔鳥・フェニックス・不死鳥などとも呼ばれるが、時空を超えて羽ばたく超生命体として、手塚治虫の作品では描かれている。
手塚治虫はストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」を見て、その中の火の鳥の精を演じるバレリーナの魅力に心を奪われたのが本作品「火の鳥」を描くきっかけだったとしているそうだ。


 自分は、中学生の頃から社会人になるまで、手塚治虫漫画全集全400巻を、毎月毎月ちょっとずつ購入して収集していた(どこにあるんだろ?売ったり処分したりした記憶は無いので実家にあるのかな?)。
これの200巻「エジプト編」「ギリシャ編」「ローマ編」、201巻の「黎明編」から212巻の「乱世編」、362巻から365巻の「生命編」「異形編」と「太陽編」を読んだはずだ。
本作の原作では「マンガ少年版」がベースとなっている。
「時代は宇宙時代。自然が失われ続ける地球に絶望した主人公ロミと恋人のジョージは、強盗で得た金で宇宙不動産会社から小さな惑星エデン17を買い、移住する…」という設定からの原作であって、また、火の鳥全シリーズ中で最も手塚による加筆・修正が多い編であるそうで、この映画のストーリーは、もはやどの時点かが解らないんで、なんとなく自分の記憶とハズレがあってもしかたがない。
とは言え、世界観や、描きたかったであろうメッセージとしては、十分に納得が出来た。
なんといっても、昔のキャラクターなのでキャッチーではなく、作品の世界観に入りにくいと思われる原作の世界観を一切壊さないままに、STUDIO4℃が作り上げたせいで、とても古くさいように見えるかも知れない。
しかしながら、クオリティーの高いアニメーション表現が、原作を壊すことなく、しかも圧倒的に説得力のあるレベルの作品に昇華させていたことに驚く。


 今作品では、宮沢りえが主人公ロミ役で演じたが、若い頃と歳をとった時の声が変化があまり感じられない平板な演技には違和感を覚えていたが、しかし鑑賞後にそれが逆に心に沁みた。
宮沢りえの解釈や演技力、やっぱすごいわ。
この作品とはエンディングの異なる配信版「火の鳥 エデンの宙」が、Disney+で2023年9月13日から配信されているそうで、是非、そっちも観ておきたい。

ドミノ とんでもないスピードで紡ぐ90分、まさに催眠術に掛けられてしまったかのようだった…


【🎦32 2023/11/4鑑賞】 刑事のダニー・ローク(ベン・アフレック)の一人娘ミニーの行方がわからなくなり、彼は心身のバランスを崩していた。そんな折、銀行強盗を予告する匿名の通報が入り、銀行の外にいた怪しげな男(ウィリアム・フィクトナー)を見つけたダニーは、犯人より前に貸金庫を開ける。中には行方不明のミニーの写真が入っており、そこには「レヴ・デルレーンを見つけろ」と書いてあった。その後ダニーは、二人の警官と共に男を追って屋上へとたどりつく。


 行方不明の娘を捜す刑事が、現実と見まがう世界に入り込んでいくサスペンス、銀行強盗の現場である男を見つけた刑事が、その男を追って不思議な世界に足を踏み入れるという映画。
原題は「HYPNOTIC」([US] hipnɑ́tik | [UK] hipnɔ́tik 、日本語訳では「①睡眠薬、催眠剤、②催眠状態の人、催眠術にかけられている人 ③催眠術にかかりやすい人」だそうで、このことを鑑賞前に知っておきたかった。


 幻想と現実が入り混じる「インセプション」的な世界観に、同じくベン・アフレックが主演した「ベイチェック/消された記憶」の脳をいじくって記憶を消すという要素を物語に溶け込ませ、というとてもややこしいお話しが、とんでもないスピードで紡がれる90分…。
視覚的スペクタルが満載で、思わぬ方向に次々と話が展開し、しかし先読みは次々に裏切られる。
それでいてそれを、最近の映画ではとっても短い、たった90分に押し込んでいるんやから、物語のテンポの速さはやばすぎる。
ネタバレにはならないと思うが、あとで考えると「だからこの映画の設定はこうなのよ~」ってのが、映画の冒頭近くで示されていたが、もしその時に気付いていたとしても、きっとそれでも欺されていたんやろう。
ツッコミどころ、これも後で思えばいろいろあった気もするが、とにかく細々と考える暇を与えてくれないんやから、無理。
とにかく欺されまくったことを素直に楽しんでおこう。

 まさに催眠術に掛けられてしまったかのようだった…ので、今の自分の感想が的確かどうかも自信がない…。


ゴジラ-1.0 史上最高に怖くて最強のゴジラさんにとっては不甲斐ないあつかいで、ほんとにごめんなさい。


【🎦31 2023/11/3鑑賞】出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。しかし、これから国を立て直そうとする人々を脅かすように、謎の巨大怪獣が現れて……残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

 「ゴジラ」シリーズの70周年記念作品で、山崎貴が監督、脚本、VFXを担当するパニックムービー、戦後、焼け野原となった日本にゴジラが現れ、戦争の惨禍を生き抜いた主人公らに襲い掛かるという映画。


 第2次世界大戦で、日本は核兵器という怪物に広島・長崎が見舞われたが、大戦終結後の世界では、アメリカとソ連の対抗関係を基軸の東西冷戦により両勢力は相互に恫喝しあうかのように核兵器開発を推進し、そんな中で起こった悲劇が1954年3月のアメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験により日本のマグロ漁船「第5福竜丸」被爆事件だった。
日本にとってはヒロシマ・ナガサキに続く、3度目の核兵器による被害だった。
で、「ゴジラはもともと、深海で生き延びていた約1億4000万年前の恐竜だったが、度重なる水爆実験によって眠りからさめ、水爆エネルギーを全身に充満させた巨大怪獣となって人類に襲いかかる」という基本設定があって、ここが非常に重要な軸だったはず。
ゴジラは、時代時代で破壊者から守護者やヒーローまで様々な顔を見せているが、そのゴジラの生誕というエピソードにより、反戦・反核というメッセージや、権力者や政治への批判を込めているものというのが、これまで大切にされてきた重要なテーマだった。
この作品では、第二次世界大戦直後という大胆な時代設定にしたせいで、「ビキニ環礁水爆実験」の「大戸島」の取り扱いがおかしくなってしまったので、昔からのゴジラファンにとってはかなりの大混乱に陥れられるってことで、ドン引きだ。


 一方で、今作では、大日本帝国憲法の下、先の無謀な指導者の盲動による戦争でこの世の地獄を経験し、多大な犠牲を払った日本人のトラウマを具現化しつつ、その対抗軸にゴジラを配したということでは、あるいは重い。
不気味に戦前回帰が進んでいく現代日本への警鐘かのように、戦前・戦中の日本政府が、国民の目を真実から逸らし、人命を粗末に扱ったに対する恨みと憤りを、描いているという点ではメッセージを感じる。
しかも、観る者に有無を言わさぬ恐怖を与えるのがモンスター映画の必須条件であるとすれば、本作のゴジラは未だかつてないほど強すぎて残酷すぎて、圧倒的な絶望であり、容赦がなさすぎた。
自衛隊が出来る前という時代設定のせいで、これまでのゴジラ映画では大活躍した自衛隊ではなく、戦後復興を遂げつつある平和な日本で、日本国民を自衛ということで守るためにいまだ戦争の悪夢に囚われた元日本兵たちが立ち向かうという図式にしてしまったのも、あの暗黒の軍事主義的な時代への復古を全否定しているかのようだ。
さらにゴジラが放出する放射火炎が今作では、完全に原水爆兵器による爆発を呈しており、広島・長崎では、爆発に伴って熱線と放射線、周囲の大気が瞬間的に膨張して強烈な爆風と衝撃波を巻き起こし、その爆風の風速は音速を超えたという状況に加え、「黒い雨」などの放射性降下物(フォールアウト)も恐怖的に描いていた。


 と、いろいろなんとか褒めるべき部分を見つけてみたが、実は、そんなことは一生懸命良いところを探してみて感じたことであって、B級怪獣映画に適当に添えられた物語程度の浅すぎるストーリーと脚本で、実際は突っ込みどころも満載すぎて、ほんとに悲しくなる。
映画というエンターテイメントとして見れば、ゴジラの造形やCGはこれまででは最高の品質だと思ったし、神木隆之介と浜辺美波のペア主演はどうしようもない脚本や演出の中であっても、ちゃんと良い演技をしていたんやけど…。
ゴジラさんもめっちゃ怖くて強かったのに、とっても不甲斐ないあつかいで、ほんとにごめんなさい。


ザ・クリエイター/創造者 アメリカの過去現在未来を全否定するための映画だったのか💦


【🎦30 2023/10/29鑑賞】 2075年、人間を守るために開発されたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こした。人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュアは、人類を滅亡させる兵器を創り出した「クリエイター」の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女アルフィーだった。ジョシュアはある理由から、暗殺対象であるはずのアルフィーを守り抜くことを決意するが……。

 人類とAIの戦いが勃発した近未来を舞台に描くSFアクション、危険なミッションに挑んだ退役軍人が、潜入先でヒューマノイドの少女と出会うという映画。
ハリウッドの俳優と脚本家がストライキを起こした今年、AIというテーマはこれまで以上にタイムリー。
進化したAIの受容をめぐるというテーマの映画はこれまでもたくさん有ったし、現実社会でも進化したAIに多くの職業が取って代わられて、人間の職域が減少していく不安もよく話題になっている。
しかしこの映画は、人間(アメリカなど西側)が悪で、AIが善という構図で描かれているところが重要。
ある意味、人間 vs AIではなく、覇権争いをしている国 vs 日本・韓国・中国を除くアジアなどのその他の国(アフリカや中南米も含んでいるかも)という対立を軸として、近未来シミュレーションを緻密に描いているのかも知れない。


 それなりの予算で、いや、昨今の対策に比較するとかなりの低予算で、とんでもないヴィジュアルを生み出すコスパの良さはさすが、ギャレス・エドワーズ監督。
東京や、カンボジア、インドネシア、ネパール、タイ、など世界8ヵ国でロケを敢行し、舞台となる近未来のニューアジアのビジュアルを作り込んだという、まさに東南アジアの豊かな自然と伝統と超進化型AIが共存する近未来世界は素晴らしく美しく饒舌で、そこに覇権国家の近未来的ギミックな武力が侵攻してくるというのは、とてつもなくリアルで、どっぷりとSF世界に没入してしまう。
ある意味、変わらないものと激変したもののブレンド具合がリアルで、暗に多様性の共存を問いかけているのだろうか。


 そして、かつてのベトナム戦争やアメリカが生む暴力と憎しみの連鎖、そして現在の世界情勢への皮肉や批判が強烈で、さらに未来を歪めるかも知れない不都合な真実。
ここまで自国であるアメリカを批判するメッセージ込められているとしか思えないハリウッドの気合いと気概にリスペクトした。
一方で、政府や経済観にひれ伏す日本のマスコミやエンタメを痛烈に批判したい。


 ところで、この映画には、軸たるストーリーとは別に、主人公の失われた恋をベースにした喪失と追求のドラマという、そこがとっても面食らうほどのロマンチックなロードムービー的な展開という要素も用意されていた。(この映画は元々タイトルを「True Love」としていたが、なぜか「The Creator」に変更されたそうで、「True Love」の方が本作にあっていたかもと思うくらいだ)
ギャレス・エドワーズ監督の視点はある意味独特で深すぎて難解でもあって、どこで共感できるかは人によるだろうが、自分にとって、これほどまでに感情移入させる物語は珍しいかった。
可能な限り大きなスクリーンで、画と音の良いシアターで、観て欲しい作品だ。


アナログ ん?主役はあの二人ではなくて実はあっちの二人やったのかも❗


【🎦29 2023/10/29鑑賞】 デザイナーの水島悟(二宮和也)は自身が内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で美春みゆき(波瑠)と出会う。手作りの模型や手書きのイラストなどにこだわる悟は、携帯電話を持たないみゆきに自分と似たものを感じる。悟とみゆきは、毎週木曜にピアノで会い、ゆっくりと距離を縮めていく。しかし、みゆきは突然店に姿を見せなくなる。

 ビートたけしによる初の恋愛小説「アナログ (集英社文庫)」を、二宮和也と波瑠の共演で映画化したラブストーリー、携帯電話を持たない女性と彼女に思いを寄せる男性が、毎週木曜日に同じ喫茶店で会うことを約束するという映画。


 自分は観たいわけはなかったが、妻が観ようっていうので鑑賞。
大人のファンタジーに仕上げましたってなのが狙いだったのかも知れないが、あまりに意外性のないベタすぎる展開には、白けきってしまう…。
観ている方が、展開を想像したり、行間を読み込んだりする余地が全くなく、淡々と描かれている場面だけをそのまま強制的に受け入れさせられる。


 泣かせてやろう、泣かせてやろうと制作者はめっちゃ力んでいるのに、観ている方にとっては涙の一滴も出ない純愛メロドラマであって、それはそれで悲しい。
しかし、桐谷健太&浜野謙太の悪友コンビを主役と思ってみれば、良いあんばいのコメディ映画だったので、もしかしたらこの映画の本質は、そこだったのかも…😓

録画したテレビ放映の映画とか、NET配信の映画とかも、老後のために記録しておこうかな(2023年8月7日~10月9日)


カールじいさんの空飛ぶ家 2009年 TV(亡き妻エリーとの思い出が詰まった家にひとり静かに暮らしている78歳のカールじいさん。エリーの生前、幼なじみだった2人は世界中を飛び回る冒険家チャールズ・マンツにあこがれ、いつか南米の秘境「パラダイスの滝」に行こうという約束をしていた。そして、周囲の再開発で静かな生活が失われそうになったある日、カールはエリーとの約束を果たそうと、パラダイスの滝を目指して人生最後の大冒険に出ることを決意。家に大量の風船をつけて大空へと飛び立つ。) 前半部分の印象が強かったけど、改めて観てみると、後半部がこの物語の本質だったのか~。

映画 ネメシス 黄金螺旋の謎 2023年 JAL(探偵事務所ネメシスに、誘拐されたペットの犬を奪い返してほしいとの依頼が飛び込んでくる。かつてない超高額な報酬を前に、早速調査を開始したアンナと風真だったが、「窓」と名乗る正体不明の男が現れてから、大切な仲間たちが次々と生命の危機にさらされていく。) ドラマシリーズは全話観たが、もひとつ入り込めなかったのが正直なところ。で、じゃあ映画版を観たところで、それはやっぱそうやな。でもすずちゃんらしくないこの広瀬すずちゃんはやっぱ可愛すぎるけど。ドラマもそれだけが理由で見ていた気がする。

ルパン三世 2014年 TV(世紀の大泥棒、ルパン三世と仲間たちは、“その所有者は世界を統べる”と言われる宝物、クリムゾンハート・オブ・クレオパトラに狙いをつける。鉄壁のセキュリティを誇る超巨大要塞型金庫“ナヴァロンの箱舟”に収められている宝物を盗み出そうとするが、軍隊レベルの強敵や、宿敵である銭形警部が立ちはだかる。) 半年前に録画してあるのを観たのに、それを忘れてまた録画してみてしまった。「老後のために記録」どころか明日のための記録になってしまっている…😱


大怪獣ガメラ 1965年 TV(大映が初挑戦した怪獣映画「ガメラ」シリーズの記念すべき第一作!北極の地下で冬眠していたガメラが原爆実験の衝撃で蘇える。のエネルギー源である炎を求めて発電所に向かう。 それに対して世界中の科学者がガメラ地球から守るためのある計画を実行するが…。) 俺の産まれた年の映画だったのか~。自分は小さい頃、ゴジラよりガメラ派やってんなぁ。

ドライビング Miss デイジー 1989年 TV(有色人種に対する差別が当たり前だった1948年、ジョージア州アトランタ。元教師である老いた未亡人デイジーが自分で運転する自動車で事故を起こしかけたため、その息子ブーリーはホークというアフリカ系の運転手を雇う。老いたのを認めたくないデイジーは最初ホークを疎んじたが、ホークの誠実な人柄に気付いていくうち、2人の間のわだかまりは小さくなっていき、それから25年間、2人は友情の関係を続けていく……。) アカデミー賞で作品賞など4部門に輝いたヒューマンドラマの秀作。年老いたユダヤ人女性とその運転手である黒人男性が織り成す25年間の交流というか駆け引きが沁みる。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 2018年 TV(見るもの全てが魔法にかかる−−6歳のムーニーと母親のヘイリーは定住する家を見つめ、「世界最大の夢の国」フロリダ・ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで、その日の暮らしの生活を送っている。 シングルマザーで職なしのヘイリーは厳しい現実に苦しむも、ムーニーから見た世界はいつもキラキラと輝いていて、モーテルで子供たちと冒険に満ちたでも、ある出来事がきっかけとなり、いつまでも続いていると思っていたムーニーの夢のような日々に現実が影を落としていく—) カラフルな風景の広がるフロリダの安モーテルを舞台に、貧困層の人々の日常を6歳の少女の視点から描いた人間ドラマ、深いぞ!


ルパン三世 VS 名探偵コナン 2009年 TV(ヴェスパニア王国のサクラ女王とその息子・ジル王子が猟銃事故で死亡し、その悲劇的なニュースが世界を駆けめぐった。サクラ女王の長女・ミラ王女が次期女王の座につくことになったが、その王位継承をめぐって争いが起きる。その争いにコナンと蘭が巻き込まれてしまった。ミラ王女に容姿がそっくりな蘭が、ミラ王女の身代わりとしてヴェスパニア王国に連れ去られてしまったのだ。ちょうどその頃、ルパンはヴェスパニア王国に伝わる“クイーンクラウン”を盗む計画を立てていた……。それぞれの想いを胸にヴェスパニア王国へやってきたルパンとコナン。果たしてルパンはお宝を手にいれることができるのか?またお宝“クイーンクラウン”の隠された秘密とは一体?そして、コナンは一連の事件の裏にある大きな陰謀を暴き、真犯人を見つけ出すことができるか?) ははは~、ルパン一家とコナン君らが一緒に活躍してるねんけど~😊単純におもろい❗

シャーロットのおくりもの スペシャル・コレクターズ・エディション 2006年 TV(農場の娘ファーンに育てられた子ブタのウィルバーは、自分がいずれクリスマス用のハムとして食卓に乗る運命にあることを知る。脅えるウィルバーを、納屋に住むクモのシャーロットが励ますが……。) 原作が良いから良い映画ながら、吹き替えの台本が酷いなぁ、声優はいいのに…。

アイ・アム・ディナ 2002年 amazon(1860年代のノルウェー北部の氷河にあった村で、裕福な家に生まれた少女ディナ。多感で誰の指示にも従わず、無性化していく中で、父の友人ジェイコブが推薦した家庭教師のロックによりチェロを学び、合理性をどんどんしていく。の激しい女性に成長。 でも友人は幼馴染の使用人のトーマスだけ。父に負けられ、さらなる喪失感に苦しむディナは、彼女の美しい外見に惹かれた父親ほど年上の裕福なジェイコブとの結婚を強いられる。) ラスト10分くらい前に、字幕なしで見ていたことに気付いた…。が、なんとなくわかったのが不思議。⬅ほんとうか?


ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 2023年 JAL(ニューヨークのブルックリンに暮らす配管工のマリオと弟のルイージは、水道管の修理中に謎のパイプを通じて不思議な世界に迷い込んでしまう。キノコ王国にたどり着いたマリオは、離れ離れになったルイージを捜すことを決意。一方、ルイージは闇の国を支配するクッパに捕らえられていた。マリオはキノコ王国の統治者ピーチ姫の訓練を受け、才能を開花させていく。) やっぱでかい画面で見ないとこの作品の良さは伝わらないなぁ。

そして、バトンは渡された 2021年 Netflix(血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。) 役者の個性がみんな強すぎて、物語の良さが薄まってしまってるがな~。そしてラストを変えてしまったのもちょっとなぁ。

ガメラ 大怪獣空中決戦 1995年 TV(太平洋上で巨大漂流環礁が発見された。同じ頃、九州の姫神島で住民が消失する事件が発生。住民は消える直前の無線で、鳥の存在を訴えていた。調査のため島を訪れた鳥類学者・長峰の前に、巨大な怪鳥が姿を現す。一方、海上保安庁の米森と保険会社の草薙は、環礁上で発見された石版の碑文を解読。その結果、環礁はガメラ、怪鳥はギャオスという古代怪獣であることが判明する。全国民が震撼する中、2大怪獣の戦いは九州から東京へと舞台を移し、壮絶な空中バトルが幕を開ける。) ギャオスを、モスラ的な意味を付けたことが、大映vs東映、的にいいのか?設定パクリやんか。


ヒットマン 2007年 TV(冷徹な暗殺者のエージェント47は、標的であるロシア大統領を射殺するが、何者かの密告で、インターポールとロシア連邦保安庁の双方から追われる身に。一体、誰が自分を陥れたのか? 真犯人を探る47は、事件の鍵を握る美しい娼婦ニカと出会う。) なんか妙に華麗でスピーディーなスタイリッシュで、なんかめっちゃかっこいいやんか~!

サイダーのように言葉が湧き上がる 2020年 TV(俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年チェリーは、ヘッドホンで外部との接触を遮断して生きている。ある日彼は、見た目のコンプレックスをマスクで隠す少女スマイルとショッピングモールで出会い、SNSを通じて少しずつ言葉を交わすように。そんな中、バイト先で出会った老人フジヤマが思い出のレコードを探し回る理由を知った2人は、フジヤマの願いをかなえるためレコード探しを手伝うことに。) 若いな~ってな青くて危ういだけじゃなくて、深くてなかなかウィットも溢れる優しい物語で、意外にもおっちゃんはまったわ~。いや、老人フジヤマに感情移入したからか💦

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 1967年 TV(富士火山帯の活動が活発化し、富士山が噴火した。その噴火に導かれてガメラが現れる。ガメラは溶岩を求めて火口の中に消えて行った。富士山噴火の調査団を乗せたヘリコプターが山中から発射された謎の光線によって墜落した。新聞記者とともに事故現場に行った英一は、コウモリのような翼を持った怪獣の出現に遭遇する。) 幼稚園くらいの頃、ゴジラとは上手くやれない気がするけど、ガメラとなら仲良く出来そうな気がして、いつになったらガメラが会いに来てくれるかとずっと思っていたが、この映画のせいだったのか😂


アトミック・ブロンド 2017年 TV(冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。) 物語もアクションもキャストもいいのに、いまいちB級っぽいのはなんでやろ…。

ブリグズビー・ベア 2017年 TV(外の世界から隔絶された小さなシェルターで、両親と3人だけで暮らす25歳のジェームス。子どもの頃から毎週届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、現在はその世界の研究に没頭する日々を送っていた。そんなある日、シェルターに警察がやって来て、両親は逮捕されてしまう。これまでジェームスが両親だと思っていた男女は、実は誘拐犯だったのだ。ジェームスは生まれて初めて外の世界に連れ出され、“本当の家族”と一緒に暮らすことになるが……。) こんな映画だとはつゆほども思わなかったが、意外と深くて刺さる掘り出し物の作品だった!

ワールド・トレード・センター 2006年 TV(2001年9月11日。ニューヨークは、いつもと同じ朝を迎えていた。港湾局警察に勤めるベテラン巡査部長のジョン・マクローリンや、同じく港湾局警察に勤めるウィル・ヒメノをはじめ、警察官たちも普通に業務を開始した。だが、午前8時40分過ぎ、突如、タワー1(北棟)に、アメリカン航空11便が激突した。続いてタワー2(南棟)にもユナイテッド航空175便が激突。アメリカ国民だけでなく世界中の人が我が目を疑った。ジョンたちは、上層階に取り残された人々を避難誘導すべく、さらなる恐怖が迫っているとも知らずに部下たちと共にタワーへ向かった。) こういうのってどこを切り取っても泣く映画になるのだけど…。でも、やっぱ泣けた…😭


ガメラ対宇宙怪獣バイラス 1968年 TV(宇宙の彼方から植民地とする星を求めてやって来たバイラス人は、地球をその目標にした。しかし、バイラス人の宇宙船1号機は地球を目前にして、突如現れたガメラに破壊された。続いて派遣された2号機は、ガメラの過去の戦歴を調べ、ガメラが子供の味方であることを知る。) ガメラシリーズ4作目ながら、これはかなりの低予算で作られ、しかもアメリカテレビ放映契約を締結したことによってかなり制約があったことを今さら知った。実際、前3作に比べて3分の1の予算だったそうだ。茅ヶ崎ロケでは当時上原謙・加山雄三親子が経営していたパシフィックパークホテルが映っているというのはトリビア。「大映新人三人娘」の八重垣路子、渥美マリ、八代順子が出ていて可愛かったがその後は鳴かず飛ばずだったようだ。

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 1999年 TV(1999年。地球は異常事態に見舞われていた。人を喰う巨大怪鳥ギャオスが、世界各地で大量発生し、被害が急速に拡大していた。女性鳥類学者の長峰真弓は、4年前に人類を恐怖に陥れたギャオスに遭遇して以来、その災禍をくい止めるため、生態研究をすすめていた。しかし、謎は深まるばかりだった。) 冒頭のシーンでギャオスとガメラが渋谷に降臨してしまったら死傷者が15000人…ってのは過小な気もしつつ、そらそうやわなぁ、あんなん災害やん。ガメラもこの頃の描き方になるととってもエヴァンゲリオンでちょっと引いた…。

ブラッド・ワーク  2002年 TV(連続殺人犯の追跡中に心臓発作で倒れたFBI心理分析官の男性。移植手術後に退職し、クルーザーで隠居生活を送っていた彼だったが、ある日、見知らぬ女性がやってきて、彼女の姉を殺した犯人を探す依頼をする。その殺された女性は、彼が移植を受けた心臓の従来の持ち主だった。) クリントイーストウッドがギリ若い(笑)しかしとんでもないサスペンスだ。さすがの監督、さすがの役者!


ガメラ対大悪獣ギロン 1969年 TV(冒険好きの少年明夫とトムは、不時着した無人宇宙船に乗り込み、太陽を挟んで地球と反対側にある第10惑星に連れ去られてしまう。彼らを迎えた第10惑星人は一見友好的に見えたが、やがて本性を現わし、地球侵略のため少年たちの脳を食べて情報を得ようとする。そこへ地球からガメラが飛来、明夫たちは危ないところを救われる。だが、第10惑星人が繰り出した大悪獣ギロンの猛攻で、さしものガメラも深手を負ってしまい……。) 思い出した!子ども頃一番好きな怪獣は大悪獣ギロンやった!

追憶の森 2016年 TV(富士山の北西に広がる青木ヶ原樹海。そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサー(マシュー・マコノヒー)は、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めてさまよう日本人タクミ(渡辺 謙)と出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。) 日米合作で無くてよかった…自殺の名所と言われる富士山青木ヶ原樹海を舞台にしているが、軸となる夫婦のお話は素敵なのに、しかし、死に場所をなんで日本を選ぶねんってところで大ブーイング。

ロゼッタ 1999年 TV(トレーラーハウスで母親と二人暮らしをしているロゼッタは、ある日働いていた工場を突然クビになってしまう。彼女は持病の腹痛と戦いながら必死で生活しようとするが、なかなか思うようにいかない。) 、1999年のカンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞し、更に主演のエミリー・ドゥケンヌが女優賞を勝ち取ったらしいが、納得。ロゼッタが売春や生活保護を拒むのは、彼女がただ単に生存することではなく、一個の人間として生きることに意味を見出しているがゆえだと思うが…。こんな貧困の問題は他所の国の話しではなく、今の日本でも、三食を食べられない子どもが増えていて、国が(自民党政権)放置しているから、見るに見かねて、全国に7,363箇所(2023年2月 確定値)も営まれている状況なのだが…。どうやったら、変わるのかってのは簡単だ。みんなが投票に行って、自民・公明・維新・国民の自国維公以外に投票すればいいねん❗


ロミオ・マスト・ダイ 2000年 TV(オークランドで黒人系ギャングと中国系マフィアの抗争が激化し、中国系組織のボスの息子ポーが殺される。元刑事で香港の刑務所に服役していたハンは、弟ポーの死を知って脱獄を決行する。すぐさま渡米したハンは単独で事件の真相を探るが、謎は深まるばかり。そんな彼の協力者として現れたのが、黒人組織のボスの娘トリシュ。両組織の無意味な抗争に終止符を打つため、ハンと行動を共にする。) とにかくジェット・リーが格好良すぎて、アリーヤが可愛すぎる💖アメリカ映画ながらお話はとっても香港的ww

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 2007年 TV(両親の訃報を受け、東京から山間の田舎に戻った姉・香澄。家には母の連れ子だった兄・穴道、その嫁・待子、そして内向的な妹・清深がいた。女優を目指し、家族の反対を押し切って上京したものの、その超ゴーマンな性格が災いし、女優活動も頭打ち。そんな姉の帰省により、沈殿していた姉妹の関係は一気に爆発炎上、周囲の人々もその渦の中へと巻き込まれていく。) 普通に見える家族でも、家の中には異常な事態が起きているてのはどこの家庭でもありえることだと思うけど、しかしこの家庭はブラックすぎて笑える…💦オタクながら実はとってもしたたかな妹役の佐津川愛美が怪演❗

北斗の拳 1995年 TV(南斗聖拳の達人・シンによって、父にして北斗神拳のマスターであるリュウケンを殺されたばかりか、最愛の人・ユリアを攫われてしまったケンシロウは、一人絶望の荒野をさまよっていた。同じ頃、シンが統治するサザンクロスの町から派遣されたクロスマンと呼ばれる軍隊が、パラダイスバレーの人々を苦しめていた。住民が守る汚染されていない水をめぐって、殺戮を繰り返すクロスマン。今や住民の怒りは頂点に達していた。だが、殆ど武器を持たないパラダイスバレーの人々にとって、彼らに対抗する術は無いにも等しかった。) 原作に忠実であって欲しいってポイントをわざとなのかめっちゃ外していて「なんでやんっ💢」ながら、しかし何となくそれっぽすぎるのがもっと腹が立つ😠ユリヤがまさかの鷲尾いさ子、まぢかっ😍


月 観る者に非常に覚悟がいる映画だったが、作り手の覚悟もすさまじい


【🎦28 2023/10/14鑑賞】 堂島洋子(宮沢りえ)は、作家として成功を収めていたがスランプに陥ったことを機に重度障害者施設で働き出す。陽子(二階堂ふみ)、さとくん(磯村勇斗)といった同僚と共に入所者たちの対応にあたる洋子は、自分と生年月日が一緒の入居者きーちゃんと親身になっていく。そんな中、ほかの職員による入所者への冷淡な扱いや暴力を知ったさとくんが、自身の抱く正義感や使命感を増幅させるあまりに、ある行動に走る。


 辺見庸の小説「月 (角川文庫)」を実写化したドラマ、重度障害者施設で働く元作家の女性が、同僚の男性が抱く正義感や使命感が思わぬ形で変容していく様子を目の当たりにするという映画。

 相模原やまゆり園の入所者殺傷事件をモチーフにしたものだが、観る者に非常に覚悟がいる映画だった。
しかも自分の場合、一切の予備知識なく観てしまったものだから、この映画の描こうとしていることがだんだんわかってきたときの衝撃は…。


 日々生きていく中、見たくないもの、触れたくないもの、を描くキャスト・スタッフの覚悟。
真実と嘘、夢と絶望、理想と現実など二律背反が渦巻いていて、人間として全否定される感覚を味わい、自分こそが何で生きているのか問われる恐ろしさを思い知らされる。
どんな言葉も届かぬ凄まじい映画で、鑑賞後の今もどうしよもない、消化しきれない感情が渦巻いている。
人間とは、尊厳とは、倫理観とは、いくら考えてもはっきりと答えは出るわけないのだが…。


tag : #月#宮沢りえ#辺見庸

沈黙の艦隊 原作の時代背景と違い、今の時代だとさらにリアリティが増しているということが怖い…


【🎦27 2023/10/7鑑賞】 海上自衛隊の潜水艦がアメリカ軍の原潜と衝突し、艦長・海江田四郎(大沢たかお)ら全乗員76名が死亡したと報じられる。だが乗員は生存しており、事故は彼らを日米極秘開発の原潜シーバットに乗務させるための偽装工作だった。シーバット艦長に任命された海江田は、シーバットに核ミサイルを搭載し、潜航中に許可なくアメリカ艦隊の指揮下から離脱して姿を消す。アメリカがシーバット撃沈を決める中、海自のディーゼル艦たつなみの艦長・深町洋(玉木宏)はアメリカより先にシーバットを捕獲しようと動く。

 モーニングコミックスで1988年から1996年まで連載された、かわぐちかいじのコミック「沈黙の艦隊<」を実写化したポリティカルアクション。
日本とアメリカが極秘開発した原子力潜水艦が、所属するアメリカ艦隊の指揮下を離れて姿を消すという映画。


 海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」。
潜水艦戦を描いた戦記物に、核戦争や国際政治等の問題提起を絡ませ、各方面から注目を集めた原作だった。
潜水艦小説や映画にはハズレ無しという説があるんだが、とにかく本作もそんな一本と言って良いということを先に書いておくが、とにかくそこに尽きるのだ。


 玉木宏の潜水艦映画としては「真夏のオリオン」ってのがあったが、彼の演技はあのまんま、しかし大沢たかおが演じる「海江田四郎」はちょっと優しさや微笑みが足らない気がしても、ほぼほぼ原作のキャライメージを体現していて納得。


 足掛け8年・全32巻という長期に渡って連載された物語で、しかし劇中で実際に経過した時間はわずか2ヶ月だったのだが、そんな壮大な物語を2時間弱の尺で、どこまで映画化できるか気になるところだった。
そこ、やっぱり4巻くらいまでのおはなしを2時間弱に納めたに過ぎず、こりゃ、続編があと3つくらい続かないと収まらないかも💦
政府の陰謀を訝る報道ニュースキャスター市谷裕美を演じる上戸彩はざっくり2シーンしか登場できていなかったが、今後、出てくるよ(笑)
でも、自分的には「たつなみ」の副長で深町の右腕である速水貴子を演じる水川あさみの程よい存在感が今後の展開的では楽しみだ。


 今の日本の政権が、日本国憲法をないがしろにして、違憲である安保法制の改悪、敵基地攻撃能力の保有、武器輸出の解禁、防衛費の大幅増などなどで、大日本帝国時代の戻そうとしている昨今、戦後から次の戦前かとも言われている。
この映画の原作の時代背景と違い、今の時代だとさらにリアリティが増しているということが怖い。


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